県内に3か所ある「支倉常長」の墓
常長公の墓は、宮城県内の3か所にあります。
① 光明寺(仙台市青葉区北山)
北山五山の一つ「光明寺(こうみょうじ)」の境内にあります。北山五山とは、仙台開府の際に伊達政宗公によって創建された、5つある臨済宗の寺院です。詳しくは下記記事をみてください。
住所:
宮城県仙台市青葉区青葉町3-1
アクセス:
【公共交通の場合】
JR仙山線「北仙台駅」より徒歩約5分
仙台市営地下鉄南北線「北仙台駅」より徒歩約5分
【クルマの場合】
東北道「仙台宮城」ICより約20分
駐車場:
無料/数台
② 圓福寺(川崎町支倉)
柴田郡川崎町にある「圓福寺(えんぷくじ)」は、常長公の菩提寺です。常長公の墓と、同行したと思われるキリシタンの墓「いかり印の墓」もあります。
近くには常長公ゆかりの「上楯城」、飲食店や野菜の直売所などがある「イーレ!はせくら王国」があるので、あわせて訪ねてみてはいかがでしょうか?
住所:
宮城県柴田郡川崎町支倉宿154
アクセス:
【公共交通の場合】
JR「仙台」駅前よりタケヤ交通の西部ライナー「かわさきまち」行きに乗車(約78分)-「かわさきまち」下車-川崎町役場よりタクシーで約12分
【クルマの場合】
東北道「村田」ICより約15分
駐車場:
無料/約10台
③ 西光寺(大郷町東成田)
大郷町の「支倉常長メモリアルパーク」の敷地内にあります。入口には常長公の銅像が立ち、奥へ進むと常長公の墓がひっそりと佇んでいます。
支倉常長メモリアルパークについては知りたい方、ぜひ下記記事をみてください!
住所:
宮城県黒川郡大郷町東成田山合4-1
アクセス:
【公共交通の場合】
JR東北本線「品井沼」駅よりタクシーで約20分
【クルマの場合】
三陸道「松島大郷」ICより約10分
駐車場:
無料/10台
江戸時代、世界の大帝国と交渉した侍
キリスタン弾圧が高まる中、7年の歳月を経て帰国を果たした支倉常長公。使節団全員が帰国したわけではなく、スペインや途中のメキシコ、フィリピンで帰国を断念したメンバーもいたようです。
使節団が持ち帰ってきた文物は、幕府によって厳重に封印されることとなり、さらに彼らの業績も歴史の闇に葬られてしまいました。
使節団の偉業が公となるのは、およそ250年後の1873年(明治6)。岩倉使節団がイタリアのヴェネツィアで常長公の書状を発見したことで明らかになりました。
慶長遣欧使節に関しては、宮城県石巻市に「宮城県慶長使節船ミュージアム サン・ファン館」があります。
船上での生活や旅路の様子を、展示パネルやシアターで紹介しています。詳しくは下記記事をみてくださいね。