オススメの来訪時期は、6月~7月と9月~10月
■6月~7月
さまざまな高山植物がみられる世界谷地原生花園ですが、とくに有名なのは”ニッコウキスゲ”の大群生です。
ニッコウキスゲはユリ科の植物で、花弁は濃い橙色をしています。特徴としては花の命が短く、早朝に咲き夕方にしぼんでしまいます。
世界谷地原生花園では6月中旬~下旬頃が見ごろです。
■9月~10月
栗駒山の紅葉は、9月下旬~10月中旬が見ごろ。世界谷地原生花園からのぞむ栗駒山も素晴らしく、混雑もそれほどないため、ゆっくり紅葉狩りを楽しめます。
山の紅葉より先に色づく、湿原の草紅葉も必見です。
世界谷地原生花園から栗駒山を目指せる(上級者コース)
世界谷地原生花園を経由し、栗駒山山頂を目指す「大地森(だいちもり)コース」があります。コース距離は片道約9km、所要時間は4時間半ほど。
世界谷地原生花園駐車場からニッコウキスゲが咲き誇る「世界谷地」を通り、ブラの原生林が生い茂る「大地森(1154.9m)」、雪渓と高山植物が咲き誇る「御室」、稜線をのぞむ「天狗平(須川分岐)」を経由し、栗駒山山頂へいたります。
かなり体力が求められるコースで、それなりの登山経験が必要です。とくに大地森はクマの目撃情報が多く(人よりもクマに会う)、クマ対策は必死です。
入念な登山計画と万全の準備をしたうえで、登山へ挑みましょう。
大地森コースに関して、こちらのサイトで詳細に紹介されています→「栗駒山と登山」
世界谷地原生花園でみられる植物
前述したニッコウキスゲのほかに、世界谷地原生花園ではさまざまな高山植物がみられます。花の植物がみられるのは、主に5月~9月まで。
ショウジョウバカマ(5月)
ミズバショウ(5~6月)
ワタスゲ(5~6月)
ニッコウキスゲ(6月~7月)
タテヤマリンドウ(6月~7月)
ほかにも7月はレンゲツツジ、サラサドウダンなどがみられます。
サワラン(7月)
ほかにも7月はツルコケモモ、トキソウなどがみられます。
キンコウカ(7~8月)
ほかにも8月はミズギク、イワショウブなどが咲いています。
エゾオヤマリンドウ(9月)
ほかにも9月はコバキボウシなどが咲いています。
※世界谷地原生花園は、栗駒山国定公園の特別保護地区です。草花やミズゴケを採取したり、樹木を傷つけないようにしましょう。
世界谷地原生花園へのアクセス
所在地:
栗原市栗駒沼倉栗駒国有林内
入園料:
なし
アクセス:
<公共交通>
JR東北新幹線「くりこま高原駅」からタクシーで約1時間
<車>
東北自動車道 若柳金成I.Cから車で約50分
駐車場:
無料/50台