目次
塩釜から松島へ行こう!
日本三景・松島の一画にある、※塩釜市(しおがま)。仙台市から電車で約15分とアクセスも良好、さらに松島へ向かう遊覧船も運航しているため立ち寄る観光客も多い場所です。
今回ご紹介するのは、まさに塩釜経由で松島へ行こうと考えている方にピッタリのコース。塩釜の要所を抑えつつ、松島へ向かう遊覧船の最終出発時刻に間に合う内容となっています。
※塩釜市……塩釜市の「釜」の字は、「竈」と「釜」両方を使用することが認められています。正式な市名は塩竈です。
塩釜(しおがま)ってこんなとこ!
モデルコースの前に、サラッと塩釜市についてご紹介します。
国内有数の生マグロ水揚げ基地。
お寿司目当てに観光客がくる、鮨(すし)屋の激戦区。
東北で最も格式の高い神社や、日本三大奇スポット、日帰りで行ける離島もある
伊達家も厚い信仰心を寄せた、陸奧國一之宮「鹽竈神社」は外せない。
松島までフェリーで約50分。
1泊2日で塩釜と松島を満喫できる。
仙台~塩釜の日帰り旅に最適なガイドブック!
それでは塩釜観光の半日モデルコースをご紹介! 今回は「塩釜駅」がスタート地点です。
【09:20】塩釜駅到着
塩釜駅に9時20分前に着く電車で向かいましょう。コンビニは駅構内にNewDays、近くにはセブンイレブンがあります。
最初の目的地である鹽竈神社へは、「しおナビ100円バス」もしくは徒歩またはタクシーを利用しましょう!
改札を出た正面のロータリーに停留所があります。
9:30分発の「しおナビ(南まわり)」に乗車しましょう。5分ほどで到着します。
所要時間は約15分。県道35号線沿いを進み十字路の交差点で右折、鹽竈海道沿いに鹽竈神社の表参道入口があります。
【09:40】陸奧國一之宮 鹽竈神社を観光
陸奥国(現在の福島県、宮城県、岩手県、青森県)内で最も格式の高い神社とされた鹽竈(しおがま)神社。
地元民の間では「しおがまさま」という愛称で親しまれています。
創建は定かでありませんが、1200年以上の歴史があるのは間違いありません。
平安時代初期の嵯峨天皇(在位809~823年)の御代に編纂された法令集「弘仁式(こうにんしき)」に鹽竈神社の名が記されており、奈良時代以前に遡ると伝えられています。
中世では奥州藤原氏、江戸時代には仙台藩藩主・伊達家が厚く信仰しており、政宗公以降の歴代藩主はすべて大神主(神社に仕えた神官)として鹽竈神社に奉仕していました。
パワーがみなぎる!?「表参道 男坂」
バス停「塩釜神社前」で下車し、徒歩3分ほどで鹽竈神社の表参道入口にたどり着きます。視界に飛び込んでくるのは、表参道である202段の石段。”男坂”とも呼ばれており、のぼりきるとパワーや運気が上がるとか!
写真を見て「これはムリそう……」と思った方もご安心ください。表参道の入口を横目に、鹽竈海道を真っすぐ進めば裏坂・東参道に着きます(約5分)。
東参道は境内まで、石畳のなだらかな道が続いています。ムリせずぜひ東参道を利用してくださいね!
鹽竈神社の門「鹽竈神社 楼門」
石段に屈さず表参道をのぼりきると、鹽竈神社の楼門(ろうもん)が現れます。ここを抜ければ、鹽竈神社は目と鼻の先です。
楼門の手間にある木は、オオシマサクラとソメイヨシノ。春には朱色の楼門と桜のツーショットが収められますよ。
伊達家の守護神を祀る「鹽竈神社 左右宮拝殿」
桜門と唐門を抜けると、正面に現れるのは「左右宮(さゆうぐう)拝殿」といわれる建物です。二つの拝殿の奥に、左宮と右宮の本殿が鎮座しています。
左右宮拝殿に祀られているのは、※左宮・武甕槌神(たけみかづちのかみ)、右宮・経津主神(ふつぬしのかみ)。国土平定をなしたとされる武の神として称えられ、伊達家の守護神でもあります。そのため左右宮拝殿は、仙台城の方角に向けて建てられました。
※武甕槌神……鹿島神宮(茨城県)の主祭神。
※経津主神……香取神社(千葉県)の主祭神。
この二柱の神様が東北平定に来た際に、道案内として登場したのが鹽竈神社の主祭神・塩土老翁神(しおつちおじのかみ)と伝えられています。
さて、参拝といきますか……とその前に! 正面の「左右宮拝殿」ではなく、まずは右手にある「鹽竈神社 別宮 拝殿」から参拝しましょう。なぜかというと、主祭神である塩土老翁神が祀られているのは「別宮」だからです。
主祭神・塩土老翁神を祀る「鹽竈神社 別宮 拝殿」
こちらが鹽竈神社の「別宮拝殿」。奥に別宮本殿があります。この「別宮」はサブや2番目といった意味ではなく、スペシャルな宮という特別な意味です。
なぜ主祭神の社殿が正面に配されていないのか? それは伊達家の守護神である武甕槌神と経津主神を、藩主が仙台城から拝められるよう配慮したためだといわれています。
また塩土老翁神は海上守護を司る神様でもあるため、海難を背負っていただけるよう松島湾に背をむける配置で建てられました。
鹽竈神社は、国内でも類をみない”三本殿二拝殿”という珍しい配置。二つの「左右宮」と「別宮」の本殿と拝殿で形成されています。現在の社殿は江戸時代中期、仙台藩藩主4代目の伊達綱村(つなむら)から5代目の吉村(よしむら)にわたって、およそ9年の歳月をかけて宝永元年(1704)に完成しました。
本殿、拝殿、唐門、廻廊、鳥居など、国の重要文化財に指定されています。
撫でるだけで商売繁盛!?「撫で牛」
左右宮拝殿の手前にある「撫で牛」。この牛さんを撫でると、開運や商売繁盛のご利益をいただけるそうです。
撫で牛の隣には多羅葉樹(たらよう)という樹齢500年という古木が聳えており、県の天然記念物に指定されています。
名前の通り「イボ取り神社」
鹽竈神社の裏手、志波彦神社の間にある「イボ取り神社」。樫の木の根本にたまった水を箸ですくい、イボにかけるとそのイボがポロリと取れる、という言い伝えがあります。
本当にいぼが取れたら、割りばしを倍にして納めるのが習わしです。
【11:00】志波彦神社・鹽竈神社博物館を観光
鹽竈神社と同じ境内にある「志波彦(しばなみひこ)神社」。朱色の神殿をくぐった先に、拝殿と本殿があります。もともと仙台市に鎮座していた志波彦神社。明治7年(1874)に鹽竈神社の別宮本殿に移されました。
平安時代中期に編纂された古代法典『延喜式(えんぎしき)』の神名帳(神社や神の名を記した帳簿)に記載されている神社2861社の中でも、わずか255社しかない名神大社(みょうじんたいしゃ)として記されており、朝廷も厚く崇拝していた神社です。
御祭神は志波彦大神。農耕守護の神として、農業の生業をする人々から信仰されています。
境内のビュースポット「鹽竈神社博物館」
志波彦神社の近くにある「鹽竈神社博物館」にも、ぜひお立ち寄りを。1階には社宝の太刀や絵画、古文書など鹽竈神社に関連する歴史資料、2階には主祭神である塩土老翁神にゆかりある塩業や、宮城県の無形民俗文化財である「藻塩焼(もしおやき)神事」、漁業に関する資料が展示されています。
また屋上の展望台は、塩釜の街並みと”日本三景・松島”を一望できる境内一のビュースポット。とくに桜の時期は必見です!
<塩釜神社博物館の基本情報>
開館時間:
●4月1日~9月末日…8:30~17:00
●12月1日~1月末日…8:30~16:00
●10月・11月・2月・3月…8:30~16:30
定休日:
年中無休※展示替えにより休館する場合もあり
※特別展終了後、1月27日(月)~31日(金)展示替えのため、臨時閉館(終日)となります。
国の天然記念物「鹽竈桜」
春を迎えた鹽竈神社は、県内有数の花見名所に。境内にはソメイヨシノ、ヤマザクラ、かわづざくらなど全35品種の桜が咲き誇り、花見客の目を楽しませてくれます。
なかでも有名なのが、国の天然記念物である「鹽竈桜(しおがまざくら)」。境内に咲くソメイヨシノなどの見頃が過ぎたころに開花します。
鹽竈桜は40~60枚の花弁を付けている、大輪の八重桜。特徴的なのは花の中心にある雄しべが、小さな葉に変化している部分です。境内には27本の鹽竈桜があり、鹽竈神社や志波彦神社の境内に点在しています。
見頃は、例年4月下旬~5月上旬にかけて。神社では5月10日を「鹽竈ザクラの日」と定め、桜の無事成長を願う祈願祭が行われます。
お土産に!「御神塩」と「うまくいく御守」
一般的に、塩そのものには浄化の効果があるといわれていますが、鹽竈神社の御塩はパワーが違います。なにしろ、主祭神が人々に塩の製法方法を伝えたとされる塩土老翁神なのですから。
塩は厄除けの盛り塩、神棚へのお供えや邪気払いなどに使えます。通販販売は一切行われていないため、現地で入手するほかありません。
また鹽竈神社で人気の御守「うまくいく御守」も忘れずに。御守りには「うま(馬)くいく(九)ように」とかけて、馬の蹄が九つ刺しゅうされています。
境内一神聖な場所「七曲り坂」
七曲り坂(ななまがりさか)は鹽竈神社最古の参道。主祭神・塩土老翁神が通ったとされる、境内で最も神聖な場所です。神社創建と同時期である、奈良時代頃につくられたと推測されています。
名前通り曲がりくねった道が続いており、岩肌が露見した未舗装の参道はどこか趣があります。道中には”金花水(きんかすい)”と呼ばれる湧き水があり、昔は参拝者の喉を潤していました。※現在は飲水不可。
坂を下ると、行きに通ってきた鹽竈海道に出ます。表参道、東参道、七曲り坂のどの参道を下りても鹽竈海道に出ますが、本塩釜駅に近いのは東参道です。
【鹽竈神社と志波彦神社の基本情報】
所在地:
宮城県塩竈市一森山1-1
開門時間:
5:00~20:00(境内参拝は自由)
料金:
拝観無料
アクセス:
東北本線「塩釜駅」より徒歩15分(表参道)
東北本線「塩釜駅」よりしおナビ100円バス(南周り)に乗車約3分、「塩釜神社前」下車徒歩約3分
JR仙石線「本塩釜駅」より徒歩7分(東参道)、徒歩15分(表参道)
時間があったら寄りたい!鹽竈神社周辺の観光スポット
体力に余力があれば東参道(裏坂)を下り、徒歩で次の目的地である本塩釜駅へ目指すのもアリ(東参道から徒歩約10分)。道中にもさまざまな見どころスポットがありますよ!
余力がなければ「しおナビ100円バス」塩釜神社前の停留所からバスに乗り、本塩釜駅前で下車しましょう。
大正時代にタイムシップ!?「旧亀井邸」
鹽竈神社から東参道を下る道中にある「旧亀井邸」。
参道の脇にある細い路地を通った先にあるため、見落とさないようご注意ください。
旧亀井邸は※亀井商店(現代のカメイ株式会社)の初代社長である亀井文平(かめい ぶんぺい)が、大正13年(1924)に建てた家です。
伝統的な和風建築に西洋建築を取り入れた「和洋併置式」と呼ばれている建物で、現代の技術をもってしても再現が難しいといわれています。
和洋併置住宅は、庶民の中でも上層階級の邸に用いられた建築様式。良質な材料を使用し、随所に手のこんだ細工や流行のデザインを取り入れています。日本石油(現JXエネルギー株式会社)の社章である、「コウモリ」を形どった取手なども見られますよ。
※カメイ株式会社……明治36年(1903年)創業。石油などのエネルギーや、食、住生活など詳しに欠かせない商品・サービスを提供する東北最大級の総合商社。
【旧亀井邸の基本情報】
所在地:
塩竈市宮町5-5
開館時間:
10:00~15:30
定休日:
火、水、木曜日
※イベント時には臨時休館となるので、事前に要問合せ。
※旧亀井邸ブログにて、臨時定休日やイベント情報を公開しています。
料金:
無料
アクセス:
JR仙石線「本塩釜駅」より徒歩約8分
江戸時代から続く和菓子屋さん「丹六園」
鹽竈神社の参道口から本塩釜駅方向に鹽竈海道歩くと、道沿いに老舗の和菓子店「丹六園(たんくろくえん)」があります。
創業は江戸時代中期の享保5年(1720年)。当時の建物を再利用してつくられた木造建築のお店で、建物自体が国の有形文化財に登録されています。
有名なのは、”鹽竈桜”を型取った銘菓「志ほがま(大1,100円、小600円)」。宮城県産のもち米粉に、砂糖や水飴、塩竈の藻塩(もしお)や青しそなどを練りこんだもので、ザクザクとした歯ごたえにネットリした粘り気が特徴です。
ほかにも「長寿樂(大1,600円、小800円)」という、黒糖とクルミを使用したものが販売されています。お土産にいかがでしょうか?
ご当地スイーツが評判!「太田與八郎商店」
先ほど紹介した丹六園の隣にある「太田與八郎商店(おおたよはちろう)」。江戸時代末期創業の味噌醤油の醸造元で、店内には仙台みそなどが販売されています。
なかでも人気なのが、味噌とジェラートを組み合わせた「仙台みそジェラート」。一見するとバニラアイスのような白さですが、しっかり味噌の味がします。ミルクの甘さと味噌の塩気が相まった、キャラメルのような感じです。
時間がなければ「一森寿司(いちもりすし)」でランチ!
表参道の正面にある一森寿司。昭和41年創業、家族で営むアットホームなお寿司屋さんです。コストパフォーマンスの良さに定評があるほか、店主の人柄やサービスなども口コミで高く評価されています。
【12:00】本塩釜駅周辺でランチ

人口に対し”日本一”寿司屋が多い港町、塩釜。とくにJR仙石線「本塩釜駅」周辺は、名店がひしめき合う激戦区です。水揚げされたばかりの新鮮なネタはもちろん、各店独自の工夫をこらした食事で胃袋を満たしてくれます。
今回は信頼のおける老舗から気鋭のリーズナブル鮨屋まで、4店をピックアップしました。
① 塩竃すし哲(てつ)本店
本塩釜駅から徒歩約2分の場所にある、「塩竃すし哲 本店」。宮城県を代表する名店で、県外から通うお店のファンも多いとか。
塩釜のブランドマグロ「ひがしもの」をはじめ、旬なネタを活かした絶品握りは一度味わってみたいもの。店の看板メニュー「すし哲物語」や、寿司やお造りに合うよう特注したというオリジナルワインもご賞味あれ。
所在地:
宮城県塩竈市海岸通2-22
営業時間:
【平日】
11:00~15:00
16:30~22:00
【土日祝日】
11:00~22:00
定休日:
木曜日(祝日の場合は営業)
アクセス:
JR仙石線「本塩釜駅」徒歩約2分
② 鮨しらはた
「塩竃すし哲 本店」の近くにある「鮨しらはた」。寿司はもちろんのこと、毛ガニの味噌汁やタコのやわらか煮など和食メニューも充実しているお店です。
近海でとれた本マグロの大トロや中トロ松島産のあなごなど、旬の食材をつかった「特上にぎり」が人気。
所在地:
宮城県塩竈市海岸通2-10
営業時間:
【平日】
11:00~15:00
16:30~21:00
【土日祝】
11:00~21:00
定休日:
火曜日(祝日は前日とも営業)
アクセス:
JR仙石線「本塩釜駅」徒歩約3分
③ はま勢
コストパフォーマンス重視の方には、「鮨 はま勢」はいかがでしょうか? 本塩釜駅から徒歩約5分、先ほど紹介した「すし哲 本店」の並びにあります。
塩釜で水揚げされた魚介類を中心に、リーズナブルな価格で提供。「安いのに美味しい!」と口コミも高評価です。鮨のほかにも、一品料理やコースメニューも充実しています。
④ 塩竈まぐろ直売・食堂
”気軽に本格まぐろを食べられるお店”をコンセプトに営業している「塩釜まぐろ直売・食堂」。JR本塩釜駅から徒歩約2分です。
新鮮な生マグロを提供しているため、日によってメニューが変更する場合も。水揚げ量の多いメバチマグロ、キハダマグロをはじめ、夏は本マグロ、秋~冬にかけて「ひがしもの」が入荷することもあり、旬のマグロを存分にいただけます。
メニューの変更に関しては、事前に塩竈まぐろ直売・食堂公式HPの新着情報を見ておくと間違いありません。また店内には直売ブースもあり、生マグロを市場よりお得に購入できます!
所在地:
宮城県塩竈市海岸通4-1 プチパレビル
お食事の営業時間:
【平日】11:00~14:00
【土日祝日】11:00~15;00
店内物販の営業時間:
11:00~16:00
※お食事・店内物販とも売切れ次第終了。
定休日:
毎週月曜日(祝日の場合は営業、翌日火曜日がお休み)
アクセス:
JR「本塩釜駅」から徒歩約2分
【13:20】浦霞 酒ギャラリーを観光
お腹を満たしたところで、観光を再開! 続いて訪れたいのは、宮城県が誇る日本酒「浦霞(うらかすみ)」の醸造元である、株式会社 佐浦の本社に併設された「浦霞 酒ギャラリー」です。”地元でしか買えない、味わえない”をコンセプトに、浦霞をはじめ陶器やガラスの酒器などを販売しています。
浦霞限定のお猪口(酒を飲むための小型の器)を購入すると、3種類の浦霞をきき酒(飲み比べ)できます。お猪口は300円です。
また「蔵ガイド」を実施しており、蔵の建物や歴史について案内してくれます(所要時間15分)。また1日2回(午前11時・午後2時)の開催で、日曜日や年末年始などは休業となります。参加費は無料、事前予約制です。
【浦霞 酒ギャラリーの基本情報】
所在地:
宮城県塩竈市本町2-19
電話番号:
022-362-4165
営業時間:
10:00〜17:00
※12月30日は16:00まで
定休日:
毎週日曜日、年末年始(12月31日~1月3日)、その他臨時休業日有り
アクセス:
JR仙石線「本塩釜駅」徒歩約7分(鹽竈神社方面)
本塩釜駅前から最終目的地である「マリンゲート塩釜」までは、本塩釜駅から徒歩約10分。14時までには出発できると、時間に余裕がもて安心です。
時間があったら寄りたい!本塩釜駅周辺のスポット
浦霞 酒ギャラリー周辺にある、塩釜の観光スポットをご紹介します。
”日本三奇”の一つ「御釜神社」
本塩釜駅から徒歩約8分、鹽竈神社の末社(本社に付属する神社のこと)である「御釜(おかま)神社」。鹽竈神社同様に、塩土老翁神(しおつちおじのかみ)を祀っています。
御釜神社境内の周辺は古来「甫出の浜(ほでのはま)」と呼ばれた浜辺で、日本で最初に塩がつくられた場所。”塩釜”という地名の由来にもなっています。例年7月4日~6日までは塩づくりの神事である「藻塩焼神事(もしおやきしんじ)」が行われ、古代の製塩方法を伝える神事として無形民俗文化財に指定されています。
また御釜神社は※日本三奇”の一つ、「四口の神釜(よんくのしんかま)」があることで有名。四つある鉄製の御釜は、平常時サビのような赤茶色の水をたたえていますが、変事が起こる前に水の色が変わると言われています。
東日本大震災(2011/3・11)の早朝には、四つのうち二つの神釜がきれいに澄んでいたそうで、巷では「震災を予言した」と噂されています(拝観には100円必要)。
ちなみに江戸時代の俳人・松尾芭蕉も御釜神社を訪れ、その時の出来事を『奥の細道』で記しています。
※日本三奇……古来より奇跡と伝わる建造物。江戸時代の医者・橘南谿(たちばななんけい)が記した書物において3つの軌跡として紹介されたのが由来。
明治の歴史を感じるカフェ「塩釜まちかど博物館」
御釜神社の正面にある「塩釜まちかど博物館」。明治初期に建てられ、かつては「旧ゑびや旅館」という宿でした。明治天皇の東北巡行に、付き添い人だった※大隈重信(おおくましげのぶ)が宿泊した記録も残されています。
明治維新明けの間もないころに建てられたため、部屋の中に”刀掛け”があったりと当時の面影を色濃く残しています。
1階はカフェ、2階と3階を博物館として開放。博物館は土日のみ開館なのでご注意ください。
※大隈重信(1838~1922)……初の政党内閣を組閣し、内閣総理大臣に就任。早稲田大学の創立者として有名。
【塩釜まちかど博物館の基本情報】
所在地:
塩竈市本町3-9
開館時間:
【博物館】
土・日のみ(11:00~14:00)
【カフェ】
月・火・金・土・日(11:00~17:00)
定休日:
【博物館】
月~金曜日
※臨時休業あり
【カフェ】
水、木曜日
※臨時休業あり
料金(博物館):
大人300円、中学生以下200円、未就学児無料
アクセス:
JR仙石線「本塩釜駅」から徒歩約15分
入館無料の博物館「タイムシップ塩釜」
本塩釜駅のすぐ近く、「壱番館」の4階にある塩竈市民図書館の一画につくられた郷土歴史資料館です。縄文時代~現在に至る塩釜の歴史を学べます。入館は無料。
屋上は展望台となっており、塩釜港を中心に360度パノラマ景色を楽しめる穴場です。
【タイムシップ塩釜の基本情報】
所在地:
宮城県塩竈市本町1-1 壱番館4F 市民図書館内
開館時間:
【平日】
10:00〜18:00
【土・日】
10:00〜17:00
休館日:
月曜日、祝日、月末日、年末年始、特別整理期間
【14:30】マリンゲート塩釜に到着
最終目的地「マリンゲート塩釜」。松島や浦戸諸島を結ぶ旅客ターミナルです。1階はショッピング、2階は飲食店エリアとなっています。
遊覧船の乗船券は、館内1階にある丸文松島汽船で販売。当日購入も可能ですが、事前に公式HPからネット予約するとさまざまな特典が受けられるのでオススメです。
【マリンゲート塩釜 乗船券発売所】
所在地:
宮城県塩釜市港町1丁目4-1
電話番号:
022-365-3611
遊覧船の運行時刻:
9:00、10:00、11:00、12:00、13:00、14:00、15:00
料金(芭蕉コース):
2等(1階)…大人(中学生以上)1,500円、小学生750円
グリーン(2階)…大人(中学生以上)2,100円、小学生1,050円
1等(3階)…大人(中学生以上)2,900円、小学生1,450円
アクセス:
JR仙石線「本塩釜駅」から徒歩約10分
【15:00】遊覧船で松島へGO!
遊覧船の最終出航時刻は15時。10分前には発券を済ませておきましょう! およそ50分の船旅。千貫島や仁王島など有名な島々を巡りながら、松島の中心地を目指して航行します。
主に浅瀬を通るため、島との距離間が近いのも特徴です。船内には松島の島々を紹介するアナウンスが流れ、島の由来などを説明してくれます。塩釜→松島を結ぶ「芭蕉コース」の詳細はこちら
塩竈市へのアクセス
電車での行き方
塩釜市内には4つの駅があり、どれも仙台から電車1本でアクセスできます。主に観光拠点に利用されるのは「本塩釜駅」ですが、市内循環バス「しおナビ100円バス」は全駅に立ち寄るので、必要に応じて使い分けてください。
●東北本線・塩釜駅(仙台駅から約15分/大人240円)
駅構内にコンビニあり。車いす対応トイレあり。
周辺のATMは、塩釜東玉川郵便局(ゆうちょ)、セブン銀行、七十七銀行塩釜西支店、杜の都信用金庫玉川支店
●仙石線・西塩釜駅(仙台駅から約25分/大人240円)
駅構内にコンビニなし。車いす対応トイレなし。
周辺のATMは、塩釜佐浦町郵便局(ゆうちょ)。
●仙石線・本塩釜駅(仙台駅から約27分/大人320円)
駅構内にコンビニなし、近くに「セブン-イレブン本塩釜駅前」あり。車いす対応トイレあり。
周辺のATMは、塩釜駅前郵便局(ゆうちょ)、セブン銀行、北日本銀行 塩釜支店、七十七銀行 塩釜支店。
●仙石線・東塩釜駅(仙台駅から約15分/大人320円)
コンビニなし。車いす対応トイレあり。
周辺のATMは、塩釜藤倉郵便局(ゆうちょ)。
車での行き方
・仙台市内から国道45号線経由で、塩竈、松島、石巻方面へ(約40分)
・三陸自動車道 利府中I.Cから塩竈方面へ(約15分)
・三陸自動車道 利府塩釜I.Cから塩竈方面へ(約15分)
市営駐車場(24時間入出庫可能)
塩釜市内にあるコインパーキングは、30分100円(夜間割引あり)や24時間最大500円など、松島の駐車場よりも気持ちリーズナブルです(松島は1時間300円~)。
ただし松島へ向かう遊覧船に車は乗り入れないため、ほぼ丸1日駐車することになります。
▼塩竈海岸通駐車場
所在地:塩竈市海岸通3番14号
台数:19台
料金:30分100円(夜間割引あり)
▼タイムズ塩竈本町駐車場
所在地:塩竈市本町5番
台数:19台
料金:30分100円(夜間割引あり)、駐車場後24時間最大500円
▼タイムズ本塩竈駅前
所在地:宮城県塩竈市海岸通1
台数:8台
料金:30分100円(夜間割引あり)、駐車場後24時間最大550円
▼タイムズ本塩釜駅前第2
所在地:宮城県塩竈市海岸通2
台数:10台
料金:30分100円(夜間割引あり)、駐車場後24時間最大500円
▼システムパーク本塩釜駅前
所在地:塩竈市北浜1-1-12
台数:8台
料金:60分100円、24時間最大料金500円(繰返し)
▼システムパーク本塩釜駅前第2
所在地:塩竃市尾島町18-21
台数:8台
料金:30分100円、12時間最大料金500円(繰返し)
▼システムパーク本塩釜駅前第3
所在地:塩竈市海岸通8-12
台数:23台
料金:30分100円(8:00~20:00)、60分100円(20:00~8:00)、24時間最大500円(繰返し)
市内観光には「しおナビ100円バス」を利用しよう!
塩釜観光には、バス市内を循環している「しおナビ100円バス」の利用がオススメ。北回り(内陸側)と南回り(湾岸側)あり、60分で市内を1周します。
どこから乗ってもどこで下りても、料金は大人100円、小学生までの子供は50円。1月1日を除き、毎日運航しています。
これから紹介する鹽竈神社など、主要観光スポットへのアクセスに便利です。
塩釜のご当地お土産
続いては塩釜のお土産をご紹介します。
菓匠 榮太楼の「なまどら焼き」
創業100年の歴史をもち、塩釜市に本店を構える「菓匠 榮太楼(かしょう えいたろう)」。さまざまなお菓子がありますが、オススメしたいのは「なまどら焼き」。
定番の小豆から、ずんだ、チョコレート、ラムレーズンなどがあるほか、季節限定の苺、栗、珈琲など多様な味が楽しめます。
定番のお土産はこれ!「しおがまの藻塩」
「しおがまの藻塩」は、海水と藻塩草(アカモク)をともに煮詰める製法でつくられています。
使用しているのはアカモクと果実、茶葉のみ。完全自然食品なのも魅力です。岩塩のようなザクザクした食感で、お肉との相性も抜群! ほぼ高確率でお土産屋コーナに置かれています。
塩釜ならではのスイーツ「藻塩ショコラ」
スイーツなチョコレートと塩釜の藻塩が共演する「藻塩ショコラ」。ティファニーブルーのモダンな外観が目を引く「チョコレート工房クレオパンテール」で販売されています。
藻塩ショコラは、ビスケットを下敷きに濃厚なガナッシュクリームと藻塩を組み合わせたスイーツ。価格は1個310円と、少々お高めな感じ。
しかし厳選された素材と、職人によって一つひとつ丁寧に手作りされたこだわり……その手間が生み出す味はお値段以上と好評です。
【チョコレート工房クレオパンテールの基本情報】
所在地:
宮城県塩竈市本町6-4
営業時間:
9:30~18:00
定休日:
木曜日、第1・3日曜日
アクセス:
JR仙石線「本塩釜駅」から徒歩約5分、
塩釜の季節イベント
イベントの開催日に合わせて塩釜を訪ねてみるのいいですね。今回は有名なイベントをピックアップしました。
塩竈みなと祭(2020年7月22日、23日※予定)
例年7月第3月曜日に実施される「塩竈みなと祭」は、※日本三大船祭の一つ。鹽竈神社の主祭神・塩土老翁神(しおつちおぢのかみ)を、感謝の意味を込めて年に一度海へお連れするお祭りです。
前夜祭(花火大会)と本祭りの2日間にわたり開催されます。
※日本三大船祭……厳島神社の管弦祭(広島県)、貴船神社の貴船祭り(神奈川県)、鹽竈神社の塩竈みなと祭り(宮城県)。
鹽竈神社と志波彦神社のお神輿を御座舟である「鳳凰丸」と「龍鳳丸」に乗り入れ、笛や太鼓を鳴らしながら松島湾を航行します(神輿海上御渡)。
御座舟の後には、吹き流しやのぼりを掲げた100隻の供奉船(ぐふせん)が続き、ともに海上御渡に参加します。先着200名限定で供奉船に乗船することも可能です! マリンゲート塩釜内に特設の受付があります。
海上御渡はもちろん、その前に2基のお神輿が鹽竈神社の表参道から下りられてくるシーンも必見! 海上御渡が終わると2基のお神輿は再び表参道に戻ってこられ、202段の石段を上り境内へとお帰りになられます。
陸上では「よしこの鹽竈」というパレードを開催、塩釜の伝統民謡「塩釜甚句(しおがまじんく)」などが披露され、大勢の見物客で賑わいます。
鹽竈神社帆手祭(2020年3月10日)
鹽竈神社帆手祭(ほてまつり)の由来は江戸時代の天和2年(1682)、塩釜で起こった大火を鎮めるために”しおがまさま”に祈ってはじめられたお祭り。火伏(ひぶせ)の祭として、現在も続けられています。
一度は中断されたものの、その年に大火にみまわれ再び復活。戦時中も中止することなく続けられている、重要なお祭りです。
”荒神輿”とも呼ばれるこのお祭りは、重さ1t(トン)もあるお神輿を若者たちが担ぎ、表参道の石段を下りて市内を練り歩きます。危険を伴うなか、勇敢に神輿を担ぐ担ぎ手の姿に胸が熱くなること間違いなし。
神社にお帰りになる際、お神輿は再び表参道の石段を上っていくため、2度見られるチャンスがあります!
毎年3月10日に開催。表参道を下るのは午前11時半、お帰りになられるのは午後7時です。
しおがまさま 神々の花灯り(2020年4月17日~18日※中止)

桜が見頃を迎える4月中旬に行われる「しおがまさま神々の花灯り」。鹽竈神社がライトアップされたり、桜が咲く境内に竹ロウソクが並べられるなど、幻想的で幽玄な夜の世界が広がります。
琴や笛、雅楽など日本古来の楽器による演奏も実施され、目と耳で楽しめるイベントとなっています。今年の開催は2020年5月2日(土)、6日(水・振)の2日間。時間は18:30~20:30。※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止。
※雨天及び強風の場合は中止。
紹介しきれなかった、塩釜の観光スポット
半日では回りきれない、けれど1泊するなら話は別。モデルコースでは紹介しきれなかった観光名所をご紹介します。
① その場で味わえるお魚天国「塩釜水産物仲卸市場」
日本有数の生マグロの水揚げ量を誇る、塩釜漁港。その近くにある市場では、一般の買い物客も買えるマグロや海産物が販売されています。
購入した魚をその場で焼ける「自由焼炉」や自分で具材を選んでつくる「マイ海鮮丼」など、買い物と食事の両方楽しめるのが魅力です。
日曜・祝日以外は、午前3時から営業。朝早くから売り手と買い手のやり取りが飛び交い、活気に満ち溢れています。
【塩釜水産物仲卸市場の基本情報】
所在地:
塩竈市新浜町1丁目20-74
開市時間:
【平日】3:00~13:00
【土曜日】3:00~14:00
【日・祝日】6:00~14:00
食事処営業時間:
【平日】6:30~12:00
【土曜日】6:30~13:00
【日・祝日】6:30~13:00
定休日:
水曜日(臨時休業あり)
アクセス:
JR仙石線「東塩釜駅」下車、徒歩約15分
しおナビ100円バス(北回り)に乗車約5分、「魚卸市場下車」
② 西洋の彫刻が主役のユニークなアートミュージアム「菅野美術館」
閑静な住宅街で異様な存在感を放つ、菅野(かんの)美術館。気鋭の建築家・阿部仁史氏(あべひとし)が手掛けた、銅板をつかったユニークな外観が目を引きます。
シンプルな外観に反して館内は光と影を表現した複雑な空間が広がっており、建物自体が彫刻のようなアート作品だと賞賛されています。
近代のフランス、イタリア、イギリスなど西洋の彫刻作品を中心に展示されており、イギリス彫刻の巨匠ムーアをはじめ、ロダン、デスピオ、ブルーデル、マリーニ、マンズーなど、有名芸術家たちの魂がこもった作品は必見です。年に数回企画展示を開催、コンサートや講演なども行われています。
【菅野美術館の基本情報】
所在地:
宮城県塩竈市玉川3-4-15
開館時間:
10:00~17:00(16:30まで入館受付)
休館日:
月、火曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
観覧料:
【企画展期間】
大人500円、高校~大学生300円、中学生以下無料
【常設展期間】
大人300円、高校~大学生200円、中学生以下無料
アクセス:
JR東北本線「塩釜駅」から徒歩約10分
③ マニア必見のお宝ザクザク!「長井勝一漫画美術館」
塩竈市出身であり『月刊漫画ガロ』(1964年~2002年)の初代編集長を務めた、長井勝一(ながいかついち)。彼の功績をたたえて開設されたのが、 塩竈市生涯学習センター内にある「長井勝一漫画美術館」です。
白土三平の『カムイ伝』や水木しげるの『鬼太郎夜話』など、さまざまな名作が生まれた『ガロ』。そのため長井氏は”漫画編集の神”とも呼ばれていました。
マニアにとってお宝のような、原画や関連資料が所狭しと並んでいます。長井氏の仕事現場を再現した展示もあり、”返本”の短冊がつけられた『ガロ』が山積みになっているなど、当時の様子をリアルに再現しています。
【長井勝一漫画美術館の基本情報】
所在地:
塩竈市東玉川町9-1 (塩竈市生涯学習センター内)
開館時間:
【平日】
10:00~18:00
【土日】
10:00~17:00
休館日:
月、祝日、毎月末日、特別整理期間
※子どもの日、文化の日は開館
観覧料:
無料
アクセス:
JR東北本線「塩釜駅」から徒歩約1分
④ 毎月1日しか参拝できない「曲木神社」
マリンゲート塩釜から出航した遊覧船が最初にアナウンスする島、それが塩竈湾に浮かぶ籬(まがき)島です。周囲150mの小さな島内には、塩竈神社の末社である曲木神社(籬島明神)があります。
陸と島をつなぐ朱色の橋は、普段施錠されています。「え、じゃあ島に上陸できないの?」いいえ、ご安心ください。毎月1日のみ開錠され、島へ上陸することができます。
また例年8月1日は「籬神社大祭」の日。前日の7月31日には前夜祭があり、音楽の夕べで盛り上がります。
⑤ 日帰りでいける離島トリップ「浦戸諸島」
日本三景の松島湾に浮かぶ、浦戸(うらと)諸島。大小さまざまな島がありますが、船が往来し集落があるのは桂島(かつらしま)、野々島(ののしま)、寒風沢(さぶさわ)、朴島(ほおじま)のみ。マリンゲート塩釜から船が出ています。
有名なのは、朴島(ほうじま)にある菜の花畑。仙台系白菜の採種用(交雑せずに純粋な種をつくる)として栽培されているので、畑に侵入したり花を摘んだりするのはNGです。
見頃:4月下旬から5月中旬頃。
もう一か所知られているのが、野々島にある椿のトンネル。その名の通り、自生するヤブツバキがトンネルのような景観をつくりだしています。ジブリ映画に出てきそうな幻想的なトンネルです。
見頃:4月下旬から5月中旬頃。
【浦戸諸島の基本情報】
電話番号(塩竈市営汽船):
022-361-7710
アクセス:
マリンゲート塩釜から塩釜市営汽船に乗船、桂島(約23分)→野々島(約31分)→石浜(約36分)→寒風沢(約46分)→終点・朴島(約54分)で折り返し。
塩釜市に宿泊しよう!
松島町の宿は、日本三景であることもあり宿泊代はやや高め。しかし塩釜市には、駅から徒歩圏内にビジネスホテルがあり、宿泊代もリーズナブル。しかも松島まで電車で10分ほどなので、宿泊代を抑えたい方にオススメです!
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塩釜は半日じゃ足りない!
いかがでしたか? 塩釜の半日モデルコースと観光名所などをご紹介しました。
塩竈市内を満喫するなら1日、浦戸諸島を巡るとなると2泊3日は必要になります。「塩竈みなとまつり」の時期もいいですが、桜や春の花々が咲き出す4月頃もオススメですよ。
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