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食の都、仙台を味わおう!
戦国時代は武将として東北を駆け巡り、江戸時代には仙台藩藩主として活躍した伊達政宗公。
政宗公は食に通じた武将として知られており、名物の「すんだ」は伊達政宗が発見したとも伝えられています。(諸説あり)
そんな政宗公が礎を築いた仙台は、美食が集う食の都。牛タンをはじめ、よだれ滴る名物グルメが沢山あるんです!
この記事では数ある中から、初めて仙台へ行く人にオススメしたい7つのグルメをピックアップ。編集部の独断と偏見で選んだ、オススメのお店も紹介します。
\仙台観光には観光ガイド本を持っていこう/
観光ガイド本には、駅ビル内にある飲食店や、駅周辺に点在する名店、老舗店、コスパ抜群のお店などが多数紹介されています。はじめて仙台観光する方は、一冊あると選択肢が増えて便利ですよ。
名物その1.仙台3大名物の「牛タン」
トップバッターは、言わずと知れた「牛タン」。タンとは舌のことです。
牛タンの発祥の舞台は、戦後間もない混乱期の仙台。現在も市内に店を構える「太助」の初代店主がメニューで出したのがはじまり、とされています。
市内には牛タンを提供するお店が数多くあり、仙台駅には牛タンの専門店が並ぶ「牛たん通り」、観光カウンターには「牛タン焼きお店マップ」が用意されているなど、仙台グルメ=牛タンと言っても過言ではありません。
編集部オススメ! 「旨味・太助」
仙台牛タン発祥を掲げるお店は、「味太助」と「旨味 太助」の2店舗あります。編集部のオススメは、牛タンが初めての方や観光客も利用しやすい「旨味・太助」です。
炭火で香ばしく焼き上がった牛タンは、しっかりとした歯ごたえのある食感。肉の旨味を引き出す塩加減が絶妙で、噛めば噛むほど口いっぱいに牛タンの味が広がります。
住所:
宮城県仙台市青葉区国分町2-11-11
営業時間:
11:30~22:00
定休日:
月曜日、年末年始
アクセス:
・仙台市営地下鉄南北線「勾当台公園」駅より徒歩約4分
・仙台市営地下鉄東西線「青葉通一番町」駅より徒歩約10分
・JR「仙台」駅より徒歩約15分
駐車場:
なし
問合せ:
022-262-2539
お家で「仙台名物 牛タン」を楽しもう!
原材料名 :牛たん、食塩/調味料(アミノ酸等)、香辛料(一部に牛肉を含む)
原産地:アイルランド、イギリス、その他(牛たん)
内容量:360g(120g×3袋)約3人前
賞味期限:冷凍保存で製造後270日
名物その2.仙台3大名物の「ずんだ」
牛タンと並ぶ仙台名物といえば、「ずんだ」です。ずんだとは、枝豆またはそら豆を潰してつくられたペースト状のもので、主に甘味に使われることが多いです。
冒頭で触れたとおり、ずんだの発祥は伊達政宗公に由縁があります。合戦の際、政宗公が「陣太刀(じんだち)」の柄を使い、枝豆を潰して食べたというエピソードから、東北地方の方言で「じんだち」を「じんだつ」、「ずんだつ」と発音され、「ずんだ」と呼ばれるようになったと伝えられています。(諸説あり)
仙台には店名に「ずんだ」とつく茶屋が豊富にあり、ずんだ餅、ずんだシェイク、パフェ、ケーキ、ソフトクリームなど、ずんだを使った様々なスイーツを楽しめます。
編集部オススメ!「村上餅屋」
村上餅屋は明治時代創業、140年続く老舗和菓子店です。TVやメディアで紹介されることが多く、開店前から列ができる人気店です。
編集部オススメのメニューは、定番の三色餅(づんだ・ごま・くるみ)。
豆の風味と程よい甘さが絶妙で、ずんだ独特の青臭さもなく、ずんだを初めて食べる方にもオススメ。づんだ餅の単品もあります。
※村上屋餅店では「づんだ」と表記されています。
住所:
宮城県仙台市青葉区北目町2-38
営業時間:
9:00~18:00
定休日:
月曜日・火曜日 ※臨時休業日あり
アクセス:
仙台市営地下鉄南北線「五橋」駅北4出口より徒歩約7分
JR「仙台」駅より徒歩約15分
駐車場:
なし
問合せ:
022-222-6687
人気の「ずんだスイーツ」をお取り寄せ!
賞味期限:製造日から冷凍30日
配達方法:クール冷凍便
※解凍後は冷蔵(5℃以下)で保管の上48時間以内にお召し上がりください。
名物その3.仙台3大名物の「笹かまぼこ」
仙台3大名物、最後に紹介するのは笹かまぼこ。そのルーツは明治時代まで遡ります。
仙台港では、タイやヒラメの豊漁が続いていました。しかし当時は保存設備などが不十分で、獲れすぎた魚を持て余していたそうです。
そこである漁師が、余ったヒラメの身をすりつぶし笹の形にして焼いたといいます。これが笹かまぼこのルーツと伝えられ、名称が統一されるまでは「ベロかまぼこ」「木の葉かまぼこ」など、さまざまな呼称があったそうです。
「笹かまぼこ」と命名したのは、仙台市内のかまぼこ専門店「阿部(あべ)蒲鉾店」。仙台藩伊達家の家紋“竹に雀”の笹にちなみ名付けられ、以降「笹かまぼこ」が定着していきました。
笹かまぼこの作り方が気になる方は、ぜひ下の記事をみてください。
かまぼこがスイーツ、スナックになる!?宮城のかまぼこは進化中
笹かまぼこだけでなく、かまぼこは宮城県の特産品。
かまぼこというと、メイン料理を盛り上げる脇役の印象が強いですが、それは今や昔の話。宮城にはかまぼこが主役となるグルメ、スイーツが誕生しています。
たとえば、写真上のアメリカンドック風のスナック。これ、じつはかまぼこなんです。「ひょうたん揚げ」と呼ばれる食べ物で、阿部蒲鉾店で販売されています。
他にも、パンケーキのような松島蒲鉾本舗の「どらぼこ」、チーズケーキのような松島蒲鉾本舗の「ふ和らん」といった、スイーツかまぼこという新しいジャンルも誕生しています。
またお酒のつまみになる、ウインナーやチーズを練り込んだ蒲鉾、すんだを練り込んだ蒲鉾など、1品でお惣菜になる蒲鉾もあります。
もらって嬉しい「笹かまギフト」!
内容量:笹百年きちじ 5枚、のどぐろ笹かま 5枚、仙台揚 5枚、磯あわび 1個
保存方法:要冷蔵(10℃以下)
名物その4.完売が当たり前「主婦の店 さいちのおはぎ」
スーパーソウルフードと呼び声が高い、秋保温泉街にある小さなスーパー「主婦の店 さいち」の手作りおはぎ。TVやメディアでも数多く取り上げられ、観光客や遠方から買いに来る人も多く、平日でも駐車場が満車になるほどの人気ぶり。
定番のあんこは、お餅が見えないほどボリュームたっぷりで、はじめの一口はあんこだけになります。あんこの甘さ控えめで、やや固めでありながらモッチリしたお餅との相性は抜群。種類はあんこ、きなこ、ごま、なっとうの4種類です。
販売場所は「主婦の店 さいち」とエスパル仙台東館2階「東北めぐり いろといろ」
「主婦の店 さいち」は、仙台市街地から車で30分ほど。仙台駅前からバスで行くこともできます。午後には売り切れてしまう場合もあるため、なるべく早い時間に来店しましょう。
また仙台駅西口にあるエスパル東館2階の「東北めぐり いろといろ」でも販売。しかし販売日時が決まっており、開店前には列ができるほど並びます。午前中に完売することがほとんどです。
【主婦の店 さいち】
住所:
宮城県仙台市太白区秋保町湯元字薬師27
営業時間:
9:00~19:00
定休日:
第2・第4水曜日(8、12月は変更あり)
アクセス:
【公共交通の場合】
・JR「仙台」駅西口側バスプール8番のりばより宮城交通「秋保線(長町・西多賀・茂庭経由)」に乗車(約50分)-「秋保温泉湯本」下車‐徒歩すぐ
・JR「仙台」駅西口側バスプール63番のりば(青葉通り沿い)よりタケヤ交通「秋保・川崎・仙台西部ライナー(仙台西道路・錦が丘経由)」に乗車(約40分)-「佐勘前」下車-徒歩すぐ
・JR仙山線「愛子」駅下車‐仙台市営バス「秋保温泉・二口方面線」に乗車(約15分)‐「秋保・里センター」下車-徒歩約7分
【クルマの場合】
・仙台駅より約30分
・東北道「仙台南」ICより約15分
駐車場:
無料(第1~3駐車場がある)
【エスパル仙台東館2階「東北めぐり いろといろ」】
住所:
宮城県仙台市青葉区中央1‐1
営業時間:
10:00~21:00
さいちのおはぎ販売日:
木・金・土曜日
名物その5.じつは仙台発祥「冷やし中華」
諸説ありますが、仙台は冷やし中華発祥の地。冷房が存在しなかった昭和12年、仙台で中華店を営む店主たちが、「夏でも美味しく食べれるラーメンをつくりたい!」という想いから誕生したといわれています。
これぞ元祖冷やし中華!「中国料理 龍亭」
仙台にある冷やし中華発祥の店として知られる老舗店です。中華料理店らしい店内で、観光客も入りやすい雰囲気。
元祖 冷やし中華で、醤油だれとごまだれの2種類から選べます。透明で涼しげな器に、麺と具材が別皿で盛られているのが特徴。
全部のせて食べてるのもよし、具材を一品ずつ入れて口に運ぶのもよし。つるつるっとした喉ごしで、細い麺はコシがありプリッとした触感。スープは酸味があって甘酸っぱく、冷やし中華が好きな方にはたまらない味です。
住所:
宮城県仙台市青葉区錦町1-2-10
営業時間:
(月・火)11:30~14:30
(木~日・祝)11:30~14:30、17:30~20:30
日曜営業
定休日:
水曜日
アクセス:
【公共交通の場合】
・仙台市営地下鉄南北線「勾当台公園」駅1番出口より徒歩約7分
・仙台市営地下鉄南北線「広瀬通」駅東2番出口より徒歩約8分
・JR「仙台」駅より徒歩15分
【クルマの場合】
東北道「仙台宮城」ICより約16分
仙台東部道路「仙台東」ICより約20分
駐車場:
なし
一度は味わいたい仙台発祥の「ごまだれ 冷やし中華」
名物その6.B級グルメ「仙台マーボー焼きそば」
その名の通り、焼きそばと麻婆豆腐を組み合わせた仙台のご当地焼きそば。
1970年代、仙台市内の中華料理店「まんみ」のまかない料理として誕生し、その後お店の正式なメニューとなりました。
2013年にご当地グルメを紹介するテレビによって“仙台名物”と取り上げられてから話題となり、今や宮城のソウルフード的な存在となっています。
① 麻婆を使い、具は豆腐に限定しない
② 麺は焼くか、揚げたものにする
③ 宮城県中華飲食生活衛生同業組合の認定人が認定したものとする
仙台マーボー焼きそば「オリジナルラーメンの店 中国菜館 まんみ」
仙台マーボー焼きそばの発祥店「オリジナルラーメンの店 中国菜館 まんみ」は、泉中央店とザ・モール仙台長町店の2店舗あります。
中華焼きそばの上に、大量の麻婆豆腐がたっぷりとかかったマーボー焼きそば。男性も食べ応えのあるボリュームです。コシある細麺は、外はパリっと中は弾力のあるモチモチした食感で、麻婆あんとの調和が癖になる焼きそばです。
【泉中央店】
住所:
宮城県仙台市泉区泉中央1-22-3
営業時間:
11:00~15:30、17:00~21:00
定休日:
不定休※最新の営業日は公式サイトを確認
アクセス:
仙台市地下鉄南北線「泉中央」駅より徒歩約4分
駐車場:
あり(店舗裏コインパーキングが、飲食利用で最大2時間無料)
問合せ:
022-371-9111
【ザ・モール仙台長町店】
住所:
宮城県仙台市太白区長町7-20-3 ザ・モール長町1F
営業時間:
10:00~21:00
定休日:
ザ・モール仙台長町に準ずる
アクセス:
仙台市地下鉄南北線「長町南」駅直結
駐車場:
あり/3時間まで無料
問合せ:
022-308-3222
名物その7.根っこまで美味しい「仙台せり鍋」
春の七草で親しまれている「せり」。宮城県は江戸時代からせりの生産が行われており、その生産量は日本一!
せりの根っこまで食べられるせり鍋は、2004年頃から仙台市内の居酒屋などで提供されはじめたといわれています。
せりと一緒に鶏肉、鴨肉を入れるのが基本で、ほかにも豆腐や白ネギなど店によって具材はさまざま。茎、根、葉、それぞれ異なる味と食感を楽しめるのも特徴です。
編集部員オススメ「せり草庵」
「せり草庵」は、仙台駅前にある和食居酒屋です。焼きあご・昆布・鰹をつかった出汁に、せりと合鴨の肉を投入していただきます。
一年を通してせり鍋を楽しめるため、仙台に行く際は要チェックです。また一人前から注文可能なので、ソロ旅の方にもオススメ。
市内にはせり鍋を提供するお店が沢山あるので、ぜひ探してみてくださいね!
住所:
宮城県仙台市青葉区中央3-6-12 仙台南町通りビル 2F
営業時間:
13:00~23:00(L.O22:00)
定休日:
なし
アクセス:
JR「仙台」駅西口より徒歩約3分
駐車場:
なし
問合せ:
022-217-1660
簡単便利な「仙台名物せり鍋セット」
気になる仙台グルメは見つかりましたか?
仙台は食に通じた武将がいただけあり、名物グルメが沢山。ご飯物からスイーツまで様々なグルメがあるのは嬉しいですね。ぜひ仙台滞在中に紹介したグルメを巡ってみてはいかがでしょうか。
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