多聞山展望広場公園
駐車場のすぐ隣にあるのは「多聞山展望広場公園」。開けた芝生の広場に、テーブル付きのベンチが設置されています。
ぽつぽつ立っているのは、桜の木です。春は花見スポットとして、多くの人でにぎわいます。
市街地から離れていますが、なんとfreeWi-Fiが飛んでます。テレワークもできちゃう?
芝生の先は、松島湾をのぞむ見晴らし広場となっています。しかしこちら、松島四大観の景色ではありません。
毘沙門堂を目指し、遊歩道を歩く
「毘沙門堂」の裏からのぞめる景色が、松島四大観です。毘沙門堂へは、駐車場から遊歩道を歩いて8分ほど。
写真上のように案内標識が立っており、「松島四大観の景色はここじゃないよ!」と教えてくれます。
遊歩道はこのように舗装された道です。ただこの先に急な階段があるため、ベビーカーや車椅子での通行は難しいでしょう。
階段手前にもう1つ展望広場があり、松島四大観の眺望が少し見えます。
こちらがその展望広場。段差はなく、休めるようベンチが設置されています。
木々が視界を遮っていますが、松島湾の島々を見ることができます。
遊歩道の脇にぽつんと鎮座している「深山権現(しんざんごんげん)」。案内板によると、御祭神は被葉衣五観音(ひよういかんのん)という、伊東家の氏神だそう。
言い伝えでは、伊東家の先祖が浜で女の修験者を助けたところ、その女の正体は仏様で、彼女の像を造り多聞山の一番高いところに祀ったといいます。
つまりこの深山権現が、多聞山の山頂ということになりますね。
深山権現を通り過ぎると、やや急な階段が現れます。先ほどの深山権現が多聞山の頂上なので、少し下ります。
ここを下れば、多聞山の眺望地点はすぐそこ。
毘沙門堂
到着しました! 写真は「毘沙門堂」で、この裏手が松島四大観の眺望地点です。
ご本尊である毘沙門天(多聞天)像は、33年1度開帳されるようで、次回は2029年の予定。
毘沙門堂の境内には石灯篭や祠が並び、鐘楼もありました。
多聞山・偉観(美観)の景色
こちらが、松島四大観・多聞山の眺望です!
松島四大観の景色にはそれぞれ名前が付いており、多聞山は「偉観(いかん)」または「美観(びかん)」と称されています。
案内板では、大小の島々が、日本庭園の庭石のように配置されているような景色、と紹介されています。
白い灯台が建つ地蔵島(じぞうじま)と、伊達藩の馬を放したとされる馬放島(まはなじま)が見えます。
タイミングが合えば、塩釜港から出港した遊覧船や貨物船が島の前を横切ります。
ついでに立ち寄りたいスポット
最後に、クルマで立ち寄れる多聞山周辺スポットを紹介します。