鳴子温泉郷にある10の観光スポット

① 買い物とグルメを楽しもう「鳴子温泉」

00490-鳴子温泉-遠景-日本こけし館から

提供:鳴子温泉郷観光協会(鳴子温泉地)

JR陸羽東線「鳴子温泉駅」を起点に広がる、鳴子温泉。駅前には足湯(無料)が設置されており、周辺には宿や共同浴場、飲食店などが立ち並んでいます。

こけし電話ボックス

出典:写真AC(なにかと話題のこけし公衆電話BOX)

また”日本三大こけし発祥の地”でもある鳴子温泉。温泉街のあちらこちらに「こけし」の姿が! こけしと一緒に、記念撮影なんていかがでしょうか?

 

■「下駄手形」でお得に過ごす

駅へ着いたら、構内にある「鳴子観光・旅館案内センター」へ。鳴子温泉の観光情報がゲットできるほか、共同浴場や土産店で割引や特典を受けられる「下駄手形(1個100円)、宿泊せずとも旅館の温泉を巡れる「湯めぐりチケット」を購入できます。詳細ページはこちら。

 

「鳴子温泉駅」近隣の宿をさがす

② 温泉神を祀る「鳴子温泉神社」

鳴子温泉神社

出典:PIXTA(主祭神は大己貴命、少彦名命)

鳴子温泉街にある「鳴子温泉神社(ゆのかみやしろ)」。平安時代に編纂された『続日本書紀』によると、温泉神社の創建は承和4年(837)。同年4月に鳴子温泉の鳥谷ヶ森にて、地面から突然温泉が噴出(火山活動が原因)。驚いた住民らはすぐさま朝廷に報告し、温泉神を祀ったと記されています。

 

住民らは噴出したお湯を「鳴声(なきご)の湯」と呼び、それが現在の「鳴子」という名の由来にもなりました。

 

■由緒ある延喜式内社

※延喜式神名帳に記された神社の中でも「温泉神社」として記載されているのは、鳴子温泉神社を含めて3か所のみ。温泉神を祀る神社の中でも格式の高い、由緒正しい神社なのです。

※延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)
平安時代の延長5年(927年)にまとめられた『延喜式』の巻九・十のこと。当時「官社」とされていた全国神社の一覧表。格式のある神社の証。

参道脇には相撲の土俵があり、これは文治5年(1189)源頼朝が平泉に侵攻した際には(奥州合戦)には戦勝祈願に訪れ、家臣による相撲が奉納されたとのが由来となっています。鳴子相撲と呼ばれており、九州の「明鳥」、東京の「浅草」とともに日本の三大田舎相撲の一つです。

【鳴子温泉神社の基本情報】
所在地:
〒989-6823 宮城県大崎市鳴子温泉湯元
拝観料:
なし
御朱印:
あり
アクセス:
JR陸羽東線「鳴子温泉駅」から徒歩約7~10分

「鳴子温泉神社」近隣の宿をさがす

③ 色が変化する「潟沼」

かた沼

出典:PIXTA(世界トップクラスの酸性湖。村の不作を救うおうと、ある百姓の娘が愛馬とともに入水。その後、娘は龍神となり、枯渇していた稲作に水が潤った。という伝説がある。)

承和4年(837)の火山活動により鳴子温泉にお湯が噴出し、朝廷は湯神様を祀る「鳴子温泉神社」を創建しました。それと同時期に出現したと考えられているのが、「潟沼」です。潟沼は旧噴火口にできたカルデラ湖で、蔵王の御釜と同じようなエメラルドグリーンや濃い緑色など、天候によって水面の色が変化します。

 

また湖底から耐えず熱泉ガスや水蒸気が発生しているため、湖面が白濁にもなる不思議な湖です。

潟沼の紅葉

出典:PIXTA(湖畔に建つ「潟沼レストハウス」で貸しボートをレンタル)

●湖畔トレッキングやボートを楽しもう

湖を一周する遊歩道が整備されており、40分ほどで一周できます。また貸しボートもあるため、水上から景色を楽しむのもオススメ。秋は湖を囲む木々が紅葉し、錦秋に染まる森と青い湖面の美しいコントラストを望めます。冬季(11月下旬~4月下旬)は積雪の関係で潟沼へ続く道が閉鎖され、アクセスできません。

 

潟沼のすぐ近くには珍しいクレー射撃場があるため、興味があればぜひ覗いてみてください。

【潟沼の基本情報】

所在地:
〒989-6823 宮城県大崎市鳴子湯元地内
アクセス:
<公共交通>
JR陸羽東線「鳴子温泉駅」から徒歩約40分
<車>
・JR陸羽東線「鳴子温泉駅」より約10分
・東北自動車道 古川I.Cより約45分
駐車場:
無料・約30台

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④ 紅葉の名所「鳴子峡」

秋の鳴子温泉郷

出典:PIXTA(峡谷にかかる「大深沢橋(おおふかざわばし)」は国道47号線)

紅葉の名所で有名な「鳴子峡」。V型の深い峡谷で、ゴツゴツとした岩肌に茂る木々が、例年10月中旬~11月上旬にかけて紅葉します。峡谷にかかる「大深沢橋(おおふかざわばし)」から景色を望むのもいいですし、峡谷沿いを一周する大深沢橋遊歩道(全長約2.2km/所要時間約50分)を散策するのオススメです。

鳴子峡と電車

出典:PIXTA(陸羽東線)

■車窓からも楽しもう!

またJR鳴子温泉駅から陸羽東線に乗り、車窓から鳴子峡の景色も楽しむのもまた一興(鳴子温泉駅~中山平温泉駅)。シーズン中は減速運転をしてくれるので、絶景をじっくりお楽しみいただけます。

【鳴子峡の基本情報】
所在地:
〒989-6100 宮城県大崎市鳴子温泉
料金:
なし
アクセス:
JR陸羽東線「鳴子温泉駅」から車で約10分
駐車場:
紅葉シーズン中は有料/253台(中山平駐車場)

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⑤ 全国のこけしが集うミュージアム「日本こけし館」

こけし館

東北発祥の伝統こけしは、全国で11系統(種類)あります。宮城県内には遠刈田(とおがった)、作並(さくなみ)、弥治郎(やじろう)、そして鳴子(なるこ)の4系統があり、鳴子系のこけしは首を回すとキュッキュッと音が鳴ります。

こけしを絵付けする人

出典:PIXTA(こけし絵付けのイメージ画像)

■自分だけの「こけし」を作っちゃおう!

鳴子温泉にある「日本こけし館」では、約5,000本もの伝統こけしを展示。こけしは系統によって顔の表情や胴体に描かれる模様、作りも異なります。こけしをじっくり観察して、地域によって違う表情や模様を比べてみるのも面白いですよ。

 

職人によるろくろ挽きの実演や、こけしの絵付け体験(1,100円/10名以上は要予約)なども行っています。旅行のお土産に、ぜひマイ・こけしを手に入れませんか?

【日本こけし館の基本情報】

所在地:
〒989-6827 宮城県大崎市鳴子温泉字尿前74-2
開館時間:
[4月1日~11月30日]
8:30~17:00
[12月1日~12月31日]
9:00~16:00
入館料:
大人:400円、中高校生:160円、小学生:120円
定休日:
1月1日~3月31日
アクセス:

<電車>
JR仙台駅から東北本線「石越行き」に乗車約43分、「小牛田駅」下車。JR陸羽東線「鳴子温泉行」に乗車約56分「鳴子温泉駅」で下車、徒歩約25分

<車>
東北自動車道 古川I.Cから約40分

駐車場:
無料・普通車20台

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