④ 地球変動が生み出した奇勝「巨釜・半造」
巨釜・半造(おおがま・はんぞう)とは、気仙沼大島の向かい側に伸びている唐桑(からくわ)半島にある2つの岬のこと。
巨釜と半造の間には幅500mの前田浜があり、この浜を境にして北側を巨釜、南側を半造と呼んでいます。
巨釜と半造が形成されたのは、およそ2億8千万~2億5百万年前の古生代ペルム紀から、1億4千万~6550万年前の中生代白亜紀。
隕石が石灰岩地帯に落下し、その熱と反動によって形成されたと考えられています。
二つの岬には奇石・怪石が多くみられ、今や県を代表する奇勝地です。
巨釜側で有名なのは「折石(おれいし)」と呼ばれる大理石の石柱。高さ16m、幅約3mあり、唐桑半島のシンボル的な存在です。
昔は天柱岩と呼ばれていたようですが、明治29年の大津波で先端が折れてしまったことから、現在の名前に変更されたと言われています。
半造側の方はトンネル岩や海食洞、潮吹岩などがみられ、巨釜側とは違った奇勝が広がっています。
【巨釜半造の基本情報】
所在地:
〒988-0543 気仙沼市唐桑町小長根
営業時間:
24時間
定休日:
無休
入場料:
無料
アクセス:
<電車・バス>
JR大船渡線「鹿折唐桑駅」からバス「御崎行」に乗車し約25分「巨釜半造入口」下車、徒歩約15分
<車>
東北自動車道 一関I.Cから車で約90分
駐車場:
無料/大型車15台、普通車70台
⑤ サメに氷!?気仙沼の魅力が集う「気仙沼 海の市」
気仙沼 海の市は、気仙沼市魚市場に隣接した観光物産施設です。
1階は魚介類専門店や水産加工品店、お土産品店、ホヤぼーやショップ、飲食店、氷の水族館などが入っており、2階には、観光サービスセンターやシャークミュージアム、寿司店などが入っています。
今回は気仙沼 海の市へ来たら寄っておきたい、2つの観光施設をご紹介。
マイナス20度の世界へ「氷の水族館」
気仙沼は”世界三大漁場”の一つ三陸沖が近く、豊富な水揚げ量を誇る漁業・水産業が盛んな街。
魚を出荷するためには氷は欠かせず、気仙沼には高い製氷技術をもった職人がいます。
そんな気仙沼だからこそ実現できた「氷の水族館」。気仙沼港で水揚げされた三陸沖の魚たちが、氷の中で保存・展示されています。
防寒着が必要な水族館は、国内でもここだけかもしれません。(無料で防寒着の貸し出しあります)。
気仙沼と海の関係を学ぶ「シャークミュージアム」
シャークミュージアムは国内唯一、サメが主役の体感型ミュージアム。
迫力あるリアルなホオジロザメやジンベイザメの実物模型や、サメの生態を紹介しています。
またサメだけでなく「震災の記憶ゾーン」があり、東日本大震災から復興を目指す人々を描いた映像を公開。
震災当時の生々しい映像が流れる一方、前を向いて復興へ歩んでいく気仙沼の姿も映しています。
忘れてはならない、東日本大震災について考えさせられる貴重な資料も必見です。
所在地:
〒988-0037 宮城県気仙沼市魚市場前7-13
営業時間:
[5月~9月]
9:00~18:00(最終17:40)
[10月~4月]
9:00~17:00(最終16:40)
定休日:
1月~6月は不定休、7月~12月は無休み
入場料:
大人(中学生以上)500円、小学生300円、小学生以下無料
※シャークミュージアムとの共通券あり
アクセス:
<電車・バス>
JR一ノ関駅より大船渡線に乗車し約82分「気仙沼駅」で下車し、市内循環バスに乗車約10分「海の市」で下車すぐ
<車>
・東北自動車道 一関I.Cから国道284号線経由で約70分
・三陸自動車道 気仙沼中央I.Cから国道45号線経由で約15分
駐車場:
無料/普通車100台、大型8台
【番外】気仙沼 海の市で、オススメのランチを紹介!
海の市には飲食店も入っておりランチが楽しめます。今回は筆者オススメのお店をご紹介。
■いちば寿司
海の市の2階にある回転寿司店。とれたての新鮮なサンマやカツオ、フカヒレなどを使ったお寿司が楽しめます。
営業時間:11:00〜20:00
座席数:80席
電話番号:0226-25-7868
URL:https://kesennuma-kanko.jp/ichibazushi/
■北かつ まぐろ屋
海の市の1階にあるまぐろのレストランです。遠洋かつお・まぐろ漁業を営む漁業者の組合「宮城県北部鰹鮪漁業組合」の直営店。新鮮で手頃なお値段のまぐろ丼が大人気です。オススメは一番人気の「店長におまかせ丼」。
営業時間:11:00〜15:00
定休日:火曜日
座席数:20席
電話番号:0226-25-8816
URL:http://www.maguroya-honten.com/
■リアスキッチン
こちらも海の市の1階にあり、魚屋さんが経営するレストランです。目利きのプロが三陸の旬な魚介を厳選。海鮮丼やフカヒレラーメンを楽しめますよ。
営業時間:11:00〜20:00
座席数:70席
電話番号:0226-24-7020
URL:https://kesennuma-kanko.jp/rias-kitchen/
⑥ 気仙沼大島
2019年に本土と気仙沼大島を結ぶ、気仙沼大島大橋(鶴亀大橋)が開通!“緑の真珠”と詠まれた自然豊かな離島へ、気軽にアクセスできるようになりました。
踏むと不思議な音がする「十八鳴浜(くぐなりはま)」や、荒波が打ち寄せる男性的な岩礁「龍舞崎(たつまいざき)」など、自然の景勝地が多くみられる島です。
気仙沼へのアクセス
<電車>
・東北新幹線「一ノ関」下車、JR大船渡線に乗車し約1時間25分「気仙沼」下車。
・仙台からJR東北本線に乗車し約45分、「小牛田」下車し石巻線に乗り換え訳15分、「前谷地」下車し気仙沼線BRTに乗車しおよそ2時間30分
※東京から約5時間
<車>
・東北自動車道 一関I.Cから国道284号経由で約70分
・三陸自動車道 気仙沼中央I.Cから国道45号経由で約15分
※東京から約6時間
<高速バス>
・池袋「けせんライナー」に乗車し約7時間(8,500円~)
・仙台駅前・宮交仙台高速バスセンター40番のりば(広瀬通)より「ミヤコーバス(自由乗車制)」に乗車し約3時間(2,100円)
ぷかぷか浮く?気仙沼温泉
気仙沼温泉は、地下1,800mから湧き出るイオン濃度の高い深層天然温泉です。海水と同じくらい塩分濃度があるため、体がぷかぷか軽くなる”浮遊浴”を体験できます。
また海の幸を存分に味わえる食が自慢の宿、オーシャンビューの客室が自慢のホテル、気取らずくつろげる民宿など、さまざまな宿泊施設があります。ぜひチェックしてみてくださいね!
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2021年の朝ドラの舞台は、気仙沼市と登米市
NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」で話題の気仙沼市。「美食」と「絶景」が待つある魅力たっぷりの気仙沼へ、ぜひ一度足を運んでみませんか?