宮城・仙台の日本酒10選!お土産やお取り寄せにおすすめの名酒を紹介
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米どころ宮城にはおいしい日本酒がたくさん!

宮城県仙台市の夏の田園風景

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全国5位のお米の生産量を誇る宮城県では、特有の気候と豊かな自然を活かして日本酒の生産が盛んに行われています。

宮城県の日本酒の特徴

純米の文字がある日本酒のキャップのクローズアップ

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宮城県の日本酒は全国でも屈指の品質とされており、県内で醸造されている日本酒の約9割が特定名称酒。

特定名称酒とは、原材料と精米歩合が一定の基準を満たした場合に付けられる「純米大吟醸」などの呼称で、全国平均は約3割、東北平均は約5割と宮城県は突出して高くなっています。

 

また淡麗辛口の日本酒が多いのも特徴で、これは宮城県で日本酒を作っている杜氏のほとんどは日本三大杜氏に数えられる南部杜氏であるため。

南部杜氏が伝統的に受け継ぐ、厳しい東北の冬の環境を利用した「低温長期発酵」の技術が辛口のお酒を生み出しています。

酒造りの歴史

宮城県の酒造の歴史は1604年まで遡ります。武田源左衛門という人物が、町の酒屋として酒造を始めたのが最も古い記録。

4年後の1608年には伊達政宗が仙台藩の御用酒屋をスタートさせ、宮城県内にその醸造技術が広がっていったという歴史を持っています。

宮城・仙台の日本酒おすすめ10選

そんな宮城の酒造から人気の銘柄を厳選して10選紹介します!

伯楽星(はくらくせい)|愛宕の松(あたごのまつ)

1873年に大崎市で創業した「新澤醸造店」。蔵を代表する日本酒は「伯楽星」と「愛宕の松」の2種類があります。

「伯楽星 特別純米」の特徴である豊かな香りはまるでメロンやバナナのよう。また柑橘系を思わせるような酸味と抜群のキレの良さを誇ります。

「愛宕の松 別仕込本醸造」は、キレのある味とバナナのような香りが特徴で、飲めば料理の味を流して次の料理の味を引き立たせてくれる一品となっています。別仕込の由来は、本醸造を仕込むタンクの1つにとても良い品質のお酒ができるものがあり、このタンクで仕込んだ日本酒を販売したのが始まりです。

 

浦霞(うらかすみ)

1724年に塩竈市で創業した「佐浦」。鹽竈神社に奉納する御神酒を造っていたのが始まりです。

佐浦を代表する「本仕込 浦霞」は、爽やかな香りとやわらかい味わいながらもキレがあるのが特徴。過去に何度も日本酒のコンテストに入賞した経歴を持つ日本酒です。

魚料理や煮物などの和食に良く合う、日常の晩酌で毎日飲みたくなるような一品となっています。

 

一ノ蔵(いちのくら)

1973年に浅見商店・勝来酒造・桜井酒造店・松本酒造店の4つの企業が合同で設立した「一ノ蔵」。

一ノ蔵をを代表する「一ノ蔵 無鑑定」は、すっきりとして深みのある味わいが特徴です。すこし変わった無鑑定という名前は、飲んだ方に鑑定してほしいという蔵元の思いが込められています。

お刺し身のようなあっさりとした料理にも、唐揚げのようなこってりとした料理にもマッチする日本酒です。

 

日高見(ひたかみ)

1861年に石巻市で創業した「平孝酒造」。平成初期に日本酒が低迷していたころ、蔵の存続をかけて銘柄を「日高見」に変更したことをきっかけに全国でも名を知られるブランドとなりました。

港町にある蔵元ならではの魚に合う味わいが特徴。甘味もコクも旨味も感じられる味わいながら、後味はスッキリとしています。

 

乾坤一(けんこんいち)

1712年に村田町で創業した「大沼酒造店」。創業当初は不二正宗という銘柄の日本酒を販売していましたが、初代宮城県知事・松平正直が飲み感動したことをきっかけに「乾坤一」という名前を付け、今でも蔵を代表する日本酒として販売されています。

 

乾坤一は、控えめな香りとスッキリとした後味ながらも、お米の旨味と辛味をしっかりと感じられるのが特徴です。

シンプルな味わいなので、味の濃い和食などにも良く合う日本酒となっています。

 

萩の鶴(はぎのつる)|日輪田(ひわた)

萩野酒造株式会社 日輪田 きもと純米酒

1840年に創業した宮城県北部の栗原市にある「萩野酒造株式会社」。蔵を代表する銘柄は「萩の鶴」と「日輪田」の2酒類があります。

萩の鶴はスッキリとしたクリアな味わいが特徴で、繊細な和食などと良く合う日本酒です。

日輪田は、本来のお米から感じられる旨味と甘み、醸造の過程で出てくる酸味のバランスが良く、煮物やぬか漬けのような田舎料理と合う味となっています。

 

勝山(かつやま)

江戸時代に創業し320年以上の歴史を持つ、仙台市泉区にある酒造「勝山酒造株式会社」。

勝山酒造を代表する「勝山 縁」は、お米の旨味とまろやかな口当たりが特徴。脂の乗った赤身の魚やお肉に良く合う日本酒です。

 

阿部勘(あべかん)

塩竈神社のふもとにある阿部勘酒造は、1716年に伊達藩の命で塩竈神社に奉納する御神酒を造る目的で創業しました。

阿部勘酒造を代表する「阿部勘 純米辛口」は、軽快な呑み口とキレの良い辛さが特徴。さっぱりとした味付けのお魚やお肉と相性の良い日本酒です。

日本酒の飲み方

お猪口と徳利の日本酒イメージ

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日本酒は飲み方も豊富で、同じお酒でも飲み方次第で違った一面を見せてくれるのも魅力です。

温度を変えて楽しむ

日本酒の最も親しまれている飲み方は温度を変えること。

大体5℃〜60℃くらいの温度で飲まれることが多く、キリッとシャープな味わいを感じたいなら冷やして、個性を味わいたい場合は熱燗がおすすめです。

割って楽しむ

日本酒はストレートで飲むのが一般的ですが、実は割って飲むのもおいしいお酒。

アルコールを薄めながら香りを楽しみたいなら水割りやお湯割りに、さっぱりとした味が好みならソーダ割りやオン・ザ・ロックがおすすめです。

器にこだわる

器の形状によってお酒と空気が触れる面積が変わり、呑み口の大きい器にするほど香りが華やかに広がりやすくなります。香り高い日本酒はワイングラスなどで飲むのもおすすめです。

逆にお猪口のような容量の小さい器は温度変化を起こしづらいメリットがあり、自分の好きな温度を維持しやすくなっています。

 

自分好みの日本酒を見つけて、さまざまな飲み方を試してみてはいかがでしょうか。

お土産屋やお取り寄せで宮城の日本酒を味わおう!

友達とショッピングを楽しむ女性

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宮城県はお米や気候の影響で米作りに非常に適した地域となっており、良質なお米から造られる日本酒はどれも銘品揃いでお土産やプレゼントとしてもおすすめ!

自分のお気に入りを見つけて、ぜひ味わってみてくださいね。

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