「松島プチホテルびすとろアバロン」日本三景をのぞむ高台の隠れ家

2021/05/24 更新

仙台市内から車でおよそ40分。今回は日本三景・松島の高台にある「松島プチホテルびすとろアバロン」さんを取材訪問。ホテルの客室やお風呂など細かいところまで、じっくり拝見させていただきました。ホテルの歴史やこだわりなども併せてお伝えいたします

アイキャッチ画像出典:撮影 筆者
記事中画像:撮影 筆者

今回取材したのは、松島でいちばん小さなホテル

松島プチホテルビストロアバロン

今回取材したのは、JR仙石線「松島海岸駅」より徒歩約8分、日本三景・松島をのぞむほどの高台に建つ、「松島プチホテルびすとろアバロン」さんです。

 

ホテルの歴史は、昭和56年(1981)の※ビストロからはじまり、現在は松島で1番小さなホテルとして、2代目の新田社長が運営管理しています。

建物はレトロな洋館ですが、洋室のほかに古民家風の客室もあり、和洋折衷の内装が特長です。

※ビストロ……居酒屋や小レストランのこと

建物は松島パークホテルの雰囲気を残している

松島パークホテル

▲松島パークホテル

現在の松島海岸公園グリーン広場には、大正時代に宮城県が建てた「松島パークホテル」という宿泊施設がありました。

明治45年(1912)4月に起工し大正2年(1913)8月に開業しましたが、昭和44年(1969)3月の火災によって取り壊されました。

 

松島パークホテルの設計者は、のちに原爆ドームの設計に携わるチェコの建築家・ヤン・レッツェル氏。

大正ロマンあふれる和洋融合の外観が美しく、まるで貴賓館のような建物でした。

 

初代オーナーは「このパークホテルに遠く及びませんが、松島パークホテルの雰囲気を残したい」と思い、建てられたそうです。

では、ホテルの内部はいったいどんな感じなのでしょうか。さっそく、ご案内しましょう。

さっそくお邪魔します!

まずは1階のフロントへ

松島プチホテルビストロアバロン フロント

入口の自動ドアから、すぐ目の前にあるフロント。松島町の「松島町おもてなし店舗」に認定されています。

フロントに飾られたサイン

▲フロント右手に並ぶミュージシャンのサイン色紙。

松島プチホテルびすとろアバロンでは、音楽イベントが毎年開催されており、プロアマ問わずミュージシャンが多く訪れます。

 

新田社長も松島パークフェスティバルの実行委員長であり、自らドラムを演奏されるほど!

松島プチホテルアバロン

通路のガラスケースには、初代社長が趣味で使っていたという昔懐かしいカメラなどが飾られています。

レコードがぎっしり!1階のくつろぎスペース

松島プチホテルビストロアバロン ロビー

こちらは館内の階段下にある、オーディオシステムとレコードたち。初代社長はJAZZが好きで、スタジオも兼ねたリスニングルームを作るのが2代目新田社長の一つの夢なんだそうです。

 

周辺には椅子とテーブルが配置され、休憩スペースとなっています。1階に貸切風呂があるので、湯上りのお休みにも利用できそうです。

1階のリモートワークブース

リモートワークブース

こちらは近年改装し、新設されたリモートワークブース。無線LANによるインターネット接続が無料で利用可能です。

このブースは2部屋あり、ワーケーションに最適な環境が整えられています。

ホテルのミーティングルーム

ブースのとなりにあるミーティングルーム。小規模な打ち合わせにいいですね!

ホテルの電子レンジ

ブースの近くには電子レンジとコインランドリーが置かれていました。便利ですね~!

1階のびすとろルームへ

松島プチホテルビストロアバロン

続いては、1階奥のびすとろルームへ。

上は厨房とカウンターの写真。ここで地元の食材を使った、自家製料理やデザートを日々開発しているそうです。

ビストロルーム

厨房の向かい側にあるのが、びすとろルーム。お客様の好きなメニューでの献立も可能だそう!

 

また写っていませんが、びすとろルームにはピアノが置かれています。ピアノは試奏もOKだそうですが、常時ではないため従業員の方に一声おかけください。

松島プチホテルビストロアバロン 天井

顔をあげると、梁が交差する高い天井と開放的な空間がありました。壁にはアンティークな精工舎の時計が優しく時を刻んでいます。

松島プチホテルビストロアバロン ガーデン

びすとろルームから、外に出られるようになっています。板張りのベランダがあり、こちらでバーベキューなどもできるそうです。

2階の客室へ

松島プチホテルビストロアバロン 階段

松島プチホテルびすとろアバロンは和室と洋室があり、全12室。バルコニー付きで、日本三景をのぞむオーシャンビューの客室もあります。

 

新田社長の案内のもと、中央にある階段から2階へ上がり客室をみていきたいと思います。

古民家スイート

古民家スイート

定員2名~4名の和室で、展望バルコニーも完備。田舎らしさを意識してつくられた古民家スイート。

古民家スイート 壁

壁材は漆喰で稲藁を入れて田舎風の雰囲気を出しているそうです。

松島プチホテルアバロン 展望風呂

こちらは客室内の展望檜風呂。窓から松島湾がみえますね!
夜は福浦橋(写真の赤い橋)がライトアップされるので、昼夜でまったく違った景色が楽しめそうです。

松島プチホテルアバロン 洗面台

シンプルでクリーンな洗面化粧室。

松島プチホテルビストロアバロン 客室玄関

こちらは玄関と部屋を仕切るふすま。

松島プチホテルビストロアバロン 古民家スイート

この大きな木は、新田社長が取り付けたそうです。
このような客室のいたるところに、田舎の古民家風を感じさせる仕掛けが施されています。

日高見の間

松島プチホテルビストロアバロン オーシャンビューの客室

定員は2名~4名の和室で、広さは約10畳。足をのばして、ゆっくりのんびりくつろげます。

客室から望む松島湾

展望バルコニーから望む美しい松島湾。松島湾にかかる福浦橋と福浦島がみえます。

松島プチホテルビストロアバロン 客室風呂

客室には、旅の疲れを癒してくれる檜風呂があります。檜の香りがリラックス効果を促してくれますよ。

オーシャンビュークイーンダブル

松島プチホテルビストロアバロン クイーンベッド

定員2名で広さは約12平方メートル(約7畳)あります。

オーシャンビューツインルーム

松島プチホテルビストロアバロン ツインルーム

こちらも定員2名で広さは約12平方メートル(約7畳)です。お部屋により家具や内装色などが異なります。

 

現在、ホテル客室は11室ですが今後もう1部屋増やして12室になるそうです。

喫煙所

客室は禁煙ですが、1階に喫煙室があります。

3階の展望台「Bayview Room」へ

松島プチホテルアバロン 階段

松島プチホテルびすとろアバロンには「Bayview Room」と称した特別展望台が3階にありますので、ご紹介いたします。

 

細めの階段を上がって3階へ!

松島プチホテルビストロアバロン 屋上

展望スペースには、3人ほど入れます。

松島町 景色

思わずうわ~! っと声が出るほど美しいホテルのてっぺんから望む松島湾。観光遊覧船までバッチリみえます。左の道路は県道144号線(赤沼松島線)。

 

左奥が松島町営三十刈無料駐車場。手前には、新設された三十刈避難所があります。

無料で利用できる「2つの貸切風呂」

貸切風呂は2つあり、1階フロアの中央にあります。

ホテル 貸切風呂 入口

松島プチホテルびすとろアバロンには、2つの貸切風呂がありますのでご紹介いたします。

昔懐かし「五右衛門風呂」

ホテル 五右衛門風呂

1つめは、今ではみられる機会も少ない五右衛門風呂。鋳物の丸い浴槽は、2人まで入浴できます。

1回の利用時間は50分です。入浴可能時間は、15:00~翌朝9:00まで。

 

五右衛門風呂は鋳物でできており、2人は入れる広さ。浴室や脱衣場のスペースには、天然の木がふんだんに使われています。

小さな子供も安心「家族風呂」

ホテル 家族風呂

2つめは、家族がゆったり入れる家族風呂です。入浴可能時間は、15:00~翌朝9:00まで。季節などにより利用時間は若干変動するそうです。

 

明るい色調の家族風呂は、なるべく段差や角をなくし、お子様連れにも安心して利用できるよう配慮したつくりになっています。

ウォーターサーバー

浄水器を備えたウォーターサーバーもあり、自由においしい水をいただけます。ぜひお風呂上りの一杯に!

巨大風呂を密かに準備中!?

松島プチホテルアバロン 巨大風呂

秘密の一室に巨大な風呂を発見!

花崗岩でできており重さは、なんと2トン以上もあるそうです。押しても引いてもビクともしません。

 

このお風呂は、これから浴室をつくって入浴できるようにする予定だそうです。どんなお風呂になるのか楽しみです!

口コミで絶賛の嵐!ホテルの食事

松島プチホテルビストロアバロン

写真提供:松島プチホテルびすとろアバロン

口コミでとくに多く見かけるのが、「食事のレベルが高い」「夕食・朝食ともに美味しい!」というコメント。

 

松島プチホテルびすとろアバロンでは、宮城県や地元松島の食材を使うことや、料理のソースからデザートまで、すべて自家製であることにこだわっています。

新鮮な地元の幸を、余すことなくふんだんに使った創作料理

松島プチホテルビストロアバロン 懐石料理

写真提供:松島プチホテルびすとろアバロン「朝食の松花堂弁当」

松島の名産「牡蠣」や、世界三大漁場・三陸沖の魚介類が集まる塩釜市場から取り寄せた「新鮮な魚介類」、宮城で収穫された野山の幸や仙台牛など、地元自慢の旬の食材を使った料理が大好評!

 

ホテルでは「旅の思い出に残る料理」を考え献立を決めたい、と仰られていました。

夕食は「お箸で頂ける洋風懐石コース」が人気で、はじめてご宿泊の方にオススメのコースだそうです。

松島 お酒

写真提供:松島プチホテルびすとろアバロン

松島の地酒もそろっています。もちろん地ビールや地ワインも揃っており、食事と共にぜひお召し上がりください!

3つの「こだわり」をお聞きしました!

松島プチホテルビストロアバロン 従業員の皆さま

▲今回の取材にご協力いただいた、新田社長夫妻と上野さんです。お忙しいところありがとうございました。

館内をみてきたところで、ホテルのこだわりをお聞きしました!

こだわり① 初代社長の時代から「生バンド演奏」

初代社長が経営していた当時、レストランのBGMに流していたのがJAZZ。今でも多くのレコードが残っています。

その後、週末に3人トリオの生バンドを入れたり、18人編成のビッグバンドを呼んだこともあったとか。

 

新田社長はロック派ですが、音楽関連は初代社長の影響もあって現在も続いているそうです。

こだわり②「地元の食材」をつかった自家製の料理

松島プチホテルビストロアバロン 食材

写真提供:松島プチホテルびすとろアバロン

食事のところもでご紹介しましたが、ホテルでは宮城県や地元松島の食材をつかった料理にこだわり続けています。

 

仙台牛、牡蠣、松島米、ツブ貝、ウニ、活締めのお魚など、地元でとれる旬の食材を贅沢に使用。宮城県産の美味しさを大切に守り続けています。

こだわり③ さまざまなシーンで利用できる!

松島プチホテルビストロアバロン ウェディング

写真提供:松島プチホテルびすとろアバロン

また、松島プチホテルびすとろアバロンは、さまざまなシーンでの利用が可能です。例えば大切な方との記念日や会食、宴会、晩餐会はもちろん、ウェディングパーティなどの貸切パーティにも対応しています。

小さいホテルならではの、ホッと心温かくなる空間

松島プチホテルビストロアバロンからみる福浦橋と福浦島

写真提供:松島プチホテルびすとろアバロン

松島プチホテルびすとろアバロンは、「びすとろ」から始まった松島で唯一のホテルです。
宮城県産や地元松島の食材を使い、自家製にこだわった食事は、口コミをみていただければ一目瞭然!

 

ホテルで常に心掛けているのが「アットホームなおもてなし」だそうです。こちらも口コミでは丁寧、親切、といった言葉が目立ち、小さなホテルだからこその、おもてなしの力を強く感じました。

どこか懐かしくもなる、ホッとする居心地の良い「松島プチホテルびすとろアバロン」で、旅の疲れを癒しませんか?

 

【松島プチホテルびすとろアバロンの基本情報】

所在地:

〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島三十刈26-21

電話番号:

022-354-5777

アクセス:

<電車>

JR仙石線「松島海岸駅」下車し徒歩8分

<車>

三陸自動車道「松島海岸IC」から約3分

駐車場:

無料/15台

松島プチホテルびすとろアバロンの公式HPはこちら

松島プチホテルビストロアバロン
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stingray

札幌出身で趣味はギター。前職の転勤で仙台に移り住み、気が付いたらもう30年になります。仙台は海の幸や山の幸も美味しく、とても暮らしやすい所です。そんな仙台の魅力や地元ならではの情報をお届け致します。