目次
気仙沼大島ってどんな所?
気仙沼湾に浮かび、緑の真珠とも称される気仙沼大島。本土と島の間には気仙沼大島大橋がかかり、車や自転車、徒歩で島へ渡れます。
レンタル自転車のサービスがあり、気仙沼大島観光協会で貸し出しをしています(有料)。詳細は下記公式サイトをご覧ください。
全国2位に選ばれたビーチがある!
大島の魅力は、なんといっても緑豊かな自然と、離島ならではの美しい海!
とくに島の東側にある「小田の浜海水浴場」は、環境省が選定した「快水浴場百選」の中でも”特選(全国2位)”の評価を受けた経歴があります。
2021年NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』のロケ地!
現在放送中のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』のロケ地でもあります! 東北が舞台になるのは、2013年放送の『あまちゃん』以来の8年ぶり。
気仙沼市を一望できる
大島の北側にそびえる「亀山」は、対岸に広がる気仙沼市街地を見渡せる絶景スポット。
天気がいい日には、石巻方面にある霊峰・金華山(きんかさん/島)の姿もみえます。昼間の景色も美しいですが、夜景もオススメです。
それではさっそく、気仙沼大島にある観光スポットをご紹介します。
観光スポット① 亀山/かめやま
島内の北側にそびえる、標高325メートルの「亀山(かめやま)」。
山頂からの眺望が素晴らしく、大島の全容や気仙沼市、リアス式海岸の美しいパノラマ景色が広がっています。
山の中腹にある亀山駐車場から、山頂までは徒歩30分ほど。
駐車場からは山頂手前までへいく、シャトルバスも期間限定で運行しています(4月~11月)。
由緒ある神社や、奇跡の神社がある
駐車場から徒歩で山頂を目指す場合、道中に千年以上の歴史を誇る「大島神社」が鎮座しています。
古代朝廷による蝦夷の安定帰服と、開拓の安寧を祈念して創建されたと伝えられており、由緒正しい※延喜式内社の一社です。
また山頂にも「愛宕神社」が鎮座しています。震災時に周辺で山火事が発生し、周り木は燃えてしまったものの、神社は燃えずにそのまま残りました。
【所在地】
宮城県気仙沼市亀山
【アクセス】
<公共交通>
JR気仙沼駅からミヤコーバス・大島線「新王平」行きに乗車し約35分、「浦の浜」下車し徒歩約50分で亀山駐車場
<車>
東北自動車道 一関I.Cから約60分、亀山駐車場から山頂まで徒歩約30分
※2020年4月~11月の土日祝日には、亀山駐車場から山頂手前にある亀山レストハウスまで、無料のシャトルバスが運行。運行時間は9時~15時20分。約20分間隔。
【駐車場】
有料500円/普通車60台、大型バス3台(亀山駐車場)
観光スポット② 十八鳴浜/くぐなりはま
鳴浜とは砂の上を歩いたり、棒などでつつくと「クックッ」や「キュッキュッ」と音を発する珍しい浜のこと。
音の秘密は、砂の中に含まれている細かい※石英の粒。それらが擦れあう時に発せられる音が、鳴浜の正体なのです。
十八鳴浜は島の北東にあり、長さ約230m、幅約20mのこじんまりとしたビーチ。
音を鳴らすには、砂の表面をこするように歩くのがポイントです。
雨の降った後や満潮などの状況で、砂浜が湿っている状態では砂は鳴りません。
雨がしばらく降っていないことと潮位の状況を確認してください。
国の天然記念物に指定されたビーチ
鳴浜は全国で30か所ほどあり、気仙沼市には大島の「十八鳴浜(くぐなりはま)」と唐桑半島の「九九鳴浜(くくなきはま)」いう2鳴浜があります。
砂が汚れてしまうと音が鳴らなくなってしまうため、砂を持ち帰ったり、当たり前ですがゴミを捨てたりするのは厳禁!
両浜ともに国の天然記念物に指定されています。
【所在地】
宮城県気仙沼市大初平
【アクセス】
<車>
東北自動車道 一関I.Cから約60分、亀山駐車場から徒歩約40分
【駐車場】
亀山駐車場を利用してください。
有料500円/普通車60台、大型バス3台
観光スポット③ 地獄崎
ちょっとニッチなスポット「地獄崎」。雨風や波によって浸食された石灰岩の岩肌と、海のコントラストが美しい景勝地です。
展望台からは大前見島や小前見島、唐桑半島を望めるほか、初夏にはウニ漁の様子を見ることができます。
十八鳴浜を望める散策コースもある!
島唯一のキャンプ場「休暇村 気仙沼大島」の敷地内にあり、目的地まで「若木浜コース(約3分/片道110m)」「地獄崎コース(約40分/片道1,290m)」「十八鳴浜眺望コース(約80分/片道2,370m」と3つのコースが整備されています。
地獄崎コースは多少のアップダウンがあるものの、道は舗装されており旅行者にも歩きやすい道なりです。
〒988-0603気仙沼市外畑16(休暇村気仙沼大島)
【アクセス】
東北自動車道 一関I.Cから約70分、駐車場から徒歩約15分
【駐車場】
無料/100台(休暇村 気仙沼大島の無料駐車場)
観光スポット④ 小田の浜/こだのはま(2020年開設なし)
冒頭でも触れた「小田の浜(こだのはま)」。島の南東にあり、半円形のカーブを描いた美しい砂浜のビーチです。
優れた自然景観と水質環境が評価され、「快水浴場百選」で特選(全国2位)に入りました。全国です!
遠浅で波も穏やかな海水浴場
遠浅で、近くにある無人島(大前見島・小前見島)が風や波をさえぎるため、穏やかな海。海開きシーズン中は海の家やシャワーも整備され、県内外からくる海水浴客でにぎわいます。
〒988-0622 宮城県気仙沼市中山
【アクセス】
<車>
東北自動車道 一関I.Cから約90分
<公共交通>
JR気仙沼駅からミヤコーバス・大島線「新王平」行きに乗車し約40分、「浅根」下車し徒歩約5分
【駐車場】
普通車70台(小田の浜駐車場)※海開きシーズン中は臨時駐車場あり(普通車150台)
観光スポット⑤ 龍舞崎/ たつまいざき
最南端に位置する「龍舞崎(たつまいざき)」は、島を代表する景勝地。太平洋の波に削られた、荒々しい奇石や岩礁を望めます。
そんな奇石に打ち寄せる波の動きが、舞い上がる龍のように例えられ「龍舞崎」と名付けられました。
岬の先端部にある灯台からは、日本一のつつじ名所・徳仙丈山(とくせんじょうやま)、天気が良ければ石巻方面に浮かぶ霊場・金華山(きんかさん)がみえることも。
ほかにも海蝕により形成された海のトンネル”乙姫窟(おとひめいわや)”や、馬の背にみえる岩場など、見る人を驚かせるような奇勝も魅力です。
小田の浜まで続く遊歩道がある!
小田の浜と龍舞崎を結ぶ遊歩道(あじさいロード/5.4km)があります。アップダウンが続く、健脚者向けの散策路です。
海岸沿いを進んでいくため、荒々しい岩礁や小島、太平洋の青い海を眺めながらハイキングを楽しめます。
【所在地】
〒988-0632 宮城県気仙沼市横沼
【アクセス】
<車>
東北自動車道 一関I.Cから約70分
<公共交通>
JR気仙沼駅からミヤコーバス・大島線「新王平」行きに乗車し約40分、「竜舞崎」下車徒歩約10分
【駐車場】
普通車40台(龍舞崎第1駐車場、第2駐車場)
気仙沼大島へのアクセス
2019年に大島と本土(気仙沼市)を結ぶ「気仙沼大島大橋(鶴亀大橋)」が開通し、車や公共交通機関、徒歩でのアクセスが可能となりました。
気仙沼市街から島内までは、バスが出ています。JR「気仙沼駅」もしくは「鹿折唐桑駅前」より、ミヤコーバス・大島線「新王平」行きのバスに乗車。約40分ほどで気仙沼大島に入ります。
<主な観光スポットの最寄りのバス停>
「気仙沼大島大橋」……鶴が浦・鶴亀大橋
「亀山」……浦の浜
「小田の浜」……浅根
※夏期ダイヤ期間中(7/20~8/18)は小田の浜海水浴場バス停がご利用いただけます。
「龍舞崎」…竜舞崎入口(出典:気仙沼大島観光協会)
気仙沼大島大橋の開通に伴い、気仙沼市と大島を結ぶ定期航路の運航は終了。現在フェリーで大島へ渡ることができませんが、遊覧船が航行しています。詳細は大島汽船株式会社公式HPをご確認ください。
気仙沼温泉と海の幸を満喫よう!
気仙沼温泉は、地下1,800mから湧き出るイオン濃度の高い深層天然温泉です。
海水と同じくらい塩分濃度があるため、体がぷかぷか軽くなる”浮遊浴”を体験できます。
また海の幸を存分に味わえる食が自慢の宿、オーシャンビューの客室が自慢のホテル、気取らずくつろげる民宿など、さまざまな宿泊施設があります。
ぜひ市内の宿をチェックしてみてくださいね!
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緑の真珠、気仙沼大島でリフレッシュしよう!
温暖な気候に恵まれた、自然豊かな大島。とある詩人が、大島を「緑の真珠」と詩に詠んでいます。
気仙沼大島大橋が開通したことで、本土からのアクセスも容易になりました。車で巡るのもよし、レンタルサイクルと市民バスを活用するのもよし。
離島ならではの島観光を、ぜひ楽しんでください!
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