泉ヶ岳ってどんな山?
「泉ヶ岳(いずみがたけ)」は仙台市の北西端、泉区にそびえる里山です。冬はスキー場としてもにぎわい、ゲレンデを登るコースもあります。
泉ヶ岳の登山道は、全部で4つのコース。いずれも片道2時間ほどで登頂できます。
標高:1,175m
登山シーズン:4月~11月
紅葉:10月中旬~下旬
泉ヶ岳の登山コース
まずは泉ヶ岳の登山コースを、ザックリご紹介します。
登山道全体が整備された、初心者向けのコース。子供連れにも最適。(所要時間:片道1時間50分)
本格的な登山をはじめる人向けの腕試しコース。後半の傾斜はかなりキツイが、山頂手前の眺望がすばらしい。(所要時間:片道2時間10分)
スキー場のゲレンデを登るコース。急登が続くため、健脚者向け。(所要時間:片道2時間10分)
このコースのみ、登山口が離れている。胎内くぐりの岩場があり、アップダウンの多いコース。4コースの中でもっとも険しい。(所要時間:片道2時間10分)
はじめて泉ヶ岳に登る方は、急登の少ない「水神コース」がオススメです。
今回筆者は、上り「水神コース」下りを「滑走コース」を選択しました。
登山口までの道のり
それではさっそく、泉ヶ岳の登り方をご紹介します。2021年10月下旬、ちょうど紅葉シーズン中に登ってきました。
泉中央駅よりバスで約40分
JR仙台駅から仙台市地下鉄南北線に乗り「泉中央駅」へ。バス2番乗り場より、仙台市営バス「泉岳自然ふれあい館」または「スプリングバレー泉高原スキー場」行きに乗り、「自然ふれあい館」下車(乗車時間:約40分)。
片道800円、交通系電子マネーが使えます。
バスの運行本数は、平日だと午前2本、午後2本。土日は午前3本、午後2本。運行本数が限られているため、ご注意ください!
泉ケ岳大駐車場
車の場合は、泉ヶ岳山麓にある「オーエンス泉岳自然ふれあい館」近くの駐車場を利用します(無料)。
数百台ほど駐車できる広さです。
駐車場には公衆トイレがあります(緑の屋根)。洋室もあり、きれいで利用しやすいです。
奥にみえる茶色の建物が「オーエンス泉岳自然ふれあい館」で、館内にはトイレや自販機、入山者カード記入場所があります。
トイレの手前にも、入山者カードが設置されています。とくに1人で登山される方は、万が一を考えて記入しておきましょう!
写真右の建物は「オーエンス泉岳自然ふれあい館」。青矢印の方向へ進み、登山口を目指します!
オーエンス泉岳自然ふれあい館に「山歩きマップ」が置いてあり、無料でいただけます。
登る前に、コースを確認しておきましょう!
オーエンス泉岳自然ふれあい館を通りすぎると、写真上のような案内標識が立っています。水神コースは一番奥ですね。
駐車場から水神コースの登山口まで徒歩10分ほど。舗装されたアスファルト道が続きます。
分岐点にはこのような標識があるので、迷う心配はありません。
■登山地図を準備しておこう!
有事に備えて、地図は必須です。基本は標識が立っていますが、所々脇道がありますし、標識を見落としてしまう可能性もあります。
【登り】水神コース
水神コース登山口
水神コース登山口に到着! ここからは山道になります。
はじめは平坦な土道です。前日に雨が降ったため、道はぬかるんでいました。前日の天気次第では、ゲイター(泥除け)を準備しておくと安心です。
鮮やかな緑が生い茂り、鳥の鳴き声が響く静寂な空間。日常の喧騒を忘れさせてくれます。