② 細倉マインパーク
細倉鉱山の跡地を利用したテーマパーク「細倉(ほそくら)マインパーク」。
鉱山としての歴史は古く、史料によると16世紀に発見・採掘がはじまり、仙台藩一の鉛鉱山として発展しました。
かつて利用された坑道は観光用に整備されており、当時の作業現場をリアルな人形を使って再現した展示は、ちょっと不気味。
また鉱山以外の要素もあり、細倉マインパークで誕生した生命体ホソキュリアンが案内する宇宙創成のゾーン、古代文明遺跡など、独特でミステリアスな展示が話題に。
外にあるスライダーパークは、555mのコースを一気に滑り抜けることができ、迫力満点! 大人でも楽しめます。
B級スポットのなかでも一目置かれる名所といえます!
【細倉マインパークの基本情報】
住所:
宮城県栗原市鶯沢南郷柳沢2-3
開園時間:
3月1日~11月30日 9:30~17:00
12月1日~2月末日 9:30~16:00
休園日:
毎週火曜日
年末年始
料金:
観光坑道観覧 大人500円、中高生400円、小学生300円
砂金採り体験 大人・中高生500円、小学生400円
アクセス:
・JR東北新幹線「くりこま高原」駅から車で35分
・ 東北自動車道「築館」ICから車で約45分
・ 東北自動車道「若柳金成」ICから車で約30分
駐車場:
無料/500台
➂ 一迫山王史跡公園/あやめ園
一迫山王史跡公園(いちはさまさんのうしせきこうえん)は「山王囲遺跡(さんのうがこいいせき)」を保存するために、整備された公園です。
山王囲遺跡は、今から約2,500年前の縄文時代末期から弥生時代前期にかけて営まれていた、集落の遺跡です。再現された竪穴式住居をみることができます。
公園の一角にある「あやめ園」が有名で、アヤメやカキツバタ、ハナショウブなど約300品種22万株を植栽しています。
例年6月中旬~7月上旬にかけて「山王史跡公園あやめ祭り」が開催され、さまざまな催し物が行われます。
【一迫山王史跡公園/あやめ園の基本情報】
住所:
宮城県栗原市一迫真坂
料金:
無料(あやめ祭り期間のみ有料)
開園時間:
8:30~17:00
休園期間:
12月29日~1月3日
アクセス:
【車の場合】
・JR東北新幹線「くりこま高原」駅から車で25分
・ 東北自動車道「築館」ICから車で約20分
【公共交通の場合】
・JR仙台駅さくら野仙台店前32番より東日本急行バス「一迫総合支所前」行き乗車-「一迫総合支所前」バス停下車、徒歩約5分
駐車場:
無料/300台
④ くりでんミュージアム
”くりでん”の愛称で親しまれていた、くりはら田園鉄道。もとは細倉鉱山から産出された鉱山物を運搬する路線として、1918年(大正7年)に「栗原軌道」が設立されました。閉山後は市民の足として活躍していましたが、2007年に廃線。
「くりでんミュージアム」は、くりでんの功績を記録し、後世に伝えていくことを目的として2017年にオープンしました。
機関車庫・修繕庫には当時使用されていた車両や工作機械の展示もあり、鉄道ファンにはたまらない要素が盛りだくさん。
展示されている車両では、運転席に座って運転シミュレーター体験ができ、人気です!
ほかにも、当時を知る貴重な資料や、くりでんが走る沿線を再現したジオラマ、ミニシアターなどがあり、子どもから大人まで楽しめる展示がいっぱいです。
また、道路を挟んだ東側には「くりはら田園鉄道公園」という広い芝生の公園と旧若柳駅舎があり、実際に使用していた車両に乗って駅から往復1.8km区間を走行できるKD乗車会や、レールバイクという自転車感覚の乗り物で線路を走行できる乗車会など、定期的にイベントが開催されるので、その際に合わせて行くのがおすすめ。くりでん運行当時の雰囲気を味わえます!
【くりでんミュージアムの基本情報】
住所:
宮城県栗原市若柳川北塚ノ根17-1
開館時間:
10:00~17:00(最終入館16:00)
休館日:
毎週火曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始
料金:
一般(高校生以上)510円、小中学生310円
アクセス:
【クルマの場合】
・ 東北自動車道「若柳金成」ICから車で約5分
【公共交通の場合】
・JR東北新幹線「くりこま高原」駅から市民バス乗車-「若柳中町」バス停下車、徒歩約5分
・JR東北本線「石越」駅から市民バス乗車-「若柳中町」バス停下車、徒歩約5分
・仙台駅から東日本急行または宮城交通バス乗車-「若柳くりでん資料館前」バス停下車、徒歩約3分
駐車場:
無料/30台
⑤ 仙台藩花山村寒湯番所跡
仙台藩花山村寒湯番所跡(はなやまむらぬるゆばんしょあと)は、秋田県に通じる花山越え、秋田口の関所だった場所です。安土桃山時代から、約200年間利用されていました。
現在は表門と関所守の役宅が残っており、国の史跡として保存されています。
現存している表門はくぎを使わず、くさび止めしたケヤキ造りの四脚門。伊達家の紋を掲げています。屋根は本を伏せたような切妻造(きりづまづくり)に茅葺きという、シンプルな門です。
門の正面には、関所守が常駐し関所手形を確認する検断所の跡があります。関所遺構として残されているのは、全国的にも珍しい例で貴重な史跡です。
【仙台藩花山村寒湯番所跡の基本情報】
住所:
宮城県栗原市本沢温湯12-1
開館日:
4月1日~11月末
開館時間:
9:00~16:30
観覧料:
一般210円、小中学生・高校生110円
アクセス:
・東北自動車道「築館」ICから車で約45分
・JR東北新幹線「くりこま高原」駅から車で約50分
駐車場:
無料/30台
⑥ 孤雲屋敷(千葉周作ゆかりの家)
孤雲屋敷(こうんやしき)は、花山村にあった旧佐藤家の住宅を移築(補修・復元)したもの。佐藤家7代目当主・重太郎が住んでいました。
重太郎は学問に長けており人徳も厚く、多くの人と交流をもっていた人物だったようです。
その中の一人、幕末の剣豪・千葉周作(ちばしゅうさく)の父とも親交があり、その縁もあって周作に学問を教えたともいわれています。
屋敷の建築年代は不明ですが、18世紀ころの江戸時代中期のものと推測されています。
屋敷内には周作に関する資料の展示や、実物大の手形、重太郎が周作に愛刀を贈るシーンを再現した人形などが展示されています。
【孤雲屋敷(千葉周作ゆかりの家)の基本情報】
住所:
宮城県栗原市花山草木沢原井田40-7
開館時間:
9:00~16:00
休館日:
毎週月火水曜日(祝日の場合は翌日)
12月1日~3月31日
料金:
一般210円、小・中・高校生110円
アクセス:
・東北自動車道「築館」ICから車で約25分
駐車場:
無料/普通車30台
豊かな自然と歴史が残る「栗原市」
栗原市といえば栗駒山が有名ですが、縄文時代の遺跡跡や江戸時代に利用された仙台藩関所跡、大正から平成にかけて人々を運んだくりでん、など歴史的な遺構も多く残されてます。
鳴子温泉郷も近いので、栗原市観光と合わせて旅行計画してみるのもいいですね!
自然豊かな栗原市に泊まろう!
栗駒山の山麓には、天然温泉が楽しめる宿が点在しており、中には秘湯と呼ばれる温泉もあります。
駅やインター近くにはビジネスホテルもあり、登山や観光の拠点にも利用しやすいく便利。ぜひチェックしてみてくださいね!
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