高校を卒業したモネが住んだ木材の町、登米市
登米市は宮城県の北部位置する街です。
広大な平野に田園地帯が広がり、古くから米どころとして有名でした。
ドラマで描かれた通り林業も盛んで、登米市には3つの森林組合、原木市場や製材所、木工加工場、木工品の販売店があります。
生産、製材、出荷、加工、販売までが1つの町で完結するのが登米市の林業の強みです。
市内の森林の半分以上がFSC森林認証を取得し、将来に向けた持続可能な林業に取り組んでいます。
大きな風車が印象的な「長沼フートピア公園」
オランダの風景が思い起こされる大きな風車は、ドラマではモネ(演・清原果耶)の職場である米麻森林組合の隣にあり、登米編でたびたび登場します。
特に第5回の終盤、気象予報士の朝岡さん(演・西島秀俊)言われて空を見上げた際に、風車の横にきれいな彩雲が浮かぶシーンは、モネが気象に興味を持つ最初の出来事として印象的でしたね。
羽根の向きはその時々で変わる!
ドラマに登場した風車は、本場オランダから取り寄せられたもので、高さは21.22m。風車の中は展示ホールとなっており解説や模型が展示されています。
風力だけで稼働できるものは日本に数台しかなく、現在は風車技師の手で土・日・祝日のみ稼働しています。
この風車、実はドラマとちょっと異なる点が! ドラマではモネが建物から外に出て丘を見上げると、風車の羽根が写真正面側を向いていたのですが、実際に訪れてみると羽根は真逆の駐車場側を向いていました。
平日は大体写真のように駐車場側を向いているそうですが、土・日・祝日は風車技師の手によって風向きに合わせて風車の上部を回しているのだそうです。
土・日・祝日でも、ドラマで見た向きと同じ写真を撮れるかは運次第ということですね。
ローラーすべり台やキャンプ場も併設
長沼フートピア公園はとても広く、園内には県内最長の111mのローラーすべり台やアスレチック遊具、キャンプ場もあり、子ども連れにおすすめです。
特にローラーすべり台は子どもたちが絶えず列を作って並んでいました。
キャンプも一般キャンプサイトと電源付きのオートキャンプサイトに分かれており、きれいに整備されています。
連休はかなり早くに予約が埋まってしまう場合もあるので注意!
園内では随時イベントも開催されています。
【長沼フートピア公園の基本情報】
住所:
宮城県登米市迫町北方字天形161-84
営業時間:
6:00~21:00 ※公園の営業時間。園内の施設は異なる。
定休日:
公園内 年中無休
キャンプ場エリア 12月中旬~2月末(冬季期間)
公園案内所 12月29日~1月3日(年末年始)
ふるさと物産館 12月31日午後~1月2日(年末年始)
アクセス:
【クルマの場合】
・東北自動車道 「築館」ICから車で約25分
・三陸自動車道 「登米」ICから車で約25分
【公共交通の場合】
・東北新幹線「くりこま高原」駅からタクシーで約30分
・JR東北本線「新田」駅からタクシーで約15分
駐車場:
あり/250台
電話:
0220-22-7600
公式HP:
モネの職場「長沼ボート場クラブハウス」
モネが働く米麻森林組合や菅波先生(演・坂口健太郎)が働くよねま診療所、カフェ椎の実が併設した複合施設「登米夢想(とめむそう)」。
この施設には長沼フートピア公園と隣接している「長沼ボート場クラブハウス」が使用されています。
室内の撮影はセットのようなのでこちらの建物の撮影は外観のみ。木材が使われたおしゃれな建物です。
ドラマでは第1回から、出勤したモネが女性と荷物を運びながら階段を上り、菅波先生と挨拶を交わすシーンで登場しています。
ボート競技の拠点施設
クラブハウスの目の前にある長沼ボート場は、全国で唯一2000m常設コースがあるボート競技場で、東京五輪のボート・カヌーの競技場候補地にも選ばれていました。
クラブハウスはボート競技者や一般の利用者のために、合宿所施設や集会施設、屋外イベントの避難施設として、長沼一帯の環境を向上するために建てられました。
外壁や内装には登米市産の杉材を使用しているそう。
森林組合の建物としてはぴったりですよね。
施設内には集会室兼トレーニング室、厨房や食堂などが備えられており、宿泊も可能です。
しかし、施設の利用受付がない場合は敷地内立ち入り禁止なので注意!
【長沼ボート場クラブハウスの基本情報】
住所:
宮城県登米市迫町北方字天形114-2
アクセス:
【クルマの場合】
・東北自動車道 「築館」ICから車で約25分
・三陸自動車道 「登米」ICから車で約25分
【公共交通の場合】
・東北新幹線「くりこま高原」駅からタクシーで約30分
・JR東北本線「新田」駅からタクシーで約15分
駐車場:
あり
電話:
長沼ふるさと物産株式会社(施設利用受付の際の問合わせ先)
0220-23-8188
その他:
施設利用の際の営業時間や利用料金は登米市のホームページをご覧ください。