石巻にある猫島「田代島」へ行ってきた!行き方は?見どころは?混雑は?

宮城県石巻市にある田代島といえば、東北を代表する猫島。今回は日帰りで田代島へ行ってきたので、その体験レポートをお届けします。フェリー乗り場までの行き方、島での観光ルートやスポット、カフェやお土産処なども余すことなくご紹介!猫たちの愛らしい写真も必見ですよ。

アイキャッチ画像出典:撮影 筆者
記事中画像:撮影 筆者

石巻駅から田代島への行き方

田代島 猫

東北の猫島といえば、宮城県石巻市にある田代島(たしろじま)。人口よりも猫の方が多いといわれています。

 

しかも、人懐っこい猫が多いとか。「犬は人につき、猫は家につく」ということわざがありますが、田代島の猫たちは本当に人懐っこいのでしょうか?

田代島 港

その事実を確かめるべく、筆者(M編集部)は日帰りで田代島へ行ってきました! まずはアクセス方法からご紹介します。

JR仙石線「石巻駅」から徒歩15分、「中央発着所」へ

石巻駅

田代島へは、石巻市にある網地島ライン株式会社が運営しているフェリーで向います。フェリーの発着所は2ヶ所(中央発着所・門脇発着所)ありますが、最寄りである「石巻駅」から一番近いのは「中央発着所」です。

 

バスでも行けますが、徒歩で15分くらいの距離なので今回は歩いて向かうことに。道中は『サイボーク009』で有名な漫画家・石ノ森先生のキャラクターモニュメントがある”いしのまきマンガロード”なので、歩くのも楽しいです!

石巻マンガロード

▲『サイボーク009』008=ピュンマ

駅の改札を出たら、真っすぐ進みます。

サイボーク009

すると『サイボーク009』の009=島村ジョーのモニュメントが現れます。彼の横を通りすぎて左折しましょう。

サイボーク009 グレードブリテン

『サイボーク009』の007=グレード・ブリテンの横を通り過ぎ、直進します。

旧観慶丸商店

すると正面に「旧観慶丸商店」という、レトロな洋風建築物がみえてきます。

 

まずは横断歩道を渡って旧観慶丸商店の方へ。さらに旧観慶丸商店を背に横断歩道を渡り、真っすぐ進みましょう。

石巻 呉通り

すると横断歩道の先に「呉通り」という標識がみえてくるので、その道を左折します。

少し歩くと正面に「石巻市かわまち交流センター(かわべい)」みえてくるので、横断歩道を渡りかわべい側へ、そのまま直進します。

いしのまき元気いちば

かわべいの隣にある「いしのまき元気いちば」を通り過ぎると、左手にバスの停留所がみえてきます。

田代島へフェリー乗り場までの階段

停留所の奥をみると、上写真のようなフェリー乗り場の案内板があります。堤防にかかっている階段を上がりましょう。

旧北上川 堤防

階段を上がると堤防の上に出ます。すぐ側を流れているのは、旧北上川です。

 

右手にマンションがあり、その1階がフェリー乗り場である「中央発着所」の窓口となっています。

田代島フェリー 入口

案内板が出ているので、入口はわかりやすいですよ!

 

チケットの購入方法とフェリーの時刻表

田代島フェリー 自動券売機

タッチ操作による自動券売機で、フェリーの切符を購入します。必ず「往復券」を購入してくださいね!

 

価格は大人2,500円(往復)です。下船するときに切符を渡すので、紛失にはご注意ください! また切符の有効期限は発売日を含めて7日間あるので、宿泊する方もご安心ください。

田代島の往復券は、どちらの(大泊港・仁斗田港)からでも利用できる!

田代島フェリー待合所

田代島には北東部の「大泊港(おおどまりこう)」と南東部の「仁斗田港(にとだこう)」という2つの港があります。

 

どちらの港からも利用できるので、安心してください。また海の状況によっては寄港できない場合もあるので、最新の運航情報を確認してから向かいましょう!

 

筆者が訪れた日は、波浪の影響で行きは大泊港に寄港しませんでした(帰りは寄港しました)。

田代島フェリー時刻表

待合室には、その日のフェリーの運航時刻表が掲示されています。※日によって変わるので、最新の情報は綱地島ラインの公式HPをご確認ください。

 

日帰りの場合は、下り2便に乗って田代島へ向かい、上り3便で石巻へ戻ってくるのが一般的。上り4便は石巻まで行かないので、上り3便を逃すと田代島に宿泊するしかありません。ご注意ください!

田代島へ向かうフェリー

チケット売り場は待合室も兼ねており、トイレ(多目的トイレもあり)もあります。島内にはトイレの場所が限られているので、フェリー到着前までに済ませておきましょう。

田代島 ガイドマップ

待合室には、田代島のガイドマップも置かれています。

田代島 フェリー

出航時刻の20分くらい前にフェリーが到着しました。

田代島フェリー 展望席

フェリーの1階は室内、2階は展望席となっています。中央発着所からスタートするので、自分の好きな席を確保できるメリットがあります。

 

というのも週末や祝日の場合、もう1つの発着所である「門脇発着所」から乗船すると、に座れない可能性もあります。

田代島フェリー

実際、筆者は日曜日に乗船しましたが、1階、2階ともにほぼ満席状態。猫目当ての観光客以外に、釣り人も多く見かけました。

 

田代島は猫の島だけでなく、釣り人にとっても聖地みたいな島のようです。

石巻を出発するフェリー

さて、いよいよ出航です! 石巻市から田代島までは約40分の船旅。波の状況によっては大きく揺れるので、心配な方は酔い止めを飲んでおきましょう。

船旅のお楽しみ

田代島とカモメ

40分間の船旅を、より楽しくするアイテムがあります。それはカルビー株式会社が販売している、かっぱえびせんです。

 

写真は田代島から帰る時の様子ですが、ご覧ください! 船を追いかけるようにカモメが飛んでいます。

かっぱえびせんをカモメにあげようとする子供

やつらの狙いは、手に持っているかっぱえびせんです。

かっぱえびせんをキャッチするカモメ

この通り、器用にかっぱえびせんだけをさらっていきます。ナイスキャッチ! 行きの船より、帰りの船のほうがカモメの数は多い印象でした。

上陸前に確認!田代島のルール

田代島 猫と触れ合うルール

田代島へ上陸する前に、猫と触れ合うルールに目を通しておきましょう!

 

主な項目は……

① 猫に餌(エサ)をあげない!

② 島民の私有地に侵入しない!

③ 道路の真ん中で写真を撮らない!

④ 子猫はそっと見守ること!(抱きかかえて、別の場所に連れていくのは大変危険)

⑤ ゴミは必ず持ち帰る

ルールを守って、楽しく田代島を観光しましょう!

田代島の観光ルートをご紹介

田代島の玄関口、仁斗田港に到着!

仁斗田港

仁斗田港へ到着しました。さてさて猫はいるのかな?

仁斗田港にいた黒猫

と、港に降りたらさっそく第一にゃんこを発見! 人を見ても逃げる素振りはなく、ノンビリと歩いています。

田代島 黒猫

しゃがんでカメラを構えていると、にゃんと自ら寄ってきてくれました! たまらにゃい。

仁斗田港 

港の猫とお別れし、いよいよ島へ上陸します。

田代島 案内板

さっそく分岐点です。道が左右二手に分かれており、大半の観光客は左手の「ネコ多い」の方へ進んでいました。

 

右手の「ネコ少ない」の方は、大泊港方面。こちらの方が、主要の観光スポットである「島の駅」や「猫神様猫神社」に近いです。

 

筆者は迷わず、左手の「ネコ多い」方から島を巡ることにしました。

 

<筆者が巡った田代島観光コース>

仁斗田港

①島の駅(田代島にゃんこ共和国)

②猫神様猫神社

③大泊港

④マンガアイランド

⑤クロネコ堂(カフェ)

仁斗田港

※滞在時間は、約5時間。

① 島の駅(田代島にゃんこ共和国)を目指す

田代島 案内標識

まずは主要の観光スポットである、島の駅を目指します。所々に案内の標識があるので、迷うことはありません。

 

島の駅と猫神社は同じ方向にあるので、猫神社の標識を頼りに進めば大丈夫です。

田代島の住宅街

仁斗田地区の集落を通っていきます。時折車も通るので、撮影する際は必ず周囲を確認してくださいね!

田代島 黒猫

道中も猫いっぱい!

田代島 猫

ジィーと見つめてくるにゃんこ。

田代島 白黒猫

続々とやってくる観光客の足音に驚いて、体を起こすにゃんこ。

田代島の猫

カメラ目線……?

田代島の路地裏にたまる猫

路地裏に入ると、猫の溜まり場が……!

田代島 猫

しかも自ら近寄ってくる猫ばかり! 尻尾を揺らしながら、体をすり寄せてくるにゃんこも。

阿部ツ商店

道中には、田代島唯一の商店「阿部ツ商店」があります。

阿部ツ商店と猫

階段では、猫がノンビリ寛いでいました。

阿部ツ商店から先の山道

この阿部ツ商店を境に、山登りがはじまります。道はアスファルトで舗装されていますが、島の駅まではずっと上り坂です(約30分)。

 

とはいっても緩やかな上り坂なので、運動しない筆者でも苦しい思いはしませんでした。

田代島 観光客と猫

それに道中には、癒しのにゃんこ達がいます。

田代島 猫の集会

猫の集会? にゃーにゃー鳴きあっています。

田代島の海

草木の間から覗ける景色も美しいです。

田代島の森の中

田代島は、黒潮の影響で温暖な気候が保たれており、降雪もほとんどみられないそう。

 

周りの木々も鬱蒼としており、ジャングルぽい雰囲気がありました。

田代島の猫

そんな山の中にも、猫がいます。

田代島 猫

おお?

田代島 猫

おおっ、駆け寄ってくる!

田代島猫

しかも後ろの方に、もう1匹いる!

田代島 通りすぎていく猫

そして2匹とも通り過ぎていった……。この振られパターン、何度もありました。

田代島 島の駅

仁斗田港から約30分、「島の駅」に到着しました。田代島の小中学校の跡地(旧自然教育センター)を利用してつくられた施設で、島のほぼ中央に位置してます。

田代島 猫

ねこじゃらしなどが用意されており、誰もが自由に使えます。

田代島 ベンチに座る猫田代島 島の駅と猫田代島 島の駅で寝っ転がる猫田代島 黒猫

島内で、もっとも猫が多く集まってくる場所。といっても過言ではありません。

島の駅

島の駅では、田代島限定のオリジナルグッズや、島でとれた海産物なども販売されています。田代島にゃんこ共和国入国証缶バッチや、ステッカー、ポストカードや小物入れなど、ここでしか手に入らない限定品は必見!

田代島 島の駅

トイレも整備されているほか、簡単な食事もとれるので、休憩場所としても最適です。

 

※営業時間……10:00~15:00(夏季記運行ダイヤ中は最終上り便の時間まで)

② 猫神様猫神社

田代島 道

島の駅から200m先にある、猫神様猫神社へ向かいます。

猫神様猫神社

5分もかからず、「猫神様猫神社」に到着しました。

猫神様猫神社

お社の周りには、猫の置物がたくさん。お賽銭をし、猫たちの健康と繁栄を祈ります。

猫神様猫神社の前にいた猫

猫神様猫神社のベンチに、真っ黒な猫が匹いました。そこから動くことなく、参拝しにくる観光客をジィーと眺めています。

猫神社と猫

2時間後くらいに猫神様猫神社を訪れてみると、同じ場所に同じ猫(恐らく)がいました。

猫神様 由来

島では昔から、”猫は大漁を招く縁起の良い生き物”として親しまれていたそうです。

 

しかしある日、漁に必要な重りを作るために岩を削っていたら、その岩片が飛び散り猫を直撃してしまい、瀕死の重傷を負わせてしまったそうです。

 

心を痛めた漁師は、今後の猫の安全と大漁を祈願して、猫を祀猫神様として信仰を深めていった。という由来が記されています。

③ 大泊港

田代島 大泊港への道

猫神様猫神社から先へ進むと、十字路の分岐点に出ます。大泊港を目指して、真っすぐ進みます。

 

ここから先は下り坂となっています(帰りは上りで大変でした)。

田代島 巨木

ふと顔を上げると、田代島の大自然が広がっています。

田代島 自然

人の手が加えられていない森。木の根元の方には、石でつくられた祠のようなものも。

田代島 港

少し急な坂を下りていくと、港がみえてきます。大泊港です。

 

猫神様猫神社から大泊港までの道中、1匹も猫を見かけませんでした。「ネコ少ない」は本当のようです。

大泊港

大泊港に到着しました。観光客も2,3組ほどしかいません。

大泊港と猫

ですが、大泊港にもきちんと猫はいました。悠々と波止場を歩いています

猫 大泊港

4匹ほど見かけました。仁斗田港にいた猫とは違い、自ら寄ってくることはありません。そこがまた可愛いのですが……。

田代島 大泊港 猫

人に触れて欲しいと思っている猫と、そうでない猫がいるのは当然です。追いかけてムリやり触るのは、絶対にやめましょう。

大泊港 灯台

たしかに猫の数は少ないですが、人気も少ないのでノンビリ静かに過ごせる場所でした。

④ マンガアイランド

仁斗田港へ向かう道中の猫

▲島の駅近くの道

マンガアイランドに向かうために、仁斗田港の方まで道を引き返します。大泊港から島の駅までは急な上り坂になっているので、時間配分にはご注意ください!

 

島の駅まで戻ってくると、あちらこちらで猫を見かけます。

島の駅と猫

森の中からヒョッコリ出てきた猫。

田代島 標識

来た道を戻る道中に「マンガアイランド」の標識がみえてきます。

田代島 道路

ほぼ一本道なので、迷うことはないと思います。

謎の石碑を横目に歩きます。

田代島 マンガアイランド入口

分岐点から10分ほど歩くと、マンガアイランドの標識がみえてきました。

マンガアイランド ロッジ

マンガアイランドには、里中満智子先生、ちばてつや先生、志賀公江先生、木村直己先生、御茶漬海苔先生という、漫画界の大御所がデザイン・内装に携わったロッジが5棟建っています。

 

事前に予約すれば、ロッジに宿泊することも可能です。

田代島マンガアイランド センターハウス

整備された芝生にはテーブル付きのベンチも整備されているため、休憩所としてもピッタリ。

マンガアイランドの猫

もちろん猫もいますし、眺めも最高です!

マンガアイランド テントサイト

ロッジだけでなく、芝生のテントサイトもあります。先着5名までならキャンプ用品を有料でレンタルできるようです。

 

マンガアイランドの詳細はこちら

予約などはこちらのページをご確認ください。

⑤ クロネコ堂

マンガアイランドにある仁斗田港への標識

いよいよ最終目的地である「クロネコ堂」へ向かいます。仁斗田港の近くにあるので来た道を引き返すか、標識に従う別ルートもあります。

田代島 路地

筆者は別ルートで行こうとしましたが、道中は標識案内が少なく、集落の中を通りそうな道のりだったので、引き返しました。

田代島 路地 猫

その道中でも猫発見。ムスッとしています。

田代島 稲荷神社

クロネコ堂に向かう前に、稲荷神社に立ち寄りました。

田代島 稲荷神社

ここは京都からの落ち人・平塚掃部之助が、嘉承元年(1106)に京都の伏見稲荷を分霊して建立したと伝えられているそう。

 

平塚掃部之助とは何者なのか? 探してみたものの、田代島以外には記録が残っていない人物のようです。

田代島 稲荷神社 鐘楼

鐘楼や、奥には石碑が残されています。

仁斗田集落

参拝した後は、仁戸田港方面に向けて歩き出します。

田代島の海

右手は海岸です。造られてまだ新しい、白い堤防と護岸ブロックがみえます。

田代島 津波による浸水被害の標識

田代島も2011年3月11日発生した東日本大震災で、津波の被害を受けました。

 

震災後のフォト画像はこちらのページで見られます。

クロネコ堂

そんなこんなで、クロネコ堂に着きました。クロネコ堂は閉局した郵便局を再利用してつくられた、お休み処・歴史資料館。運営しているのは田代島の移住者の方だそうです。

 

ここでは飲み物やネコカレー、オリジナルグッズなどが販売されています。

田代島 写真

店内の壁には、田代島の歴史を物語る写真がズラリ。島民の暮らしや自然、文化などが垣間見えます。入館は無料なので、ぜひ立ち寄ってみてください。

田代島のクロネコ堂 店内

店内にも猫がチラホラ。午後2時前だったので、ほとんどの猫はお昼寝中でした。

田代島 寝る猫

外にいる猫たちもぐっすり……。静かに見守ってあげましょう。

田代島のクロネコ堂前の猫

もちろん、活動的な猫もいました。

クロネコ堂 Appleシューズ

筆者はアップルジュースを注文。他にもホット・アイスコーヒやメロンクリームソーダなどもあります。店内にも外にも席があるので、休憩にオススメ!

再び仁斗田港へ

仁斗田港 フェリー乗り場

この日のフェリーの最終便は、14時半ぐらいでした。日によって最終便の時刻は違うので、必ず確認してください。

 

島の駅やクロネコ堂にも「本日の石巻行き最終便は○○時です!」という張り紙があったので、訪ねた際はぜひ確認してみてくださいね。

田代島 公園にあるトイレ

仁戸田港には、ベンチや公衆トイレが整備された公園があります。

田代島 公園にいる猫

もちろん猫もいます。

田代島の魚をくわえた猫

帰りの波止場では、お魚加えた猫を発見。港には釣り人がいるので、釣れた魚を頂いているみたいですね。

田代島のお土産

田代島 お土産

田代島のお土産は、島の駅でステッカーを、クロネコ堂でキーホルダーを買いました。

 

どちらも田代島限定ものなので、旅の記念にいかがでしょうか?

猫と過ごす、至福の休日を田代島で

田代島のぎょこうと猫

いかがでしたか? 猫島こと田代島には、たくさんの島猫たちが悠々自適に暮らしていました。

 

人懐っこい性格の子も多く、自ら寄ってくる猫がたくさんいました。触ってみると毛並みもツヤツヤで、温かくて気持ちいい……。

 

猫好きはもちろん、日々の生活に浸かれたあなたも、猫たちに癒されてみませんか? ※猫たちと触れ合う際は、ルールを必ず守ってくださいね!

 

田代島の猫と港
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編集部員 M
編集部員 M

GOGO MIYAGI!記事執筆担当。東北の魅力にハマり、自腹で宮城県に通う日々が続く。ペーパードライバーなので、旅は徒歩・バス・電車が中心。現地のリアルな観光レポートをお届けします!