【13:00】旧女川交番とシーパルピア女川・ハマテラス
ランチを済ませ、再びシーパルピアへ。女川シーパルピアと海の間には広場があり、子供が遊べる遊具やベンチ、公衆トイレが設置されています。
そんな広場の一角にあるのが、東日本大震災遺構として保存している、「旧女川交番」です。
鉄筋コンクリート造りでしたが、引き波により交番の基礎部分の杭が引き抜かれ、横倒しになっています。津波の威力を目に見えて感じることができる遺構です。
当時の漂流物の残骸も、そのままの状態で保存されています。
平成23年(2011)3月11日14時46分、東日本大震災が発生。マグニチュード9.0、震度6弱。
女川町の人口10,014人の約8.3%に相当する、827人の尊い命が犠牲となってしまいました。
シーパルピア女川・ハマテラスでお買い物
女川旧交番を見学した後は、シーパルピア女川へ。海鮮グルメだけでなく、洋食や焼き肉、ラーメン、カフェなど飲食店の種類も豊富!
土産物屋としては、女川でしか手に入らない木製の手工芸品、日本茶フレーバーティー専門店、宮城の素材をつかった手作り石鹸、ウニや牡蠣、ホヤやアワビなど採れたての海産物など、様々なものがあります。
名物となっているのが、「きらら女川」で販売している”さんまパン”。パン生地には女川港で水揚げされたさんまを骨ごと煮込み、ペースト状にしたものが練りこまれています。
独特の生臭さは感じません。しかしサンマの味はしっかりあります。どちらかというと甘いです。
税込260円。レンジで20秒温めるのが、オススメの食べ方だそうです。
個人的なオススメは、「onagawa fish house AURA」で販売されていた”牡鹿 塩チーズケーキ”。仙台で有名なチーズケーキ専門店「杜の都チーズケーキ工房 yuzuki」が手がけ、牡鹿半島でつくられている塩を練りこんでいます。
しっとりした食感。塩気のある程よい甘さで、後味もしつこくなく食べやすいです。スティックタイプで手も汚れにくく、おやつにオススメ。
1個180円(税抜き)。いや~おいしかった!
【14:00】コバルトラインへGO!
後半のルートです。行きとは反対方向、牡鹿半島を通るコバルトライン(県道225号)を走り、「大六天展望台(駐車場)」を目指します。
ファミリーマート女川中央店からスタート! シーパルピア女川の前を通る国道389号線を進み、長く緩やかな坂道を上っていきます。
大六天展望台にはトイレがないため、事前に済ませておきましょう。
しばらく走ると、左手に「女川いのちの石碑」と脇道がみえてきます。
ここまでシーパルピア女川から、約13分ほど。ひたすら坂道を上がり、すっかり海がみえなくなりました。
こんなところまで津波が迫ってきていたなんて、と驚くばかりです。
女川いのちの石碑があった脇道を進むと、分岐点にでます。ここを左折し、直進です。
【14:50】大六天展望台へGO
「ステイイン鈴家」を通り過ぎ、ほどなくすると写真上の標識がみえてきます。
写真上にみえる、緑色のトラックがいる場所が分岐点です。指示通り右折します。
ここから40分は、ほぼの上りです。平らな道はほとんどありません。またカーブの多いワインディングロードなので、下りも要注意。
車通りは少なく、広くて走りやすい道です。
前半は山の中。紅葉した山の風景や、女川湾と港町が望めたりします。
傾斜のきつい上り坂が続くので、無理せず休みながら進みましょう。経験がない方は、本当に電動アシスト付き自転車の方がいいです。
ちょっとより道「ビュースポット」
道中に脇道を発見。自転車を止められそうなスペースもあったので、立ち寄ってみることに。
ただしここも、フェンスなど落下防止の柵があるわけではないので、自己判断でお願いします。
おお! 絶景と遭遇しました。独特なリアス式海岸がよくわかる景色です。
大六天展望台(駐車場)に到着です! シーパルピア女川から1時間くらいかかりました。
女川湾と島景色が一望できます。左手には出島(いずしま)がみえますね。
正面にうっすらみえる山のような島は笠貝島、右側に3つ集まっているのは平島、江島、足島です。
出島や江島へは女川から船が出ており、渡ることができます。詳しくは下記のリンクをご確認ください。
女川町で一番美しい景色といっても過言ではない、ビュースポットでした。
【16:00】女川温泉ゆぽっぽ
シーパルピア女川まで戻ってきたら、自転車を返却し女川駅へ。駅舎1階にある券売機で入浴券を買い、2階にある「女川温泉ゆぽっぽ」で旅の疲れを癒します。
温泉は無色透明で、匂いもありません。湯ざわりも優しく、気持ちのいい温泉でした。
女川温泉は”美人の湯”といわれています。その理由は、温泉に含まれる成分。pH7.5以上のアルカリ性温泉は、肌の角質や毛穴の汚れをとりのぞく、石鹸のような働きをするそうです。
ただし入浴後は乾燥しやすいため、保湿を忘れずに行いましょう!
タオルはレンタルできます(有料)。お風呂上りに欠かせない瓶のコーヒー牛乳もあり。
営業時間:
9:00~21:00(最終入館は20:30まで)
定休日:
第3水曜日(第3水曜日が祝日の場合、翌日が休館日となります)
料金:
大人(中学生以上)500円小人(小学生)300円幼児(小学生未満)無料
※毎月26日と2月6日は「風呂の日」入浴料金半額です!
海とともにある町、女川
レンタルサイクルでめぐる、女川1日観光モデルコースをご紹介しました!
石巻・仙台方面の電車の運行本数は限られているため、時刻表を確認してから行動を開始しましょう。
16~17時台の電車にのると、石巻線の車窓から万石浦の夕日がみられるかもしれません。
女川町・石巻市に泊まろう!
女川町を満喫するなら、町内もしくは石巻市に宿泊するのがオススメです。
1日は町内観光、2日目は女川港の観光桟橋から金運のパワースポットで知られる「金華山」へ向かうのもいいでしょう。(定期船は日曜日のみ、臨時で土曜もある)。
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