開湯から千年の歴史を持つ「鳴子温泉」
宮城県北部、大崎市の山間に位置する「鳴子温泉(なるこおんせん)」。
5つの温泉(鳴子・東鳴子・川渡・中山平・鬼首)からなる鳴子温泉郷の中心的存在であり、秋保温泉(仙台市)、飯坂温泉(福島市)とともに奥州三名湯として知られています。
そんな鳴子温泉には数多くの温泉宿があり、日帰り入浴を受け付けている施設もあります。手ぶらで入浴できる所もあり、気軽にふらっと立ち寄れるのもポイント。
この記事では、鳴子温泉の日帰り入浴施設を、最寄りの鳴子温泉駅より近い順に紹介します。
外湯めぐりするなら「湯めぐりチケット」がおすすめ!
日帰り入浴施設を紹介する前に、複数のお風呂を楽しみたい方は、「湯めぐりチケット」の購入がおすすめです。
チケットには6枚のシールが付いており、対象施設ごとに決められたシールを渡して入浴するシステム。1ヶ所当たりシール1枚というわけではなく、旅館によって支払うシール枚数が異なります。
現金で支払うより入浴料がオトクになり、シールは6ヶ月間有効です。1回の旅行で使わずとも、6ヶ月以内であれば残りのシールも利用できます。
販売場所:
JR陸羽東線「鳴子温泉」駅舎内の観光案内所
料金:
1,300円
問合せ:
0229-83-3441(観光・旅館案内センター)
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ページ数:124p
日帰り入浴できる旅館・ホテル4選
※記載の料金は、すべて税込となります。
①源蔵の湯 鳴子観光ホテル
400年の歴史を誇り、変わらぬ伝統のおもてなしを大切にしている老舗の「源蔵の湯 鳴子観光ホテル」。
創業当初から守り継がれている自家源泉は、古より「美肌の湯」として愛され続けています。
ほのかな硫黄臭と、乳白色やエメラルドグリーンなど日によって変化する湯色が特徴です。
男湯は旧屋号にちなんだ「源蔵の湯」、女湯は源義経の想い人・静御前(しずかごぜん)の名を冠した「静香の湯」。それぞれに広々とした内湯、檜の露天風呂があります。
ハンドタオル(入浴料込み)、バスタオル等(有料)のレンタルあり。手ぶらで日帰り温泉入浴を楽しめます。
注1) 館内メンテナンス等の理由により、お休みさせていただく場合がございますので、お出かけ前にご確認のうえご来館くださいませ。
注2) 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、状況により入場制限をさせていただく場合がございます。
【鳴子観光ホテルの基本情報】
営業時間:12:00~14:00(受付13:30)
料金:大人1,100円、小学生550円、未就学児無料
アクセス:
【公共交通の場合】
JR陸羽東線「鳴子温泉」駅より徒歩約2分
【クルマの場合】
東北道「古川」ICより約35分
駐車場:150台/無料
HP:
https://www.narukokankouhotel.co.jp/
②鳴子ホテル
鳴子温泉駅から徒歩5分ほど、心身を癒す湯治文化を伝承する温泉宿「鳴子ホテル」。
温泉は、とろりとした湯ざわりが特長の硫黄泉。古い角質を落としてくれるため、美肌効果が期待できるそう。
また外気や湿度で湯色が変わるため、透明、乳白色、鶯色など、訪れた日によって湯色が異なるのも特徴です。
鳴子ホテルは多彩なお風呂が自慢で、なかでも「芭蕉の湯」は鳴子温泉一の大きさ! のびのびと足を延ばせて、しっかり疲れを癒してくれます。
写真上は大浴場檜風呂「玉の湯」。ほかにも高野槇桶露天風呂(写真下)、青畳石露天風呂などがあります。
ボディタオル(無料)、バスタオル(有料)のレンタルあり。手ぶらで日帰り入浴を楽しめます。
※大浴場清掃日等によりご利用頂けない場合がございます。当日、必ずお電話にてご確認の上ご来館をお願い致します。
【鳴子ホテルの基本情報】
営業時間:11:00~15:00(定休日なし)
料金:大人1,100円、小人・小学生660円
アクセス:
【公共交通の場合】
JR陸羽東線「鳴子温泉」駅より徒歩約5分
【クルマの場合】
東北道「古川」ICより約35分
駐車場:55台/無料
HP:
https://www.narukohotel.co.jp/
③大江戸温泉物語 鳴子温泉 ますや
鳴子温泉駅から徒歩5分ほど、温泉街の中心部にある「大江戸温泉物語 鳴子温泉 ますや」。
温泉はもちろん源泉かけ流しで、硫黄の香りがする肌に優しい美肌の湯です。
※加水・加温・一部循環しております。
日帰り入浴でも露天風呂を利用でき、美しい山河をのぞめる絶景風呂を堪能できます。
ガラス張りの窓から温泉街を一望できる大浴場、開放感抜群の露天風呂、壮大な山並みを望む展望風呂、薬湯風呂など、多彩なお風呂が魅力的。
バスタオル、フェイスタオル等の貸し出し(有料)があるほか、女性に嬉しい基礎化粧品などのアメニティも充実しています。
※薬湯釜風呂は温泉ではございません。
【大江戸温泉物語 鳴子温泉 ますやの基本情報】
営業時間:14:00~18:00(最終入場17:30)
※火曜日、木曜日は15:00~
料金:
大人(平日)950円(土日祝)1,060円
小人・小学生(平日)440円(土日祝)550円
※小学生未満は無料
アクセス:
【公共交通の場合】
JR陸羽東線「鳴子温泉」駅より徒歩約5分
【クルマの場合】
東北道「古川」ICより約45分
駐車場:
施設より徒歩5分の「湯めぐり駐車場(町内の無料駐車場)」を利用してください。
HP:
https://masuya.ooedoonsen.jp/
④大江戸温泉物語 鳴子温泉 幸雲閣
ますやと同じ、大江戸温泉物語が経営する「大江戸温泉物語 鳴子温泉 幸雲閣」。
日帰り入浴は6階にある大浴場を利用でき、大きなガラス張りの窓からは鳴子の雄大な山々をのぞめます。
温泉は、黒い湯花が舞うめずらしい「黒湯」。とろりとした湯ざわりが特長で、美肌の湯ともいわれています。
ベビーバスもあるので、小さい子ども連れも安心! バスタオル200円(貸出)、フェイスタオル100円(販売)があり、手ぶらで日帰り入浴を楽しめます。
また平日限定・完全予約制で、夕食バイキングと日帰り入浴がセットになったプランもあります。観光を楽しんだ後、ゆっくりと温泉とグルメバイキングを楽しめるのも、大江戸温泉物語ならでは。詳細は公式HPを確認してください。
【大江戸温泉物語 鳴子温泉 幸雲閣の基本情報】
営業時間:15:00~18:00(最終入場17:30)
料金:
(平日)大人950円、子ども(小学生)440円
(土日祝)大人1,060円、子ども550円
アクセス:
【公共交通の場合】
JR陸羽東線「鳴子温泉」駅より徒歩約15分
【クルマの場合】
東北道「古川」ICより約40分
駐車場:140台/無料
HP:
https://kounkaku.ooedoonsen.jp/
鳴子温泉にある昔ながらの共同浴場2選
共同浴場とは、地元の方が管理している温泉を利用した浴場のこと。地元の方だけでなく観光客向けに一般開放されており、低価格で入浴できるのが魅力です。
①滝の湯 共同浴場
JR鳴子温泉駅から徒歩6分ほど、鳴子温泉のシンボルともいえる「滝の湯 共同浴場」。鳴子温泉神社の御神湯として千年の歴史を持つ古湯です。
白濁したお湯と板張りの浴槽が、タイムスリップしたかのような雰囲気を醸し出しています。
「滝の湯」は硫黄泉で、源泉かけ流し。皮膚の角質を溶かして肌を滑らかにする作用があるといわれています。
浴槽は、あつ湯とぬる湯の2種類。シャンプーや石鹸はないため、純粋に入浴を楽しみたい方向けです。
【滝の湯 共同浴場の基本情報】
営業時間:7:30~21:00
料金:大人200円、子ども100円
アクセス:
【公共交通の場合】
JR陸羽東線「鳴子温泉」駅より徒歩約3分
【クルマの場合】
東北道「古川」ICより約40分
駐車場:「鳴子温泉ゆめぐり駐車場」や「鳴子温泉駅前駐車場」を利用
HP:
https://www.city.osaki.miyagi.jp/kanko/atatamaru/1/5543.html
②早稲田桟敷湯
戦後間もない頃、早稲田大学の学生が掘削の実習で堀り当てた温泉が「早稲田桟敷湯」です。建物全体が黄色という一風変わった外観が目をひきます。
浴場は吹き抜けのように天井が高く、浴室が広く感じられる空間。また入浴料+1,100円で貸切露天風呂の利用もできます(50分)。
休憩利用できる桟敷もあるので、湯上りに少し休んでいけるのもポイントです。
ボディソープ、シャワー設備有り。シャンプーやリンス、ドライヤー、タオルは有料。
【早稲田桟敷湯の基本情報】
営業時間:9:00~21:30
料金:大人550円、子ども330円
アクセス:
【公共交通の場合】
JR陸羽東線「鳴子温泉」駅より徒歩すぐ
【クルマの場合】
東北道「古川」ICより約40分
駐車場:なし(鳴子温泉湯めぐり駐車場を利用)
HP:
https://www.city.osaki.miyagi.jp/kanko/atatamaru/1/5251.html
鳴子温泉の日帰り温泉を楽しもう
日帰りでも名湯を堪能できる施設を紹介しました! いずれの施設も駅から徒歩圏内でアクセスでき、また手ぶらで入浴できるため、思い立ったらすぐ行ける気軽さがあります。
宮城の名湯、鳴子温泉をぜひ堪能してくださいね!