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「細倉マインパーク」ちょっぴり怖い、冒険心くすぐる地底の世界へ!

宮城県栗原市にある「細倉マインパーク」は、1,200年の歴史をもつ鉱山を利用したテーマパークです。坑道の一部を見学できるほか、採掘風景を再現した人形の展示が「リアルすぎる」と話題となっています。この記事では、細倉マインパークの見どころを写真多めで紹介。

アイキャッチ画像:撮影 編集部
記事中画像:撮影 編集部

細倉マインパークってどんな所?

細倉マインパーク 駐車場

仙台市より車で約1時間20分、宮城県栗原市にある「細倉マインパーク」。平安時代より開発され、1,200年の歴史をもつ細倉鉱山につくられたテーマパークです。

細倉鉱山 、模型

方鉛鉱、閃亜鉛鉱など、たくさん金属資源を生産していた細倉鉱山。最も繁栄したといわれる1960年頃には、鉱山周辺に1万人以上の人々が暮らしていました。
1987年(昭和62)に閉山し、現在は坑道の一部を細倉マインパークとして一般公開しています。

ワンコインで異世界体験!?

細倉マインパーク 坑道内
細倉マインパークのメインは、長さ777メートルに及ぶ観光坑道。坑道内は薄暗く、地底の世界に迷い込んだかのような、異世界感がすごい!

内部は冷蔵庫並みの寒さなので、長袖の上着が必須です。

細倉マインパークの料金:
大人500円、中高生400円、小学生300円

 

この記事では、細倉マインパークの内部の様子や見どころなどを、写真多めで紹介します。

 

\鉱物について詳しく知る/

ITEM
図説 鉱物の博物学
出版社 ‏ : ‎ 秀和システム; 第2版
著者:松原聰
発売日 ‏ : ‎ 2021/10/7
単行本 ‏ : ‎ 483ページ

いざ、細倉マインパークの坑道内へ!

細倉マインパーク トイレ

坑道に入る前に、必ずトイレに寄っておきましょう! 坑道内にトイレはなく、所要時間は40分~1時間ほど。

『マイン坊や』がお出迎え!

細倉マインパーク

こちらが観光坑道(感天通洞坑)の出入口。当初は1つだけでしたが、観光坑道開発時に現在の入口部分に坑道を採掘したそうです。

マイン坊や

入口には、細倉マインパークのマスコットキャラクター『マイン坊や』の姿が。

マイン坊や

ちなみに過去「ゆるキャラグランプリ」にエントリーしていた模様。調べた限りだと、最高順位は742位でした。

坑道内へ

坑道とマイン坊や

人感センサーが働いて、マイン坊やが陽気な声で挨拶してくれます。

細倉鉱山 坑道

坑道内の通路です。大人2人がギリギリ並んで歩けるくらいの幅があります。

水タンク

細倉鉱山 水タンク

まず目に飛び込んできたのは、水タンク。鉱石を採掘する際は、粉塵防止などのために大量の水が必要だったようです。

火薬庫

細倉鉱山 火薬庫

こちらは火薬庫で、鉱石を採掘する際に使用する火薬類を保管していた場所。ダイナマイトなどを使用していたそうですよ。

細倉鉱山 運搬機

すぐ近くに、線路に乗せられた蓄電式機関車と人車が展示されています。

人車は4人乗りで、遠距離の現場に行く人々の入退坑時に利用されたそうです。

再現率が高い!リアルな鉱山職員たち

坑内事務所

細倉マインパーク 事務所

こちらは再現された鉱山事務所。部屋の中に入ることができます。

細倉鉱山

人形があまりにもリアルすぎて怖い、と評判の展示です。

モデルとなった人がいるのでしょうか。髪型、顔のつくりに表情、体格、皆それぞれ特徴があります。今にもしゃべりだしそうな雰囲気。

細倉鉱山 事務所 再現

と思いながら近くにあるボタンを押すと、皆さん動いてしゃべりはじめました。

音声案内によると、鉱員は8時間勤務だったようです。

細倉鉱山 ヘルメット
細倉鉱山 掲示板
細倉鉱山 坑内事務所
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▲スライドすれば、写真が見れます

室内の小道具も注目。

細倉鉱山 採掘道具

採掘現場で使用されていた道具も展示されていました。

細倉鉱山 坑内支保

事務所を後にし、坑道を維持するための支柱、合掌枠(がっしょうわく)の下を通ります。

発破シーン

細倉鉱山 発破シーン

こちらは発破の様子を再現した展示です。

点火スイッチを押すと、ゴォォォという地鳴りのような音と共に、奥の方で炎のような光が出現! 迫力あります。

発破の仕組み 説明版

発破は、さく岩機(がんき)と呼ばれるツールで岩盤に孔(あな)をあけ、その中に電気雷管(でんきらいかん)を取り付けた火薬を詰め込み、発破器のスイッチを入れて爆発させる方法を取り入れていました。

細倉鉱山 さく岩作業風景

すぐ近くには、さく岩現場を再現した展示がありました。

暗く狭い坑道の中、昼夜の感覚も分からず、身を屈めて岩盤を削り、採掘した鉱石を運ぶ。かなりの重労働だったことが想像できます。

細倉鉱山 鉱員

鉱石を運搬する鉱車に、鉱石などを積み下ろす作業のようです。

作業する鉱夫たち

先頭の鉱夫が座っているのは、蓄電式(バッテリー)機関車。2トンまで牽引できることから、「二T(にとん)バッテリーロコ」とも呼ばれています。

採掘された鉱石

細倉鉱山 鉱石

細倉鉱山で採掘されていた鉱石の展示もありました。

細倉鉱山 ブラックライトで照らされた鉱石

蛍石(ほたるいし)も展示されています。蛍石は、紫外線を浴びると発光する鉱石。望遠鏡やカメラの光学レンズなどに用いられるそうです。

採掘跡地

細倉鉱山 採掘の跡地

細い通路から開けた場所に出てきました。

細倉鉱山 穴

ここは採掘の跡地のようで、岩壁には深く穿たれた穴がぽっかり。

細倉鉱山 格子状の床

床が格子状になっており、ライトアップされた底が見えます。ちょっとしたスリルを体感できますよ!

細倉鉱山 採掘跡地

こちらはシュリンケージ採掘法で鉱石を掘り出した跡地のようです。

細倉鉱山の代表的な採掘法の1つ。

シュリンケージ採掘

シュリンケージ採掘法についてざっくり説明すると、鉱脈に沿って下から上へ上へと掘り続けて、鉱石を採取する方法のこと。

採掘した鉱石を足場として掘り進み、足場を作るために狭くなった空間分だけ、鉱石を抜き取り鉱車に積んで、蓄電式機関車で運搬していたそうです。

細倉鉱山 採掘跡地の天井

採掘した跡は、写真上のような空洞になるんだとか。

さらに地下深く、鉱山の奥へ

感天立坑

感天立坑の昇降機

採掘跡地を抜けると、感天立坑(かんてんたてこう)のエリアに出ます。立坑とは、垂直につくられた坑道のこと。

細倉鉱山の鉱夫

この感天立坑は、地下200mまで続いているようです。ちなみに細倉鉱山の坑道は、延長600km、地下420mに達しています。

細倉鉱山の立坑断面図

こちらの模型は、細倉鉱山の断面図。トロッコや昇降機が動いているので、眺めるだけでも楽しい!

複雑な坑道内の様子が、一目で分かるようになっています。

漏斗跡

細倉マインパーク 坑道

再び幅の狭い通路を進んでいきます。

細倉鉱山漏斗跡

こちらは漏斗跡。漏斗(じょうご)とは、水平坑道から下部の運搬、坑道への鉱石の引き出しや鉱車への積み込みなどに利用されていたもの。

のぞきこんでみると、やや広い空洞になっていました。

細倉鉱山 階段

ここから先は階段となるため、車椅子やベビーカーを利用している場合は、蛍石の展示があった場所(分岐点)まで戻り、別の見学ルートを通ることになります。

細倉鉱山 階段

漏斗跡を通り過ぎて、らせん階段を下りていきます。

細倉鉱山 鉱脈

階段を下りて見上げてみると、削られたような天井が見えました。

坑道内休憩跡

細倉鉱山 休憩所

階段を下りると、目の前にだだっ広い空間が現れました。坑道内休憩所跡で、鉱夫が休憩するためのスペース。たまにコンサートなども催しも開かれるようです。

このすぐ近くには、砂金採り体験ができるコーナーがあります。通常土・日・祝日・夏休み期間中の営業。

【砂金採り体験】

大人、中高生500円

小学生400円

山神社

細倉鉱山 山神神社

山神社は、藩政時代の1808年(文化5)、鉱山最盛期に建立されたようです。細倉鉱山の守り神として、鉱山で働く人々から厚い信仰を受けていました。

本殿は、同じ栗原市鴬沢南郷野山に鎮座しており、分霊がこちらの祠で祀られています。

細倉鉱山 古酒蔵

古酒蔵もありました。1本3年間で600円とリーズナブル!

通洞坑

通洞坑

こちらは通洞坑(つうどうこう)です。

ほぼ水平に掘削された坑道で、主に運搬坑道として利用されていたよう。

昭和 細倉鉱山

当時の写真が展示されていました。坑道の高さは約3m、幅は6mあります。

採掘現場の再現

細倉鉱山 採掘現場

こちらは昭和の掘削作業を再現したもの。

細倉鉱山 案内パネル

鉱山が稼働していた頃の、貴重な写真も展示されています。

細倉鉱山 トロッコ

こちらはグランビー鉱車。鉱石を運搬するための、いわばトロッコの仲間です。

傾斜軌条(レール)に乗り走行中に函体(車体のこと)が傾くと、自動で扉が開き、鉱石が坑井(鉱物の揚げおろしするための穴)に投入される仕組みになっています。

シャワー室跡

細倉鉱山 シャワー室跡

こちらは坑道内作業員のシャワー室だった場所。地下水や粉塵で汚れた体を洗い流し、さっぱりしてから帰宅するのが当たり前だったようです。

細倉鉱山 シャワー室

天井をみると、電球が裸のままついています。天井や岩壁、室内にめぐらされた管から水滴がポタポタと落ち、床には水溜まりができていました。

細倉鉱山 シャワー室跡

生々しく、雰囲気あります。

細倉マインパーク 薄暗い坑道

シャワー室の近くにも通洞坑が残されていました。レールは暗闇の先まで続いています。

鍾乳石

細倉鉱山 鍾乳石

小規模ですが、鍾乳石を見ることができます。赤い矢印の下にある、赤いつらら状のものが鍾乳石です。

通常は白色ですが、細倉鉱山は鉄分が強いため赤くなるそう。

細倉鉱山 坑道と鍾乳石

鍾乳石の奥も通洞坑でしょうか。

カンテラ広場

細倉鉱山 写真が展示された広場

広間に出てきました。天井にぶら下がっているのは、空き缶で再現したカンテラ。カンテラとは、明治から昭和30年代まで坑道内で使用されていた証明器具のこと。

地元の子どもたちが制作したものだそうです。

カンテラ 細倉鉱山

マイン坊やのカンテラを発見! なかなかのクオリティ。

細倉マインパーク 階段

坑道散策はこれで終わり!

 

所要時間は1時間くらい見込んだ方がいいと思います。

限定グッズあり!お土産コーナー

細倉マインパーク 売店

細倉マインパークの売店です。お菓子や雑貨などの土産物、細倉マインパーク限定グッズが販売されています。鉱物も売られてました。

細倉マインパーク 休憩室

テーブルと椅子が並んだ休憩スペースがあります。小さな子どもが遊べるようなところも。

マイン坊やキーホルダー

筆者が購入したのは、マイン坊やキーホルダー。くすんだような薄い色味と、動く目玉が昭和レトロ感あってかわいいです。

探求心が強いあなたは「細倉鉱山資料展示室」へ!

細倉鉱山資料展示室

隣接する細倉鉱山資料展示室では、細倉鉱山についてその地質や歴史、鉱員や鉱山周辺に暮らす人々の生活を、人形展示やジオラマ、説明パネルや映像を用いて紹介しています。

1階は展示エリア

細倉鉱山資料展示室 人形模型

坑道内の人形は昭和の鉱夫をモデルとしていましたが、こちらでは藩政時代の様子を再現。

昭和と違い、トロッコやバッテリー機関車などの文明機器は存在しません。どうやって鉱石を運んだのかというと、わらで作った袋に入れて、人力で鉱石を運搬したそうです。

細倉鉱山資料展示室 パネル

こちらは展示パネル。藩政時代、細倉鉱山は銀山だったことなどが紹介されています。

細倉鉱山資料 鉱山道具

採掘に使用された道具も展示されています。鉱脈を掘るための道具、防塵マスクなど身に着けるもの、発破に使用する爆薬や、電気雷管なども見られました。

細倉鉱山資料室 モニター

映像資料もあり、鉱山で暮らす人々の生活を紹介しています。
細倉ジオラマ
細倉ジオラマ 電車
細倉ジオラマ 学校
細倉ジオラマ 街並み
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▲スライドすれば、写真が見れます

こちらは昭和30年代の細倉を再現したジオラマです。住宅、街灯、車、駅舎、電車、学校、歩く人々服装など、高いクオリティで再現されています。

2階は、細倉ミニ四駆サーキット場

細倉ミニ四駆サーキット場完全予約制のミニ四駆サーキット場になっていました。

【利用時間】

9:30~16:30

大人も楽しい!スライダーパーク

細倉マインパーク スライダー

細倉マインパークのお楽しみは鉱山だけではありません!

こちらのスライダーパークは大人も子どもも楽しめる、人気のアトラクション。

細倉マインパーク リフト

ペアリフトで333mの展望台へ上がり、そこから全長555mのスライダーに乗って麓まで一気に下っていきます。所要時間は10分ほど。

小さな子どもは大人と一緒に乗車できるので安心ですね!

【スライダパーク】

運行期間:4~11月の土・日・祝日・夏休み期間中

料金:1回300円、2回500円

※未就学児無料

最終乗車時間:16:30

細倉マインパークの基本情報

細倉マインパーク 正面入口

住所

宮城県栗原市鶯沢南郷柳沢2-3

営業時間

(3月~11月)9:30~17:00

(12月~2月)9:30~16:00

定休日

毎週火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始

※ゴールデンウィーク、夏休み期間中は休まず営業

料金

大人500円、中高生400円、小学生300円

アクセス

【クルマの場合】

東北道「若柳金成」IC、または「築館」ICより約25分

【公共交通の場合】

JR東北本線「石越」駅より、くりはら田園バスに乗車(約60分)-「細倉マインパーク入口」バス停下車、徒歩約15分

駐車場

430台/無料

問合せ先

0228-55-3215

細倉マインパーク|公式

 

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※掲載されている情報は最新のものとは限りません。現地にお越しの際には必ず施設の公式サイトもご確認ください。

細倉マインパーク 薄暗い坑道
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編集部員 M
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GOGO MIYAGI!記事執筆担当。関東出身・在住ですが、宮城の魅力にハマり、夜行バスで通う日々。ペーパードライバーなので、旅は徒歩・バス・電車が中心。地元民じゃないからこそ発見できる、宮城の魅力をお伝えします。

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