気仙沼を観光しよう!ここは外せない6つの名所を紹介

2020/09/25 更新

宮城県尾北東部に位置する気仙沼(けせんぬま)。世界的に有名な漁場、三陸沖に近いためサメをはじめ豊富な水揚げ量を誇る港町です。そんな気仙沼を代表する6つの名所をご紹介。どこを観光しようか迷っている方は、ぜひチェックしてみてください。

アイキャッチ画像出典:PIXTA

気仙沼ってどんなところ?

大島からみた気仙沼市街

出典:PIXTA(入り江や湾が複雑に入り込んだ気仙沼)

仙台から車で約2時間、宮城県の北東端に位置する気仙沼市(けせんぬま)。日本ジオパークに認定された「三陸復興国立公園」の南部にあたり、リアス式海岸特有の美しい景観をもつ港町です。

親潮と黒潮が交差する三陸沖に近く、有名なフカヒレをはじめ、カツオやサンマ、マグロなど、国内有数の水揚げ量を誇ります。

気仙沼大島へ車で行ける!

気仙沼大橋

出典:PIXTA(2019年4月に開通した気仙沼大島大橋)

2019年には本土と気仙沼大島を結ぶ、気仙沼大島大橋(鶴亀大橋)が開通! ”緑の真珠”と詠まれた自然豊かな離島へ、気軽にアクセスできるようになりました。

踏むと不思議な音がする「十八鳴浜(くぐなりはま)」や、荒波が打ち寄せる男性的な岩礁「龍舞崎(たつまいざき)」など、自然の景勝地が多くみられる島です。

 

今回は気仙沼を楽しむなら「ここは外せない!」という王道観光スポットを6か所ご紹介します。

① もともと地獄崎だった「岩井崎」

気仙沼

出典:PIXTA(日の出の名所)

市街の中心地から南に10kmほど、気仙沼湾の入口に位置する岩井崎(いわいさき)。三陸復興国立公園の最南端にあり、初日の出の名所としても知られています。

 

駐車場から公園内を歩いて5分の所にあるのが、松林に囲まれた真っ白な灯台「岩井埼灯台」。1929年(昭和4年)の初点灯から、現在も湾内を見守り続けています。

また園内には「岩井崎展望台」があり、気仙沼大島の龍舞崎や南側の遠くに牡鹿半島や金華山を望めるビュースポットです。

 

その昔、岩井崎は船が座礁しやすかったため”地獄崎”といわれていました。1723年(享保8年)領内視察に訪れた仙台藩5代藩主の伊達吉村(だて よしむら)は、地獄崎では縁起が悪いので「祝崎」とし、岩井崎と記されるようになったと伝えられています。

そんな岩井崎の見どころを3つに絞ってご紹介!

岩井崎の見どころ① 潮吹岩(しおふきいわ)

気仙沼岩井崎 潮吹き岩

出典:PIXTA

岩井崎でとくに有名なのが、岬の先端部にある「潮吹き岩」。この辺りの海岸は石灰岩地質の岩場が続いており、長年かけて波によってギザギザに削られた岩場の割れ目から、クジラの潮吹きみたく「ぶしゃーっ」と潮が吹きだす光景をみられます。

潮吹きは自然現象のため、必ずみられるわけではありません。海が穏やかな日には起こりにくく、波のうねりが強い日の方がみられる確率は高くなるとか。ときには10m以上も吹き上がることもあり、ダイナミックな自然の営みを感じられる景勝地です。

岩井崎の見どころ② 秀ノ山 雷五郎

岩井岬

出典:PIXTA(写真右奥にみえる秀ノ山 雷五郎)

腕を真っすぐ伸ばし、正面に広がる太平洋の海をみつめている一人の力士がいます。気仙沼市出身の第9代横綱、秀ノ山 雷五郎(ひでのやま らいごろう)の銅像です。

2011年3月11日に起こった東日本大震災で大津波に飲み込まれるも、奇跡的にその姿を残しました。当時「残った、残った!」とニュースで話題になりました。

岩井崎の見どころ③ 龍の松(りゅうのまつ)

気仙沼岩井崎の龍の松

出典:PIXTA(樹高は約2.5m、幹周が約1.7m。)

秀ノ山 雷五郎のほかに、もう一つ奇跡があります。岩井崎の先端にある「龍の松」です。こちらも東日本大震災の大津波で被害を受けたものの、一部が奇跡的に残りました。折れ曲がった幹と枝の姿形が、昇り龍のようにみえることから「龍の松」と名前が付けられました。

 

【岩井崎の基本情報】

所在地:

〒988-0241 気仙沼市波路上岩井崎

営業時間:

24時間

定休日:

なし

入場料:

無料

アクセス:

<電車・車>

・JR気仙沼線「陸前階上駅」から車で約5分(徒歩約30分)
・東北自動車道 一関I.Cから車で約100分

・三陸自動車道歌津ICより国道45号経由で約30分

駐車場:

無料/100台

【番外・寄り道スポット】塩づくり体験ができる「岩井崎塩づくり体験館」

かつて岩井崎には質の良い塩が採れる塩田があり、江戸時代には”仙台藩の御塩場”として塩づくりが盛んに行われてきました。そんな塩づくりのの歴史を学べる場所が「岩井崎塩づくり体験館」です。岩井崎に2012年11月にオープンしました。

本物の海水を使った、自然の塩づくりが体験でき(1人500円/訳30分)、自分でつくった塩は持ち帰り可能です。また館内でつくられたオリジナル商品「潮騒ダー」という名前の塩サイダーは、公式テーマソングがつくられるほどの人気ぶり。ぜひ一度ご賞味あれ!

 

【岩井崎塩づくり体験館の基本情報】

所在地:

〒988-0241 気仙沼市波路上岩井崎3-2

営業時間:

9:00~16:00

定休日:

不定休

入場料:

500円

電話番号:

0226-27-5410(気仙沼市階上観光協会)
アクセス:

上記「岩井崎」同様

駐車場:

無料/乗用車40台、バス3台

岩井崎塩づくり体験館のFacebookページはこちら

② 気仙沼を一望できる「安波山」

気仙沼の景色

出典:PIXTA(気仙沼安波山からの眺め)

安波山(あんばさん)は気仙沼市街地の北側に位置する低山。”航海の安全と大漁を祈願する”という由来から、安波山と名付けられました。標高は239mあり、山頂周辺は安波山公園として整備されています。

駐車場から目と鼻の先に二頭の竜が並ぶ登山口があり、山頂の広場までは徒歩20分ほど。道中には眺望の良いテラスがあり、山頂まで行かずと気仙沼市街地と太平洋を望める絶景がみられます。

気仙沼の夜景

出典:PIXTA(気仙沼市街の夜景)

また安波山は夜景の名所。駐車場が山の中腹にあるため、高所から気仙沼の夜景を一望できます。より見晴らしがいい場所で望むなら、登山口から徒歩10分の場所にある「ひのでてらす」、さらに5分ほど登った場所にある「ほしのてらす」がオススメ。※懐中電灯必須。

また安波山ではコブシ、ツツジ、サクラ、ツバキ、スイセン、ナナカマド、モミジなど、さまざまな樹木が植樹されており、四季折々違った景色を楽しめます。オススメは紅葉の季節。

 

【安波山の基本情報】

所在地:〒988-0000 気仙沼市字町裏

営業時間:

24時間

定休日:

無休

入場料:

無料

アクセス:

<電車>

JR気仙沼線・大船渡線「気仙沼駅」から徒歩約30分

<車>
東北自動車道 一関I.Cから車で約70分

駐車場:

無料/普通車150台

安波山の詳細ページはこちら

③ 迫力満点の景勝地「龍舞崎」

気仙沼 大島 龍舞崎

出典:PIXTA

龍舞崎(たつまいざき)は気仙沼大島の最南端に位置しており、波によって浸食された荒々しい奇石を望める景勝地です。

クロマツ林に囲まれた岬には遊歩道が整備されており、先端には真っ白な「龍舞埼灯台」があります。そこからみえるのはゴツゴツした岩礁に、白いしぶきを上げて砕け散る荒々しい波。まるで龍が舞い上がるかのような、名前通り迫力ある景観です。

龍舞崎

出典:PIXTA

乙姫様が流れ着いたという伝説が残る「乙姫窟(おとひめいわや)」や、入り江の形状が似ていることから名前の付いた「馬の背」など、ユニークな奇勝がみられます。気仙沼湾側をみると、先ほど紹介した岩井崎を望めますよ。

 

【龍舞崎の基本情報】

所在地:

〒988-0632 気仙沼市大島横沼

営業時間:

24時間

定休日:

無休

入場料:

無料

アクセス:

<車>

東北自動車道 一関I.Cから車で約70分

駐車場:

無料/普通車100台

 

④ 地球変動が生み出した奇勝「巨釜・半造」

唐桑半島 半造の巨石

出典:PIXTA(岬に整備された遊歩道)

巨釜・半造(おおがま・はんぞう)とは、気仙沼大島の向かい側に伸びている唐桑(からくわ)半島にある2つの岬のこと。巨釜と半造の間には幅500mの前田浜があり、この浜を境にして北側を巨釜、南側を半造と呼んでいます。

巨釜と半造が形成されたのは、およそ2億8千万~2億5百万年前の古生代ペルム紀から、1億4千万~6550万年前の中生代白亜紀。隕石が石灰岩地帯に落下し、その熱と反動によって形成されたと考えられています。二つの岬には奇石・怪石が多くみられ、今や県内を代表する奇勝地です。

巨釜 折石

出典:PIXTA(折石)

巨釜側で有名なのは「折石(おれいし)」と呼ばれる大理石の石柱。高さ16m、幅約3mあり、唐桑半島のシンボル的な存在です。昔は天柱岩と呼ばれていたようですが、明治29年の大津波で先端が折れてしまったことから、現在の名前に変更されたと言われています。

 

半造側の方はトンネル岩や海食洞、潮吹岩などがみられ、巨釜側でとは違った奇勝が広がっています。巨釜と半造の間には遊歩道が結ばれており、散策をしながら奇勝を鑑賞する観光スタイル。

 

【巨釜半造の基本情報】

所在地:

〒988-0543 気仙沼市唐桑町小長根

営業時間:

24時間

定休日:

無休

入場料:

無料

アクセス:

<電車・バス>

JR大船渡線「鹿折唐桑駅」からバス「御崎行」に乗車し約25分「巨釜半造入口」下車、徒歩約15分

<車>

東北自動車道 一関I.Cから車で約90分

駐車場:

無料/大型車15台、普通車70台

⑤ サメに氷!?気仙沼の魅力が集う「気仙沼 海の市」

気仙沼 海の市は、気仙沼市魚市場に隣接した観光物産施設です。1階は魚介類専門店や水産加工品店、お土産品店、ホヤぼーやショップ、飲食店、氷の水族館などが入っており、2階には、観光サービスセンターやシャークミュージアム、寿司店などが入っています。

今回は気仙沼 海の市へ来たら寄っておきたい、2つの観光施設をご紹介。

マイナス20度の世界へ「氷の水族館」

氷の水族館

出典:PIXTA

気仙沼は”世界三大漁場”の一つ三陸沖が近く、豊富な水揚げ量を誇る漁業・水産業が盛んな街。魚を出荷するためには氷は欠かせず、気仙沼には高い製氷技術をもった職人がいます。

そんな気仙沼だからこそ実現できた、氷の水族館。気仙沼港で水揚げされた三陸沖の魚たちが、氷の中で保存・展示されています。防寒着が必要な水族館は、国内でもここだけかもしれません。(無料で防寒着の貸し出しあります)。

 気仙沼と海の関係を学ぶ「シャークミュージアム」

シャークミュージアムは国内唯一、サメが主役の体感型ミュージアム。迫力あるリアルなホオジロザメやジンベイザメの実物模型や、サメの生態を紹介しています。

またサメだけでなく「震災の記憶ゾーン」があり、東日本大震災から復興を目指す人々を描いた映像を公開。震災当時の生々しい映像が流れる一方、前を向いて復興へ歩んでいく気仙沼の姿も映しています。忘れてはならない、東日本大震災について考えさせられる貴重な資料も必見です。

所在地:

〒988-0037 宮城県気仙沼市魚市場前7-13

営業時間:

[5月~9月]9:00~18:00(最終17:40)

[10月~4月]9:00~17:00(最終16:40)

定休日:

1月~6月は不定休、7月~12月は無休み

入場料:

大人(中学生以上)500円、小学生300円、小学生以下無料

※シャークミュージアムとの共通券あり

アクセス:

<電車・バス>

JR一ノ関駅より大船渡線に乗車し約82分「気仙沼駅」で下車し、市内循環バスに乗車約10分「海の市」で下車すぐ

<車>

・東北自動車道 一関I.Cから国道284号線経由で約70分

・三陸自動車道 気仙沼中央I.Cから国道45号線経由で約15分

駐車場:

無料/普通車100台、大型8台

気仙沼 海の市公式HPはこちら

【番外】気仙沼 海の市で、オススメのランチを紹介!

海の市には飲食店も入っておりランチが楽しめます。今回は筆者オススメのお店をご紹介。

 

■いちば寿司

海の市の2階にある回転寿司店。とれたての新鮮なサンマやカツオ、フカヒレなどを使ったお寿司が楽しめます。

営業時間:11:00〜20:00
座席数:80席
電話番号:0226-25-7868
いちば寿司の詳細ページはこちら

 

■北かつ まぐろ屋

海の市の1階にあるまぐろのレストランです。遠洋かつお・まぐろ漁業を営む漁業者の組合「宮城県北部鰹鮪漁業組合」の直営店。新鮮で手頃なお値段のまぐろ丼が大人気です。オススメは一番人気の「店長におまかせ丼」。

営業時間:11:00〜15:00
定休日:火曜日
座席数:20席
電話番号:0226-25-8816
まぐろ屋の公式HPはこちら

 

■リアスキッチン

こちらも海の市の1階にあり、魚屋さんが経営するレストランです。目利きのプロが三陸の旬な魚介を厳選。海鮮丼やフカヒレラーメンを楽しめますよ。

営業時間:11:00〜20:00
座席数:70席
電話番号:0226-24-7020
リアスキッチンの詳細ページはこちら

気仙沼へのアクセス

宮城県 地図

作成:編集部(画像出典:イラストストック

<電車>

・東北新幹線「一ノ関」下車、JR大船渡線に乗車し約1時間25分「気仙沼」下車。

 

・仙台からJR東北本線に乗車し約45分、「小牛田」下車し石巻線に乗り換え訳15分、「前谷地」下車し気仙沼線BRTに乗車しおよそ2時間30分
※東京から約5時間

<車>

・東北自動車道 一関I.Cから国道284号経由で約70分

・三陸自動車道 気仙沼中央I.Cから国道45号経由で約15分
※東京から約6時間

<高速バス>

・池袋「けせんライナー」に乗車し約7時間(8,500円~)

・仙台駅前・宮交仙台高速バスセンター40番のりば(広瀬通)より「ミヤコーバス(自由乗車制)」に乗車し約3時間(2,100円)

2021年の朝ドラの舞台は、気仙沼市と登米市

唐桑半島の海景色

出典:PIXTA(唐桑半島の巨釜・半造)

2021年の春から放送予定のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の舞台は、気仙沼市と登米市に決定しました。これはもう気仙沼が盛り上がることまちがいなし! 魅力たっぷりの気仙沼へ、ぜひ一度足を運んでみてはいかが?

 

気仙沼 大島 海
このまとめが気に入ったら
「いいね!」をしよう

関連する記事

この記事のキーワード

stingray
stingray

札幌出身で趣味はギター。前職の転勤で仙台に移り住み、気が付いたらもう30年になります。仙台は海の幸や山の幸も美味しく、とても暮らしやすい所です。そんな仙台の魅力や地元ならではの情報をお届け致します。