南三陸町ってどんなところ?
宮城県沿岸の北部に位置する、南三陸町。三方を山に囲まれ一方は海に面した地形で、町の70%を森林が占める自然豊かな場所です。
また海流の影響により、夏も涼しく、冬は雪が少ないという特徴があります。
南三陸町といえば、モアイ像!?
今から60年前、1960年に起きたチリ地震による津波で、南三陸町は大きな被害を受けました。
この津波の記憶を未来に伝えるため、南三陸町とチリ共和国は友好を深め、1991年にチリ彫刻家が新たにつくったイースター島のモアイ像が、志津川地区の松原公園に設置されました。
しかし、東日本大震災の津波により再び南三陸町は壊滅的な被害を受けます。公園も被災し、瓦礫の中から発見されたモアイ像は、志津川高等学校の敷地内に移設されました。
これ知った日智経済委員会チリ国内委員会が、再び復興を目指す南三陸町に新たなモアイ像を設置しようと、イースター島の長老会などに協力を呼び掛け、2013年5月、門外不出といわれてきた「イースター島のモアイ像」が太平洋を越え、南三陸町にやってきたのです。
これまでイースター島の石を使い彫られたモアイ像が島外に出たことはなく、また眼が入ったモアイは世界に2体しかないため、極めて貴重なものとなっています。
町内にはこのほか4か所にモアイ像があります。モアイ像の場所や位置は南三陸町観光協会のHPをご覧ください!
新鮮な魚介がたっぷりとのった名物「キラキラ丼」
南三陸町の名物「キラキラ丼」。南三陸の新鮮な魚介をたっぷりとのせた、その名の通り”キラキラ”した丼で、春(3~4月)は「春つげ丼」、夏(5~8月)は「うに丼」、秋(9月~10月)は「秋旨丼」、冬(11月~2月)は「いくら丼」と、四季ごとにそのときの旬の食材を使った丼が楽しめます。
リーズナブルな値段で贅沢な丼ぶりが食べられると話題になり、今では全国に知られる名物になりました。南三陸町へきたら、ぜひ食べておきたい一品です。
\宮城観光のガイドブック/
仙台駅からのアクセス
公共交通の場合
「仙台」駅からJR東北本線に乗車し約44分、「小牛田」駅で石巻線・気仙沼線に乗り換え「前谷地」駅もしくは「柳津」駅へ。「前谷地」駅または「柳津」駅からJR気仙沼線BRTに乗り換え、南三陸町内各駅下車。
仙台駅から南三陸町まで、所要時間は約2時間半です。
南三陸町観光協会では、レンタルサイクルを実施しています。公共交通で南三陸町に着いたら、自転車でゆっくり南三陸を巡るのもおすすめ!詳細は「みなたび」をご確認ください。
高速バスの場合
「県庁市役所前」もしくは「仙台駅前西口宮交仙台高速バスセンター40番のりば」から乗車し約100分、「道の駅さんさん南三陸」駅降車。片道運賃は大人1,800円、小児(小学生)は半額になります。
※仙台発は「仙台駅前」までは乗車のみ。「道の駅さんさん南三陸」からは降車のみとなります。
車の場合
■レンタカーを利用する場合の最寄り駅
「仙台」駅もしくは東北新幹線「くりこま高原」駅。両駅とも周辺にレンタカー店があります。
「仙台」駅から南三陸町までは車で約90分、「くりこま高原」駅から南三陸町までは約50分です。
■最寄りのIC
「志津川」IC…南三陸さんさん商店街、南三陸311メモリアル
「南三陸海岸」IC…サンオーレそではま
「歌津」IC…南三陸ハマーレ歌津、田束山
続いては、南三陸町にある観光スポットをご紹介します。
① キラキラ丼が食べられる「南三陸さんさん商店街」
東日本大震災の翌年に仮設商店街としてスタート、2017年3月に本設した「南三陸さんさん商店街」。
南三陸杉を使用した温かみのある平屋に、飲食店や鮮魚店、雑貨屋などが入っています。
南三陸町の名物「キラキラ丼」をはじめとする海産グルメ、ご当地土産、志津川湾を一望できる展望台があり、観光客で賑わいます。南三陸観光で外せないスポットです!
【南三陸さんさん商店街の基本情報】
住所:
宮城県本吉郡南三陸町志津川字五日町201-5
営業時間:
各店舗により異なる
アクセス:
【公共交通の場合】
「仙台」駅から高速バスに乗車-「道の駅さんさん南三陸」バス停下車、徒歩すぐ
JR気仙沼線BRT「志津川」駅下車、徒歩約3分
【クルマの場合】
三陸自動車道「志津川」ICより約5分
駐車場:
約250台/無料