隣には気仙沼市魚市場が
気仙沼漁港の隣には、気仙沼漁業協同組合が卸売業務を行う施設、「気仙沼市魚市場」があります。
震災時には壊滅的な被害を受け、一時閉鎖に追い込まれましたが3か月後には水揚げを再開し、少しずつ復興していきました。
2階には見学デッキがあり、早朝には活気ある市場の様子を見学することができます。ヒラメやマダイ、10月にはカツオなど数多くの魚の水揚げや、入札が行われています。水揚げの情報はホームページに掲載されるので事前にチェックしておくのがおすすめです。
そのほかにもシアターや体験型の展示を通して気仙沼市の水産業について学べる施設があります。
子どもから大人まで楽しめる市場です!
【気仙沼漁港/気仙沼市魚市場の基本情報】
住所:
宮城県気仙沼市魚市場前8-25
営業時間:
5:00~12:00
定休日:
不定休
アクセス:
【クルマの場合】
仙台方面から:三陸自動車道 「気仙沼港」ICから約7分
岩手方面から:三陸自動車道「気仙沼鹿折」ICから約8分
【公共交通の場合】
・JR気仙沼線BRT「南気仙沼」バス停下車、徒歩約13分
・市内循環バス「海の市前」バス停下車、徒歩すぐ
駐車場:
280台
問合わせ:
気仙沼観光コンベンション協会
0226-22-4560
公式HP:
東京へ戻る菅波先生を見送った「神明崎/浮見堂・恵比寿像」
ドラマ最終週の第117回、モネの実家に挨拶に訪れ、翌日の朝には仕事のため東京に戻ることになった菅波先生(演・坂口健太郎)。
見送るモネと2人で歩いた赤い橋は「神明崎/浮見堂」です。朱色の橋が印象的でしたね。
ここにある「立ち恵比寿像」に向かって2人並んでで手を合わせていました。
けあらしのシーンもこの橋!
第40回でモネが天気予報士試験の合格祈願をしていた場所もこちら。りょーちんのお父さん・新次(演・浅野忠信)と偶然会い、「けあらし」を見ながら話すシーンでした。
実はこのときのシーンの実景2カットは、気仙沼でけあらしを撮り続けている地元の方にお願いして撮っていただいた、本物のけあらしの映像だったのだそう。
気仙沼市では放送を受け、観光サイトで冬季の週末に限りけあらしの予報を掲載したり、けあらし見学ツアーの企画を行っています。
詳しくはこちら。“けあらし”を見てみたい方はチェック必須です!
震災で行方不明になった2代目恵比寿像
神明崎は気仙沼湾・内湾を望むビュースポット。神明崎に浮かぶ朱塗りの東屋「浮見堂」は気仙沼湾のシンボルで、1927年に気仙沼湾が日本百景に選ばれたことを記念し建造されました。
また、「立ち恵比寿像」も浮見堂建造に併せて建立されました。しかし東日本大震災の津波で浮見堂は倒壊。現在の浮見堂は2020年に再建されたものです。
立ち姿の恵比寿像は全国的にも珍しく、「おえびすさん」と呼ばれ親しまれてきました。気仙沼湾に出向する漁船を長年見守ってきましたが、2代目が津波で行方不明に……。
ところが2019年、浮見堂の再建を進める中、なんと海中で発見されたのです! 気仙沼湾のシンボルの再建に合わせ、9年の時を経て発見されたことで、大きな話題となりました。
2代目は所有する神社に引き渡され、現在ここにあるのは3代目おえびすさん。
3代目は釣りあげているのがタイではなく、気仙沼が水揚げ日本一を誇るカツオになっています。訪れた際は手元をよく見てみてくださいね!
【神明崎/浮見堂・恵比寿像の基本情報】
住所:
宮城県気仙沼市魚町2‐6-7
アクセス:
【クルマの場合】
仙台方面から:三陸自動車道 「気仙沼港」ICから約9分
岩手方面から:三陸自動車道「気仙沼鹿折」ICから約4分
【公共交通の場合】
・三陸沿岸道路高速バス(仙台空港・仙台駅・気仙沼・宮古線)「気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザ」バス停下車、徒歩12分
・市民バス(鹿折金山線)「浜町」バス停下車、徒歩約7分
駐車場:
気仙沼市内湾地区駐車場
66台/料金は入場から3時間以内は無料。また20:00~24:00までは無料。
問合わせ:
気仙沼観光コンベンション協会
0226-22-4560
公式HP:
最終回、モネと菅波先生が再会した「田中浜」
最終回のラストシーン、感染症の仕事を終えた菅波先生とモネが再会を果たす砂浜は気仙沼大島にある「田中浜」!
今まさに私たちが直面している感染症を乗り越えた2人が手を繋ぎ、顔を見合わせ歩く姿は、これからの希望を感じられるシーンでした。
また、第15回で帰省したモネと幼馴染たちが早朝に砂浜で思い出を語り合いながら砂の亀を作るシーンや、第19回でおばあちゃんの初盆に「盆船流し」をしたシーンもこの砂浜で行われました。
そして、2021年のNHK紅白歌合戦で、ドラマの主題歌を手掛けたBUMP OF CHICKENが『なないろ』を披露したのもここ!
事前収録での放送でしたが、ドラマにゆかりのある場所でのパフォーマンスに感動する人も多かったはず。
田中浜は、何度も登場したロケ地ともあって、多くの人が訪れる人気の観光地となっています。
船はセットではない!
ドラマにも映っていたこの小船は、実はセットではなく実際にあるものなんです。砂浜に佇み、今では田中浜の名物のようになっています。
この船は、震災時に気仙沼港から流れ出した瓦礫が田中浜に漂着した際に運ばれてきたものなのだそう。浜を埋めた多くの瓦礫は撤去や清掃でなくなったものの、この船は所有者がわからないため撤去できないまま残っているようです。
船に焦げたような跡があるのは、震災時に気仙沼で起こった火災が原因なのかもしれません。この船もまた、震災を物語る遺構になっています。
【田中浜の基本情報】
住所:
宮城県気仙沼市外畑
アクセス:
【クルマの場合】
仙台方面から:三陸自動車道 「浦島大島」ICから約9分
岩手方面から:三陸自動車道「気仙沼鹿折」ICから約11分
【公共交通の場合】
市民バス(大島線)「浦の浜(気仙沼大島ウェルカム・ターミナル)」バス停下車、徒歩13分
駐車場:
12台
問合わせ:
気仙沼大島観光協会
0226-28-3000
公式HP: