【13:00】マンガ好きには堪らない「石ノ森章太郎ふるさと記念館」
登米市北部、中田町石森にある「石ノ森章太郎ふるさと記念館」。登米町の中心「とよま観光物産センター」から車で20分ほどの距離です。
『仮面ライダー』や『サイボーグ009』など、子供たちが憧れるヒーローを生み出した漫画家・石ノ森章太郎(いしのもりしょうたろう)。
「石ノ森章太郎ふるさと記念館」は先生の生涯や、漫画作品を紹介するミュージアムとして、2000年にオープンしました。すぐ隣には石ノ森章太郎の生家があり、見学もできます。
石巻市には先生の作品が主役のマンガミュージアム「石ノ森萬画館」もあるので、マンガ好きはぜひチェックを!
【石ノ森章太郎ふるさと記念館の基本情報】
所在地:
〒987-0601 登米市中田町石森字町132番地
開館時間:
9:30~17:00(入館は16:00まで)
7月1日~8月31日
9:00~18:00(入館は17:00まで)
定休日:
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は、その翌日)
12月29日~1月3日
料金:
500円 一般(大学生以上)
300円 中高校生
100円 小学生
問合わせ:
0220-35-1099
駐車場:
無料/普通車50台
「石ノ森章太郎ふるさと記念館」周辺の観光スポット
時間が余ったら、周辺の名所を訪ねてみましょう。とくに8月は「長沼はすまつり」が開催され、はすの花で覆われた湖面を小舟で航行するいイベントも開催されます。
① まるで極楽浄土「長沼(長沼はすまつり)
「石ノ森章太郎ふるさと記念館」から南西方向に車を走らせることおよそ15分、栗原市との境に位置する「長沼(ながぬま)」は宮城県内最大の自然湖沼です。
夏になると湖面全体を覆いつくすように、数十万本のハスの花が咲きます。その光景は、まるで極楽浄土のよう。
はすが見頃を迎える8月上旬~8月末には、例年「長沼はすまつり」が開催され、湖上遊覧を楽しめます。
【長沼の基本情報】
所在地:
〒987-0513 登米市迫町北方字兵粮120-1
(登米市迫町北方字兵粮山公園特設桟橋)
はす祭り:
8月上旬~8月下旬
問合わせ:
0220-52-4648(登米市観光物産協会)
アクセス:
【車】
東北自動車道 築館I.Cから約30分
三陸自動車道 登米I.Cから約20分
【電車】
JR東北本線 新田駅よりタクシーで約15分
駐車場:
長沼温泉ヴィーナスの湯の近くに「はすまつり」用の駐車場があります。
② 渡り鳥がみせる絶景「伊豆沼」
冬の絶景としてよくテレビで取り上げられるのが、登米市と栗原市にまたがる「伊豆沼」です。長沼から車でおよそ15分ほど。
湖面が全面凍結しないため、昔から渡り鳥たちの越冬地でした。例年2,000~3,000羽のオオハクチョウや、数万羽のマガンが訪れます。
朝になると一斉に鳥たちが飛び立ち、日の出とともに真っ赤に染まる空を飛び立つ光景は、冬にしか見られない絶景です。
【伊豆沼の基本情報】
所在地:
〒989-4601 登米市迫町新田
問合わせ:
0228-33-2216(伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター)
アクセス:
【車】
東北自動車道 築館I.Cから約15分
みやぎ県北高速高速幹線道路 伊豆沼I.Cから約3分
【電車】
JR東北新幹線「くりこま高原駅」から車で約10分
JR東北本線「新田駅」から車で約10分
駐車場:
無料(伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター「鳥館」)
③ キャンプ場もある「長沼フートピア公園」
長沼の湖畔に広がる「長沼フートピア公園」。オランダから取り寄せた風車と、県内最長といわれる111mのローラーすべり台が目を引きます。アスレチック広場もあり、ゆっくり遊べるので子連れファミリーに人気のスポットです。
園内にはキャンプ場もあり、オートサイト(車の乗り入れOK)とフリーサイトがあります。もちろんデイキャンプ(日帰り)もOK。
かまどや炊事場もあるほか、屋根付きのテーブル座席が備えられた「炊飯棟」、シャワーもあり、設備面も充実しています。
【長沼フートピア公園の基本情報】
所在地:
〒987-0513 登米市迫町北方字天形161-84
開園時間:
・公園内…6:00~21:00
・公園案内所…8:30~17:00
※キャンプサイト・レンタサイクル受付等
・ふるさと物産館…10:00~17:30
定休日:
・公園内…年中無休
・キャンプ場エリア…12月中旬~2月末
・公園案内所…12月29日~1月3日
・ふるさと物産館…12月31日午後~1月2日
問合わせ:
0220-22-7600(公園案内所)
アクセス:
【車】
三陸自動車道 登米I.Cから車で約25分
【電車】
JR東北本線 新田駅からタクシーで約15分
駐車場:
無料/普通車200台
④ 伊達政宗ゆかりの神社「津島神社」
「石ノ森章太郎ふるさと記念館」から車で約10分、迫町佐沼にある「津島神社(つしまじんじゃ)」。伊達政宗公と由縁のある神社です。
天正18年(1590)「葛西大崎一揆」の際、豊臣秀吉の命を受けて一揆制圧に向かった伊達政宗公は、一揆陣営が籠城している「※佐沼城(さぬまじょう)」を攻略しようとします。
しかし佐沼城は、天然の池を利用した水堀に囲まれていました。敵の侵入を防ぐために、甲冑を着たまま泳ぎきれない、弓矢や鉄砲が届かない幅があり、なかなか攻めきれずにいました。
そこで津島神社(現在は津島本宮社と改称)に祈願したところ、突然しらさぎの群れが飛来し浅瀬に降り立ちました。
その光景をみて水深が浅いことを知った政宗公は、一気に佐沼城に攻め込み、城落としに成功したといわれています。
境内にある「縁結びの木」や、願いが叶うかわかる「おもかる石」など、不思議なスポットも見逃せません。
津島神社の基本情報
所在地:
〒987-051 登米市迫町佐沼字西佐沼147
参拝時間:
24時間
定休日:
無休
問い合わせ:
0220-22-4804
アクセス:
【車】
三陸自動車道 登米I.Cから約10分
【電車・バス】
JR東北本線 瀬峰駅からバスで約20分
駐車場:
無料/普通車5台
【15:30】日本三大不動の一つ「横山不動尊」へ
再び登米町方面へ車を走らせ、北上川を渡った先にあるのが「横山不動尊(よこやまふどうそん)」。
不動堂には国の指定重要文化財に指定されている、弘法大師(空海)作と伝わる高さ約5mの不動明王が安置されていおり、日本三大不動の一つに数えられています。
不動明王の胎内には黄金の尊像(高さ約10cm)があり、12年に1度だけ酉年の春祭に御開帳されます(前回の御開帳は2017年)。
また境内にある池には、国の天然記念物であるウグイが生息しています。産卵や繁殖は大きな川で行い、成長すると不動尊の池に戻ってきて棲みつく独自の習性をもっている珍しいウグイなので、忘れずにチェックしてくださいね。
【横山不動尊の基本情報】
所在地:
〒986-0402 登米市津山町横山字本町3
参拝時間:
24時間
定休日:
無休
問合わせ:
0225-69-2249(横山不動尊曹洞宗大徳寺)
アクセス:
【車】
三陸自動車道 桃生津山I.Cから車約10分
【電車】
気仙沼線BRT 陸前横山駅から徒歩約5分
駐車場:
無料/普通車100台
「横山不動尊」周辺の観光スポット
「まだ観光し足りない!」という方に、ぜひとも立ち寄ってもらいたい観光スポットをご紹介します。お土産を買いに、道の駅へ立ち寄ってみるのもいいですね。
① 七不思議もあるミステリースポット「柳津虚空蔵尊」
横山不動尊から車で15分ほど、国道45号線沿いに建つ朱色の大鳥居が「柳津虚空蔵尊(やないづこくうぞうそん)」の目印です。
本堂には神亀3年(726年)に※行基(ぎょうき)が刻んだ御本尊の虚空蔵菩薩と、弘法大師が刻んだと伝わる大黒天(だいこくてん)と毘沙門天(びしゃもんてん)が御本尊の脇に祀られており、日本三大虚空蔵尊の一つに数えられています。
また境内には「七不思議」があり、縁結びにご利益のある「玉こぶのけやき」、晴天の日でも葉先から雫を落とすと言われた「雫の桜」、虚空蔵菩薩様が一夜で木の幹を曲げた「一夜の松」など、摩訶不思議な言い伝えが残る名所も見どころです。
※行基……東大寺の大仏建立の責任者となった僧侶。
【柳津虚空蔵尊の基本情報】
所在地:
〒986-0401 登米市津山町柳津字大柳津63
参拝時間:
24時間
定休日:
無休
問合わせ:
0225-68-2079
アクセス:
三陸自動車道 桃生津山I.Cから車で約6分
気仙沼線BRT 柳津駅からバスで5分
駐車場:
無料/普通車20台
② すべて木で作られた駅「道の駅 津山もくもくランド」
横山不動尊からは車で約6分、国道45号線沿いにある「道の駅 津山 もくもくランド」。建物は津山町の特産津山杉で作られており、名称は「木」の「もく」が由来。
施設には、木工芸品を販売している「もくもくハウス」や、産地直売所の「ときめき野菜」、土日のみ開館している「物産館」、お食事処の「木里口」、親子でとことん遊べる「農村公園」などがあり、ドライブの休憩ポイントにも最適です。
【道の駅 津山 もくもくランドの基本情報】
所在地:
〒986-0402 登米市津山町横山字細屋26-1
営業時間:
9:00~17:00
定休日:
12月30日~1月1日
問合わせ:
0225-69-2341
アクセス:
三陸自動車道 桃生津山I.Cから車で約7分
気仙沼線BRT 柳津駅からタクシーで約5分
駐車場:
無料/普通車140台
③ 平筒沼ふれあい公園
「平筒沼(びょうどうぬま)ふれあい公園」へは、横山不動尊から車で約20分。もともと農業用のため池でしたが、町民らによって桜の木が植えられ、今では知る人ぞ知る桜名所となっています。
また無料で利用できるキャンプ場(利用申請は必要)もあり、日帰りも宿泊も可能です。ほかにもブラックバス・ブルーギルの釣り大会が開かれたり、ヘラブナの釣り場があるなど、釣り人にとっても馴染みある公園です。
平筒沼ふれあい公園の基本情報
所在地:
〒987-0500 登米市米山町字桜岡貝待井581-2
営業時間
8:30~17:00
定休日:
無休
問合わせ:
0220-55-4007(平筒沼youyou館)
アクセス:
東北自動車道 古川I.Cから約45分
三陸自動車道 桃生豊里I.Cから約15分
JR陸前豊里駅からタクシーで約10分
駐車場:
無料/大型車10台、普通車200台
登米市までのアクセス
登米市までのアクセス方法をご紹介します。
車の場合
【東北自動車道】
・築館I.Cから約30分
・若柳金成I.Cから約30分
・古川I.Cから約40分
電車の場合
【新幹線】
仙台駅から「くりこま高原駅」で下車約26分、くりこま高原駅からタクシーで約20分
各観光地へはレンタカー
高速バス
JR仙台駅西口 青葉通り32番から東日本急行高速乗合バス「とよま総合支所行」に乗車、約1時間35分「とよま明治村」下車徒歩約12分
登米市は歴史と自然の宝庫
登米市はても広く、西と東で景観もまったく異なります。西は伊豆沼をはじめ、自然の見どころが多いエリア。
一方で東には戦国時代の史跡や、江戸時代から明治時代の建物、寺院が点在する歴史地区といえます。
1泊して「登米市散策」を満喫しよう!
せっかく行くのなら、1泊2日で存分に登米市を満喫してくださいね。
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