鳴子ダムってどんなところ?
宮城県北西部(大崎市、涌谷町)から中部(石巻市)を、流れる江合川(えあいがわ)の上流に建造された「鳴子ダム(なるこだむ)」。
鳴子ダムへは鳴子温泉から車で約7分、鬼首温泉に通じる仙秋サンライン(国道108号線)沿いにあります。
ダムの手前に駐車場があり、そこから堤体(ダムの一番高い所で歩道になっている)までは一本道です。
日本の技術者のみで完成させた、はじめてのアーチ式ダム
昭和32年10月12日に完成した鳴子ダムは、日本人技術者のみでつくられた、日本初の100m級のアーチ式コンクリートダム。
それまでは外国から技術者を招き、設計から建設まで指導を受けながらダムの建造していました。
また鳴子ダムは、東北ではじめてつくられたアーチダムでもあります。
鳴子ダムを満喫する3つの楽しみ方
続いては鳴子ダムの魅力を3つご紹介!
① 堤体を散策しよう!
まずは一般開放されている、ダム堤体からの景色(歩行者のみ通行可)を歩いてみましょう。
目の前に広がるのは、ダムによって形成された人造湖「荒雄湖(あらおこ)」です。
近くには湖畔公園があり、キャンプやバーベキュー、カヌーなどのアウトドア体験もできます。
秋になるとダム湖周辺の木々が紅葉し、紅葉狩りを楽しむ観光客でいっぱいに。
見ごろは10月下旬~11月上旬。道路が混雑するため、朝早めに出かけるのがオススメです。
料金…無料
② 「すだれ放水」をみよう!
例年4月〜5月ごろに行われる、すだれ放流(観光放流)。
春の雪解け水で鳴子ダムの貯水池を満水にし、ダム堤頂の越流部からあふれ出させ、その景観を楽しむイベントです。
高さ94.5mのダム堤から流れ落ちる水の姿は、まさに”すだれ”のよう。堤体には鯉のぼりも飾られ、すだれ放流をさかのぼるように泳ぐ姿も注目です。
■2025年度すだれ放流見学ツアーが開催!
普段立ち入ることができない、鳴子ダム提体の直下に入る大人気ツアー。2025年4月28日(月)・29日(火・祝)に、それぞれ日帰りで開催されます。ダムまではバスの送迎付き!
・旅行代金:3,200円 ※大人小人同額
・集合場所:①・③便 鳴子公園(日本こけし館)/②便 鳴子温泉駅前
・添乗員:同行なし。現地係員が受付、江合川出合よりガイドが同行。
・食事:なし
・最少催行人員:各便8名
・バス会社:ホウデンランナーズ
・スケジュール:
①9:40発/11:10 着
②10:30発/12:00 着
③11:20発/12:50 着
詳細は下記みやぎ大崎観光公社の公式サイトを確認してください。