見どころ①夏の「はすまつり」
冒頭でも触れたとおり、夏になると伊豆沼・内沼の湖面はハス(蓮)の花で覆われます。
穏やかな水面にピンクの可憐な花が咲き誇る光景は、美しく壮観です。
陸から見るのも素晴らしいですが、オススメは船上からの鑑賞。開花シーズンになると「伊豆沼・内沼ハス祭り」が開催され、期間中は小型の遊覧船が出ます。
■まるで極楽浄土を思わせる景色
船の速度はゆったりで、ハスの花をじっくりと観察できるのもポイント。
はじめて間近でハスの花をみてみると、その大きさに驚かれると思います。
運航時間は25分ほど(コースは沼の状況により異なる場合あり)。
ハスの花は早朝に咲き午後には閉じる習性があるため、午前中に出かけるのがオススメです。
開催期間:
2025年7月26日(土)~8月24日(日)
遊覧船の運行時間 :
・若柳会場…8:00~13:00
・築館会場…8:00~14:00
・迫会場…7:30~15:00
※天候により早めに閉まる場合あり
※最新情報は、栗原市観光ポータルサイトを確認してください。
受付場所:
・若柳会場…宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター(鳥館)付近
・築館会場…栗原市サンクチュアリセンターつきだて館(昆虫館)付近
・迫会場…伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター(淡水魚館)付近
料金:
大人1,200円、子供700円
※団体料金(20人以上)大人1,100円、子供600円
※団体受け入れ30人迄(問合せ先にて応相談)
※若柳会場は団体受け入れ不可(問合せ先にて応相談)
※築館会場は団体受け入れ不可(問合せ先にて応相談。15人以下に限る)
アクセス:
【公共交通の場合】
JR東北新幹線「くりこま高原」駅よりタクシーで約10分
【クルマの場合】
東北自動車道「築館」ICより約10分
駐車場:
・若柳会場…約100台/無料
・築館会場…約50台/無料
・迫会場…約50台/無料
HP:
https://www.miyagi-kankou.or.jp/kakikomi/detail.php?id=18489
見どころ② 冬の早朝にしかみられない絶景
先ほどご紹介した通り、伊豆沼・内沼は水鳥の越冬地。
およそ235種類もの鳥類が確認されており、日本で確認された鳥類の約4割に相当します。
なぜこれほどの水鳥が伊豆沼・内沼に集まってくるのか? それには様々な要因があります。
まずは水深が浅いこと。伊豆沼も内沼の平均水深は0.8mほどで、水鳥の餌になるマコモなどの水生植物が育ちやすい環境にあります。
水性植物は鳥のエサとなる虫や魚の棲みかになるほか、魚の産卵、鳥の巣作りなど、生態を維持するためにも必要不可欠なな存在です。
また冬季でも降雪量が少なく全面凍結しないことも、水鳥たちが休息地に選んだ理由の一つといえます。
■早朝の”飛び出ち”をみにいこう!
冬の伊豆沼・内沼には、早朝からカメラを携えた人々が訪れます。お目当ては「マガンの飛び出ち」です。
夜間は沼で休んでいたマガンたちが、日が昇るとともにエサを求めて一斉に飛び立つのです。朝焼けの空を、黒い鳥影が埋め尽くす光景は、まさに圧巻。
一斉に飛び立つときに聞こえる羽ばたき音は、環境省が選定した”日本の音風景100選”にも選ばれています。
マガンの飛び立ちは日の出の20分から30分前に始まるので、早起き必須です! 早朝は最低気温がマイナス近くなるため、防寒対策は万全に。
アクセスなどの基本情報
伊豆沼と内沼は駅から距離があるため、自家用車やタクシーでのアクセスをオススメします。サンクチュアリセンター付近に駐車場が併設されており、どこも無料で利用できます。
伊豆沼への行き方
・最寄りのI.Cから
仙台方面……東北自動車道 築館I.Cから約15分
岩手県方面……東北自動車道 若柳金谷I.Cから約20分
みやぎ県北幹線道路を利用……伊豆沼I.Cから約3分
・最寄りの駅から
JR東北新幹線「くりこま高原駅」から車(タクシー)で約10分
JR東北本線「新田駅」から車(タクシー)で約8分
・駐車場
登米市伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター(淡水魚館)無料/100台
水門側にも駐車場があります。
内沼への行き方
・最寄りのI.Cから
東北自動車道 築館I.Cから15分
・最寄り駅から
JR東北本線「新田」駅から車(タクシー)で10分
・駐車場について
栗原市サンクチュアリセンター(昆虫館)無料/35台
伊豆沼・内沼周辺の観光スポット
伊豆沼・内沼に関連する施設、周辺の観光スポットをご紹介します。
【登米市・伊豆沼側】伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター(淡水魚館)
「水」をテーマに伊豆沼・内沼に暮らす水鳥・水棲動植物の、生態系・生育環境を学べる施設です。
円形の大型水槽を含む24個の水槽では、伊豆沼・内沼に生息する淡水魚を観察できます。入館料は無料。
また沼で行う漁に使われていた道具が展示されており、沼と人々がとどのように関わり暮らしてきたのを紹介しています。
子どもたちの夏休みの自由研究にピッタリの施設です。
〒989-4601 宮城県登米市迫町新田字前沼149-7
定休日:
月曜日(休日の場合はその翌日)
アクセス:
・JR東北本線「新田駅」から徒歩約10分
・JR東北新幹線「くりこま高原駅」から車で約20分
・東北自動車道 築館I.Cまたは若柳金成I.Cから車で約20分
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