鳴子ダムの楽しみ方!周辺の観光情報も紹介

2020/08/05 更新

鳴子ダムは日本人技術者のみで完成させた、国内初のアーチ式コンクリートダム。毎年ゴールデンウイークには観光放流を実施し、ダム直下から放流を見学できるツアーも実施されています。そんな鳴子ダムの見どころや、ダムカレー、周辺の観光情報をご紹介します。

アイキャッチ画像出典:PIXTA

鳴子ダムってどんなところ?

鳴子ダム

出典:PIXTA(ダムの名前は、旧町名である鳴子町から採用)

宮城県北西部(大崎市、涌谷町)から中部(石巻市)を、流れる江合川(えあいがわ)の上流に建造された「鳴子ダム(なるこ)」。下流には東北有数の温泉地「鳴子温泉郷」が広がり、県外からも多くの観光客が足を運びます。

 

鳴子ダムへは鳴子温泉から車で約7分、鬼首温泉に通じる仙秋サンライン(国道108号線)沿いにあります。ダムの手前に駐車場があり、そこからダムの堤体(ダムの一番高い所で歩道になっている)まで一本道です。

日本の技術者のみで完成させた、はじめてのアーチ式ダム

鳴子ダム

出典:PIXTA(国内で建設されたアーチ式コンクリートダムとしては3例目)

昭和32年10月12日に完成した鳴子ダムは、日本人技術者のみでつくられた、日本初の100m級のアーチ式コンクリートダム。それまでは外国から技術者を招き、設計から建設まで指導を受けながらダムの建造していました。また鳴子ダムは、東北ではじめてつくられたアーチダムでもあります。

鳴子ダム3つの魅力

続いては鳴子ダムの魅力を3つご紹介します。

① 美しいダム湖

鳴子ダムのダム湖

出典:PIXTA(栗駒国定公園に指定されているダム湖」)

鳴子ダムと紅葉

出典:PIXTA(鳴子ダム堤体からの景色)

まずは一般開放されている、ダム堤体からの景色(歩行者のみ通行可)。目の前に広がるのは、ダムによって形成された人造湖「荒雄湖(あらおこ)」です。近くには湖畔公園があり、キャンプやバーベキュー、カヌーなどのアウトドア体験もできます。

 

秋になるとダム湖周辺の木々が紅葉し、紅葉狩りを楽しむ観光客でいっぱいに。見ごろは10月下旬~11月上旬。道路が混雑するため、朝早めに出かけるのがオススメ。

見学可能時間…8:00~17:00
料金…無料

② GW中にみられる「すだれ放水」

鳴子ダム

出典:PIXTA(すだれ放流)

鳴子ダム すだれ放流をと鯉のぼり

出典:PIXTA

例年ゴールデンウイークに行われる、すだれ放流(観光放流)。春の雪解け水で鳴子ダムの貯水池を満水にし、ダム堤頂の越流部からあふれ出させ、その景観を楽しむイベントです。高さ94.5mのダム堤から流れ落ちる水の姿は、まさに”すだれ”のよう。堤体には鯉のぼりも飾られ、すだれ放流をさかのぼるように泳ぐ姿も注目です。

 

みやぎ大崎観光公社が「すだれ放流見学ツアー」を行っており、普段立ち入れないダム直下からすだれ放流を見学できます(小学生以上2,000円)。

 

※上流からの流入量が少なく河川の正常な機能が維持できない場合や洪水等が予想される場合は、中止することもあります。

③ ダムの管理所を見学できる

ダムの堤体だけでなく、ダムの管理所も一般開放されています。1階は鳴子ダムの歴史や、ダムの機能について解説している展示室、望遠鏡(無料)のあるテラスがあります。

 

2階はダムの操作室になっており、事前予約で平日のみ見学会を実施。土日祝日は見学できないので、ご注意ください。詳しく知りたい方は、操作室や職員から説明を聞ける平日にいくのがオススメ。

 

またダムカードは管理所で配布しています(駐車場あり)。

【番外】虹のトンネル本山隧道

完成から60年以上経つ鳴子ダム。令和元年(2019)には荒雄川神社の例祭日にあわせて、9月6日~8日の3日間限定で鳴子ダムのライトアップが行われました。実施時間は、18時半~21時まで。赤と青の2色に光輝き、いつもとは違う幻想的なダムの姿に300人もの観光客が魅了されました。

 

またダム管理所のすぐ近くにある本山トンネル(本山隧道内)も開放され(普段は閉鎖)、イルミネーションを実施。七色の虹色に光輝くトンネルに変身し、TVにも取り上げられ話題になりました。

 

※2020年の開催は未定です。

鳴子ダムへのアクセス

所在地:

〒989-6806 宮城県大崎市鳴子温泉字岩渕2-8

営業時間:

8:00 ~17:00

料金:

なし

アクセス:

JR陸羽東線「鳴子温泉駅」から車で約7分

東北自動車道 古川I.Cから約45分

駐車場:

無料・10台(ダム手前の駐車場)

鳴子ダムの公式HPはこちら

鳴子ダムカレーが食べられる場所

ダムカレー

鳴子ダムカレーを提供しているお店は、鳴子ダムから車で15分ほどの場所にある鳴子温泉郷の一つ「鬼首温泉」にあります。

① 大人向けのダムカレー「レストラン鳴子の風」

吹上高原キャンプ場に隣接している、高原のリゾートレストラン「レストラン鳴子の風」。高原の澄んだ空気を感じながら、シェフが一から手作りした料理をいただけます。ダムカレーは少し辛め、温泉卵付き(800円)。

所在地:
宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字本宮原23-89

営業時間:

10:00~15:00

定休日:

火曜日

アクセス:

東北自動車道 古川I.Cから国道47号線、108号線経由で約50分

駐車場:

無料

問い合わせ:

0229-86-2288

レストラン 鳴子の風の公式HPはこちら

② 子どもも食べれる甘口「オニコウベスキー場 レストハウスかむろ」

オニコウベスキー場内にある「レストハウスかむろ」。レストラン鳴子の風は冬季休業ですが、こちらは営業。ガラス張りのモダンな建物で、食事スペースも480席と広々しています。ダムカレーは辛さ控えめのハヤシ風(1,100円)。

所在地:
宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字小向原9-55

営業時間:

10:00~15:00

定休日:

月~金曜日(祝日はのぞく)

アクセス:

東北自動車道 古川I.Cから国道47号線、108号線経由で約50分

駐車場:

無料(センターキューブ付近の駐車場を利用)

問い合わせ:

0229-86-2111

レストハウスかむろの公式HPはこちら

 

③ 公立共済やすらぎの宿「玉造荘 (レストランこけし亭)」

2020年新鳴子ダムカレーが誕生しました。提供しているのは川渡地区にある「玉造荘 レストランこけし亭」。2種類あり、1つ目は料理長こだわりのまろやかビーフカレー。2つめは川渡温泉で鳴子ダムカレーを提供していた「キッチンなの花」のダムカレーを引き継いだ、ピリッとした大人の辛さを楽しめるポークカレーです。

所在地:
〒989-6711 宮城県大崎市鳴子温泉字川渡62

営業時間:

11:00~14:00

定休日:

なし

アクセス:

・JR陸羽東線、川渡温泉駅よりタクシーで約5分

・東北自動車道 古川I.Cより国道47号線を鳴子方面へ約30分

駐車場:

無料/80台

問い合わせ:

0229-84-7330

公立共済やすらぎの宿「玉造荘 レストランこけし亭」の公式HPはこちら

 

 

鳴子ダム周辺の観光スポット

鳴子ダムの滞在時間は、だいたい1時間ほど。せっかくなので少し足を伸ばして、鳴子温泉周辺を観光しましょう!

① カヌーや釣りもできる「荒雄湖畔公園」

鳴子ダムから車で約10分の場所にある「荒雄湖畔公園」。荒雄湖畔に注ぐ江合川の川沿いに広がっており、園内にはキャンプ場、遊具のある広場、テニスコート、散策路、恋人岬と呼ばれる荒雄湖を望める場所などがあります。

 

またあやめ園やつつじ園、ホタル護岸など、その時季ならではの景観を楽しめるスポットも見逃せません。またカヌーや釣り(遊魚券が必要)といったアクティビティも楽しめます。

所在地:

〒989-6941 宮城県大崎市鳴子温泉鬼首

料金:

なし(キャンプ場は有料。詳細はこちら

アクセス:

鳴子ダムから車で国道108号線経由約10分

駐車場:

無料

お問い合わせ:

0229-86-3455(荒雄湖畔公園管理棟)

荒雄湖畔公園の公式HPはこちら

 

② 迫力満点の間欠泉「鬼首かんけつ泉」

鬼首 間欠泉

出典:PIXTA(温泉の滝もある)

一定の周期で地中から温泉が噴き出す、間欠泉がみられる施設です。鬼首温泉の目玉スポットともいえる場所で、温泉の滝や露天風呂、温泉卵作りコーナーなどがあります。大人もワンコインで楽しめる、リーズナブルな面も嬉しいところ。

所在地:

〒989-6941 宮城県大崎市鳴子温泉鬼首吹上12

営業時間:
[4月下旬〜11月]

9:00〜16:30
[3月下旬~ 4月下旬]

10:00~15:00
休園日:

水曜日(GW、お盆、紅葉期間を除く)
※8月は、お盆期間(10日〜18日)を除く水曜日と木曜日休園
※12月~3月下旬は冬期休園

料金:

大人500円、小中学生200円、未就学児無料

アクセス:

鳴子ダムから車で国道108号線経由約15分

駐車場:

20台/無料

鬼首かんけつ泉の公式HPはこちら

③ 森の中に湯けむり?「地獄谷遊歩道」

鬼首温泉 地獄谷遊歩道

出典:PIXTA(紅葉の時期もオススメ)

鬼首かんけつ泉のすぐ近くにある「地獄谷遊歩道」。全長1kmほど、約30分の散策コースです。写真のように木々に囲まれた自然豊かな場所ですが、奥へ進むと至る所で湯けむりがあがる景色へと一変。「紫地獄」と呼ばれる場所では、小規模な間欠泉もみられます。

 

もちろんここにも、天然の湯溜まりを利用した温泉卵手作りコーナーがあるので、生卵を持参していきましょう。

所在地:

〒989-6941 宮城県大崎市鳴子温泉鬼首吹上16

営業時間:

なし

※冬季は積雪で自然閉鎖

料金:

無料

アクセス:

鳴子ダムから車で国道108号線経由約15分

駐車場:

無料/20台ほど

④ 渓谷沿いを歩く散策路もオススメ「鳴子峡」

秋の鳴子温泉郷

出典:PIXTA(V型の渓谷は高さ約100m)

紅葉の名所で有名な「鳴子峡」。例年10月中旬~11月上旬にかけて紅葉します。ビュースポットは「鳴子レストハウス」にある見晴台と、峡谷にかかる「大深沢橋」から望む鳴子峡。写真は見晴台からの眺望です。

 

見るだけじゃ物足りない! と言う方は、鳴子レストハウスを起点とする大深沢橋遊歩道(約2.2km)がオススメ。

所在地:
〒989-6823 宮城県大崎市鳴子湯元地内

営業時間:

24時間

料金:

なし

アクセス:
鳴子ダムから車で国道108号線、47号線経由で約10分
駐車場:
252台/紅葉シーズンのみ有料(中山平側駐車場)

⑤ 色が変わる神秘の沼「潟沼」

かた沼

出典:PIXTA(知る人ぞ知る紅葉の穴場。見頃は鳴子峡と同時期。)

「潟沼(かたぬま)」はおよそ1,200年以上前に出現したとされる、カルデラ湖です。普段は青緑色、エメラルドグリーン色をしていますが、蔵王の御釜と同じく天候などによって水面の色が変化します。

 

沼を一周する遊歩道があるほか、湖畔に建つレストハウスではボートの貸し出し(有料)を実施。

所在地:
〒989-6823 宮城県大崎市鳴子湯元地内

料金:

なし

アクセス:

鳴子ダムから車で国道108号線経由約15分
駐車場:
無料・約30台

鳴子ダムへいくならGWがねらい目!

鳴子ダムの堤体

出典:PIXTA

発電や農業用水の供給、洪水防止など、日々の暮らしを支えている鳴子ダム。日本人のみの力で完成させた、国内初のアーチ式コンクリートダム。と聞くと、なんだか誇りらしい気持ちになりますね。

 

すだれ放流がみられるのはGWのみなので、お見逃しなく! 紅葉は10月下旬~11月上旬が見ごろです。

鳴子ダム
このまとめが気に入ったら
「いいね!」をしよう

関連する記事

この記事のキーワード

GOGO MIYAGI 編集部
GOGO MIYAGI 編集部

GOGO MIYAGI!運営&記事編集担当。マグロとすんだ餅が好物。宮城にある神社や仏閣、景勝地、B級スポットの発掘に日々没頭中。読者の皆様にわかりやすく、ためになるような記事製作を心掛けています。