宮城県「金華山」の楽しみ方!金運のパワースポット

2020/06/26 更新

宮城県石巻市にある金華山(きんかさん)。奈良の産金伝説が残る黄金山神社が鎮座し、三年連続でお参りすれば一生お金に困らない、という金運のパワースポットとして知られています。日帰りが主流ですが、宿泊も可能。そんな金華山の楽しみ方や、アクセス方法をご紹介。

アイキャッチ画像出典:PIXTA

石巻市にある、金華山とは?

金華山

出典:PIXTA(おしか御番所公園から望む金華山)

宮城県の北東部に位置する石巻市に属し、太平洋向かってに伸びている牡鹿(おしか)半島。そこから東南約1kmの沖合に浮かんでいる島が、金華山(きんかさん)です。

島全体が「黄金山神社」の神域であり、青森県の恐山、山形県の出羽三山と並ぶ”東奥三大霊場”に数えれています。島民はわずか5人。しかも全員が「黄金山神社」の神職に就いており、一般の居住者はいません。

金運のパワースポットとして有名

金華山 鳥居

出典:PIXTA(黄金山神社参道の鳥居)

金華山が有名なのは、とりわけ「黄金山神社」の存在が大きいでしょう。「三年続けてお参りすれば一生お金に困ることはない」という言い伝えがあり、全国から多くの参拝客が足を運びます。

金華山へは石巻市・牡鹿半島の南端部にある「鮎川港」、もしくは女川町の「女川桟橋」からフェリーで向かいます。定期船は毎週日曜日、1日1往復しかありません。詳しいアクセス方法は、 記事後半で紹介しています。

金華山の楽しみ方

まずは金華山での過ごし方、楽しみ方をご紹介します。

①  黄金山神社を参拝しよう!

金華山 神社

出典:PIXTA(黄金山神社)

■建立は奈良時代に遡る

神社の建立の歴史は古く、奈良時代の最盛期にあたる聖武天皇の治世、天平勝宝2年(750)と伝えられています。

社伝によると、奈良時代の国家プロジェクトである東大寺毘盧遮那仏(とうだいじるしゃなぶつぞう)、いわゆる”奈良の大仏”の建立に際して、金箔に必要な金の調達に苦戦していた大和朝廷に、陸奥国(現在の福島県、宮城県、岩手県)から産金の知らせと金が献上されました。

そのとき献上された金の産地が金華山であり、これを機に黄金山神社が創建された、と伝えられています。

 

※産金伝説には諸説あり、国内初の産金地は現在の宮城県遠刈田涌谷町に鎮座する「黄金山神社」という説もあります。昭和42年には「黄金山産金遺跡」として国の史跡に指定。

 

■女人禁制の島だった

中世の神仏習合時代(日本土着の神道と仏教信仰が融合し、一つの信仰体系とされた宗教現象)には、”※弁財天”を守護神とする真言宗の寺院となり、女人禁制が敷かれました。

名前も「金華山大金寺」となり、東奥三大霊場として多くの修験者が訪れたようです。また江島神社(神奈川県)、厳島神社(広島県)、竹生島神社(滋賀県)、天河神社(奈良県)と並び”日本五大弁財天”に数えられています。

※弁財天……七福神の紅一点。芸能・金運・商売繁盛などのご利益があるとされている。元々はインドの水の神様。

 

■金運のパワースポットとして有名

近世に入り、明治政府から神仏分離令が出され「黄金山神社」として復活。女人禁制も解除されました。
ご祭神には、貴金属や地下資源を司る二柱の神、金山毘古神(かなやまひこのかみ)・金山毘売神(かなやまひめのかみ)を祀り、徐々に金運アップの神社として知られるようになりました。

② 神の使いを観察する

金華山 シカ

出典:PIXTA(金華山のシカ)

金華山には野生の鹿(シカ)や猿が生息しており、”神の使い”として大切に保護されています。島内には「鹿山公園」があり、野生のシカたちが自由気のままに暮らしている風景に出会えます。もちろん※黄金山神社境内にも鹿はいます(餌もアリ)。

 

島・鹿・神社の三拍子といえば、厳島神社で知られる広島県の宮島が有名ですよね。しかし宮島とは違い、金華山には旅館やホテルや飲食店といった観光商業施設は一切ありません。自然の中でのびのび暮らす鹿を観察できるのも金華山ならではといえるでしょう。

③ 島ハイキングを楽しむ!

金華山山頂からの風景

出典:PIXTA(島内には原生的なブナ林が残されている)

金華山は島全体が丘陵地になっており、島内には複数のハイキングコースがあります。定番はフェリーが発着する桟橋から、445mの最高地点を目指すルート。頂上は牡鹿半島を一望できる、絶景ビュースポットです(片道約90分)。
ただし定期船の場合、島には2時間ほどしか滞在できません。ハイキングを楽しむなら、宿泊か海上タクシーを利用するのがオススメ。詳しくは次項で紹介します。

金華山へのアクセスは?

太平洋に浮かぶ金華山

出典:PIXTA

島へ渡る定期便は日曜日(※臨時運行アリ)のみ。しかも1便しかありません。女川町の「女川港」もしくは、石巻市の牡鹿半島にある「鮎川港」から向かいます。

 

公共交通でアクセスしやすいのは女川港です。「鮎川港」は牡鹿半島の南端部にあり、コバルトラインと呼ばれる観光道路を利用(無料)します。公共交通でもアクセス可能ですが、バスの本数が限られているため車が断然オススメです。

女川港への行き方(車)

・三陸自動車道石巻港I.C~女川I.Cで降り、国道398号線を通り女川港まで40分ほど。

・JR女川駅から徒歩約10分

鮎川港への行き方(車・公共交通)

・三陸自動車道石巻港I.C~女川I.Cで降り、万石橋を渡り県道2号線(石巻―鮎川線)を通って鮎川港まで70分ほど。

・JR石巻駅からミヤコーバス鮎川線で約80分「鮎川港」下車

ミヤコーバス鮎川線・平日バスダイヤル

ミヤコーバス鮎川線・土休日バスダイヤル

女川港から金華山へのアクセス

定期運航は日曜日のみですが、臨時運行ダイヤが頻繁に出ています。月によって違うため、最新の運行状況は潮(うしお)プランニングの公式HPをご確認ください。

<時刻表>2020年6月現在。
【女川発】11:00【金華山着】11:35
【金華山発】13:30【女川着】14:05
※事前予約がオススメ(満席の場合、乗船できない場合アリ)。※ペット連れの場合は、ケージを用意してください。
※問い合わせ0225-98-9038(毎日9:00~17:00)
<運賃>
往復大人3,500円(片道1,750円)、小人1,760円(片道880円)

鮎川港から金華山へのアクセス

鮎川港からは毎週日曜日運航している「定期船ホエール」と、シーズン中の毎週土日祝日を運航している「ドリーム」の2社あります。

<定期船ホエール(毎週日曜日運航)>
■時刻表
【鮎川発】10:30【金華山着】10:50
【金華山発】12:50【鮎川着】12:30
※事前予約がオススメ。※天候等で欠航になる場合もあり。
事前にフリーダイヤル(0120-489-918)までお問い合わせください。
■運賃
大人2,500円、小人1,250円、幼児無料
定期船ホエールの公式HPはこちら

<ドリーム(シーズン中の毎週土日祝日)>

■時刻表

【鮎川発】10:30【金華山発】12:30

※完全予約制(0225-44-1055)

※フリーダイヤル(0120-14-1055)

■運賃

大人2,500円、小人半額、幼児無料
定期船ドリームの公式HPはこちら

時間関係なし!海上タクシー

5人以上の団体であれば大人往復3,000円(小人1,500円)で、希望の時間に出発してくれる水上タクシーもあります。5人未満の場合は、他のお客さんと乗り合いや、貸し切り料金で搭乗することも可能です。

 

・シードリーム

・海上タクシーくろしお(金華山観光クルーズ)

・海上タクシーなべちゃん

日帰りと宿泊って、どちらがいい?

昔は神社の敷地内にある宿坊で、1泊するスタイルが主流でした。現在は日帰りが定番となっています。

日帰りのケース

滞在時間が2時間ほどしかありませんので、黄金山神社を参拝して帰路につく、というコースが定番です。

宿泊のケース

島内には民宿やホテルなどはなく、神社にある「参集殿」と呼ばれる宿坊に泊まります。その日は黄金山神社で参拝し、ゆっくり島内散策。翌朝には神道の儀式(祈祷)を体験します。1泊1万円(夕食・朝食、翌朝の祈祷付き)。

 

参集殿は宿坊ですから、ホテルのようアメニティ類は用意されていません。テレビなどもなく、俗世から隔離された静かなひと時を過ごせるのも魅力です。

 

参籠(宿泊)・御祈祷・昼食等の予約について詳細はこちら

金華山でお参りして、御利益アップ!

金華山 海

出典:PIXTA(金華山からみる牡鹿半島)

離島というアクセスの不便さもありながら、観光客が絶えない「金華山」。10月には黄金山神社で「神鹿角切り行事祭」が行われます。国内では奈良と金華山でしかみられない珍しい行事です。祭事と合わせて訪れてみてはいかが?

太平洋に浮かぶ金華山
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hiroki

アウトドアと旅が好きで、スキマ時間をみつけては全国各地に出かけるアラサーライター。徒歩で四国88カ所を巡る、お遍路経験あり。今年の目標は樹氷を見に行くこと。