ちょこっと!油麩の歴史
麩は、中世のころ中国の禅僧によって日本へ伝わってきたとされています。
肉食を禁じられていた禅僧にとって、貴重なたんぱく質だった麩は、精進料理の主役でした。
さらに後年になると、保存のきく焼麩がつくられるようになり、江戸時代には一般庶民の口にも入るようになったそうです。
今では一年を通して市場に出ている油麩ですが、昔はお盆の精進料理の材料とするため、夏の間しか作られなかったそうです。
暑い時期に、肉の代わりとなる貴重な栄養源として、重宝されていました。
油麩丼を食べに、歴史の町「登米町」へいこう!
今回は宮城県北部が主産地である「油麩」を紹介しました。肉が入っていないのに、親子丼、かつ丼並みのコクがあり、しっかりお腹も満たされる「油麩丼」。
登米町は「みやぎ明治村」として観光地されており、仙台駅から高速バスでのアクセスも可能。「油麩丼」を食べに、宮城県へ行こう!