「陸奥国分寺薬師堂」について
「陸奥国分寺薬師堂」は聖武天皇によって奈良時代の740年代頃に創建されました。自然災害などの影響で、一時は「草堂一つのほか何もなし」と言われるまでに衰退しますが、1607年に伊達政宗が再建。これにより大寺院として栄えますが、廃仏の風潮もあって僧坊を1つ残して再び衰退したという歴史を持つ寺院です。その後は薬師堂をはじめとする建物は維持され、現在では国の重要文化財として指定されています。
「陸奥国分寺薬師堂」のおすすめのポイント

【国内有数の貴重な重要文化財の1つ】
桃山時代様式の方五間、向拝をつけ勾欄をまわした単層入母屋造り、本瓦葺の建造物など、その時代の建築様式や特徴的デザインが文化的な遺産として高い評価を得て、重要文化財に指定されています。また、堂内の家形の厨子には秘仏薬師如来像、須弥壇には日光・月光菩薩が安置されています。(画像出典:PIXTA)

【名力士の誕生と縁が深い、安産祈願のご利益】
江戸時代の横綱、二代谷風梶之助を産む前の母君がお参りした逸話から子宝授与・安産成就を願う参拝者が多く訪れます。お薬師様へ百日参で通うなか、満願の夜に仁王門をくぐろうとすると、足元に大きな牛のような石が長々と横たわって道を塞いでいました。諦めずに石を乗り越えてお参りし、満願を果たしたことで、後に大相撲力士の横綱として極めた二代谷風梶之助が誕生。石は現在も仁王門の北東にあるツツジの植栽の陰にひっそりと安置され、子宝授与・安産成就を願う夫婦がお参りに来られます。(画像出典:PIXTA)

【お薬師さんの手づくり市】
お薬師様のご縁日である毎月8日には手づくり市が開催! 落ち着いた雰囲気の寺院とは対象的にお祭りのような賑わいを感じられます。あらゆる手づくりな物を扱っていて、野菜、果物、スイーツ、惣菜、パンなどの食品や、花や苗、小物雑貨、洋服、アクセサリーを購入することができます。人気の食品は午前中に完売となることもあるのだとか。出店が入れ替わるお店もあるので、訪れる日を変えると新しい発見も楽しめます。(画像出典:PIXTA)
「陸奥国分寺薬師堂」へ訪れた方の口コミ
訪れた多くの方々のクチコミから、一部をご紹介します。
- 古代の国分寺以来、盛衰を繰り返して現代まで続く古刹。周辺の遺跡が保存されて公園になっています。ガイダンス施設もあるので、参拝の際に併せて訪問することもできます。薬師堂は、公園の敷地の東端の林の中に静かにたたずんでいます。 (出典:じゃらん)
- 春には桜、秋には色づくイチョウを楽しめます。
とにかくのんびりと過ごせます。
お気に入りの場所でたまに行くのですが、近くの幼稚園児や保育園児から大人の方まで幅広く愛されてるのが分かります。
お弁当持参で来ている親子を見かけたこともあります。
隣に公園があるのでそちらと合わせて散策すると良さそうです。
毎月8日はてづくり市が開催されています。
地下鉄東西線が開業したことで以前よりアクセスしやすくなったので、多くの人でにぎわっています。 (出典:じゃらん) - 毎年1月に正月飾りを天にお返しするどんと祭に行きます。出店も出て、近所の人がたくさん集まりとても賑やかです。行くのは夜なので、建物は良く見えませんが歴史のある寺院だそうなので、今度は昼間に行ってみます。
(出典:トリップアドバイザー)
「陸奥国分寺薬師堂」の基本情報
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りませんのでご了承ください。
名称 | 陸奥国分寺薬師堂 |
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所在 | 宮城県仙台市若林区木ノ下3-8-1 |
ホームページ | http://www.08943.com/ |
アクセス | 【公共交通の場合】JR東日本「薬師堂」駅から徒歩2分 【クルマの場合】仙台バイパス道路「苦竹」ICより約17分 |
その他 | 【毎月8日】お薬師さんの手づくり市 開催時間:10:00~14:00 プロアマ問わず、自分で材料を仕入れて育てたもの、加工したものであれば出展可能。まだお店を持たない新進の工芸家や、もっと広くお店や作品をアピールしたい職人達が、お薬師さまの前に集って、お互いに情報交換したり、地域の人々と交流を深めたり出来る市です。 |