⑥ 花の祭典「川渡温泉河川敷の菜の花畑」
鳴子温泉郷の入口に位置する川渡温泉(かわたび)。複数の宿と1件の共同浴場からなる温泉地で、脚気(足がしびれたり、むくんだりする症状)によく効くことで知られています。そんな川渡温温泉を流れる江合川(えあいがわ)の河川敷には、春になると菜の花の絨毯が姿を現します。見頃は4月下旬。
■「おおさき鳴子温泉菜の花フェスティバル」に参加してみよう!
4月最終日曜日には、「おおさき鳴子温泉菜の花フェスティバル」を開催。大崎発祥のご当地グルメや、バイオ燃料で走るゴーカートなど、子どもも大人の楽しめる催し物が行われます。
【川渡温泉河川敷の菜の花畑の基本情報】
所在地:
〒989-6100 宮城県大崎市鳴子温泉川渡
見ごろ:
4月下旬頃
開催時間:
なし
※おおさき鳴子温泉菜の花フェスティバル2019年は9:30~15:00
料金:
なし
アクセス:
<電車>
JR陸羽東線「川渡温泉駅」下車
<車>
東北自動車道 古川I.Cから国道47号線 鳴子方面行きへ約40分
駐車場:
あり(河川敷駐車場)
※イベント開催日は臨時駐車場複数あり
川渡温泉旅館組合の公式HPはこちら
⑦ 温泉好き必見「鬼首かんけつ泉」
間欠泉(かんけつせん)をご存知でしょうか? 一定の周期で地中から地上へ熱湯を吹き出す温泉のことです。国内でもみられる場所は限られていますが、鳴子温泉郷の奥にある鬼首温泉(おにこうべ)でこの間欠泉をみられます。
間欠泉を見学できるのは、「鬼首かんけつ泉」という施設。園内には「弁天」と「雲竜」という二つの間欠泉があり、「弁天」は10分間隔で15mほど、「雲竜」は10~20分間隔で4~5mほどの温泉を噴出します。
■露天風呂、温泉卵作りコーナーもある!
間欠泉のほかにも、温泉の滝、足湯や手湯、露天風呂などがあるほか、温泉地の定番”温泉卵”をつくれるコーナーもちゃんとあります。
【鬼首かんけつ泉の基本情報】
所在地:
〒989-6941 宮城県大崎市鳴子温泉鬼首吹上12
営業時間:
[4月下旬〜11月]
9:00〜16:30
[3月下旬~ 4月下旬]
10:00~15:00
休園日:
水曜日(GW、お盆、紅葉期間を除く)
※8月は、お盆期間(10日〜18日)を除く水曜日と木曜日休園
※12月~3月下旬は冬期休園
料金:
大人500円、小中学生200円、未就学児無料
アクセス:
<公共交通>
JR陸羽東線「鳴子温泉駅」から大崎市営バス鬼首線下りで30分、かんけつ泉下車、徒歩3分
<車>
・JR陸羽東線「鳴子温泉駅」から車で約10分
・東北自動車道 古川I.Cより車で約50分
駐車場:
20台/無料
⑧ そうだ、地獄へいこう!「地獄谷遊歩道」
鬼首かんけつ泉のすぐ近くにある「地獄谷遊歩道」。地獄と聞くと荒涼とした風景を想像しますが、遊歩道の入り口は木々が生い茂る鬱蒼とした森。「なんだ、普通じゃないか。」そう思って足を進めていくと、突然視界を遮る白い湯気。
岩壁から湧き出た温泉が滝のように流れていたり、遊歩道の脇でがボコボコと泡ぶくが立つ”湯だまり”がみられたり、小規模な間欠泉(まんだら地獄)があったりと……なんとも異様な景観が広がっています。
■鬼首伝説が残る地獄谷
この地獄谷は「鬼首」という地名由来の伝説と、由縁ある場所。今から千年以上前の平安時代。大和政権(朝廷)は宮城県を含む東北地方を蝦夷(えみし)と呼び、支配下に置きたいと考えていました。そんな大和政権に反旗をひるがえしたのが、蝦夷の首領・大武丸。しかし蝦夷征夷のためやってきた坂上田村麻呂によって、斬首されてしまいます。その首がこの地に落ちたので「鬼首」と呼んだ、という伝説です。
戦場から逃げ延びた大武丸がこの地獄谷に入り、追手から逃れたのではないかと伝えられる「人追い地獄」と呼ばれる場所があり、昔は人を寄せつけないほど温泉が噴出したと言われています。
【地獄谷遊歩道の基本情報】
所在地:
〒989-6941 宮城県大崎市鳴子温泉鬼首吹上16
営業時間:
なし
※冬季は積雪で自然閉鎖
料金:
無料
アクセス:
<電車>
東北新幹線 古川駅から陸羽東線に乗り換え「鳴子温泉駅」下車、大崎市営バス(鳴子温泉駅〜鬼首温泉 )に乗り、「かんけつ泉」下車徒歩2分
<車>
東北自動車道古川I.C→国道47号線・山形方面へ、鳴子温泉地域より国道108号で鬼首方面へ30分
駐車場:
無料/20台ほど
⑨ すだれ放流が美しい「鳴子ダム」
日本で初めて日本人の手だけでつくられた「鳴子ダム」。ダム天端(ダムの一番高い所、歩道になっている)を自由に散策できるほか、ダムの機能や鳴子ダムの歴史を学べる展示室、ダム湖を眺望できるテラスなどがあります。
また平日限定ですが、事前申し込み(1週間前)でダム操作施設などの見学が可能です。ダム見学に関する詳細・予約はこちら。
■ゴールデンウイーク、紅葉の時期がねらい目!
例年ゴールデンウイーク期間中に、雪解け水を利用した「すだれ放流」を実施。毎年多くの観光客が訪れるビックイベントです。またダムの堤体には鯉のぼりが飾られ、ダムの上を悠々と泳ぐ姿もみられます。
秋は鳴子ダム周辺の木々が紅葉し、青緑色のダム湖とのコントラストが素晴らしい
【鳴子ダムの基本情報】
所在地:
〒989-6806 宮城県大崎市鳴子温泉字岩渕2-8
営業時間:
8:00 ~17:00
料金:
なし
アクセス:
JR陸羽東線「鳴子温泉駅」から約7分
東北自動車道 古川I.Cから約45分
駐車場:
無料・10台
⑩ 冬以外も楽しめる「オニコウベスキー場」
スキーと言えば”冬だけ”という印象も持たれる方も多いかもしれません。が、オニコウベスキー場は夏も楽しめるスキー場! ゴンドラに乗って標高1,100メートルの鍋倉山頂まで上ったり、釣り堀で釣った魚をその場で食べたり、ユニークな自転車に乗ったり、36ホールもあるパターゴルフ、プールの水面に浮かぶ透明な球体(アクアチューブ)に入りって水上を走る遊具など、子供から大人まで楽しめるアクティビティが充実しています。
■すぐ近くには吹上高原キャンプ場!日帰り温泉施設もあり
オニコウベスキー場から車で10分くらいの場所に「吹上高原キャンプ場」があります。一面芝生のフリーサイトですが、車両の乗り入れもOK。ほかにも電源付きのサイトや、愛犬家に嬉しいペットサイトもあります。日帰り温泉施設(すぱ鬼首の湯)も隣接しているため、初心者キャンパーにもオススメのキャンプ場です。
【オニコウベスキー場の基本情報】
所在地:
〒989-6941 宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字小向原9-55
営業時間:
10:00~15:00
アクセス:
<車>
東北自動車道 古川I.Cから約50分
<公共交通>
JR陸羽東線「鳴子温泉駅」下車、 市営バス(鬼首線)に乗車し約40分「ペンション村」下車
駐車場:
無料・1,000台
<すぱ鬼首の湯>
営業時間:
[平日]10:00~18:00
[土・日]10:00~19:00
料金:
・1回大人600円、子ども(3歳~小学生)300円
・1日大人1,050円、子ども(3歳~小学生)500円
鳴子温泉グルメ「栗だんご」を食べよう!
老舗の餅店である「餅処 深瀬(ふかせ)」で売られている、鳴子温泉名物「栗だんご」。弾力あるモッチリした餅の中に、栗が丸ごとひとつ入っている贅沢な一品です。餅にかかっているのは、醤油風味のみたらしあん。甘じょっぱいみたらしあんをからめて、栗入りの餅をいただきましょう。
【餅処 深瀬の基本情報】
所在地:
大崎市鳴子温泉湯元24-2
営業時間:
8:00~18:00(売り切れ次第終了)
定休日:
不定休
アクセス:
JR鳴子温泉駅から徒歩約2分
駐車場:
なし
温泉郷ならではの観光スポットがたくさん!
千年以上の歴史をもつ鳴子温泉郷。温泉神社や間欠泉、地獄谷など、温泉に由縁のある観光スポットがあるのも鳴子温泉郷ならでは。足湯用のタオルを忘れずに!
紅葉の名所も多く、秋に足を運ぶのオススメです。冬季は道路が閉鎖される場所もあるため、事前に調べていきましょう。