【9:20】野々島に到着
あっという間に野々島(ののしま)に到着。向こうにみえるのが、桂島です。
さっそく最初の目的地「熊野神社(くまのじんじゃ)」へ向かいます。
熊野神社
港を背に右へ進むと、集落の中に石造りの鳥居と熊野神社の参道がみえてきます。
岩を削ってつくられた古道です。
標識を発見。左が熊野神社、右が夜泣き地蔵です。まずは左へ曲がり、熊野神社へ。
ここにも島ネコ。
ほどなくして熊野神社に到着。
一見ふつうの神社ですが、※禁教令が出された時代に、隠れキリシタンが拝んでいたとされるキリスト仏があるそうです(残念ながら見られず)。
熊野神社の先に道がありますが、こちらを進むと港の方へ戻ってしまいます。先ほどの標識まで引き返しましょう。
椿のトンネル~夜泣き地蔵と六地蔵
「夜泣き地蔵」方面を歩いていくと、野々島名物「椿のトンネル」が現れます。4月~5月の春が見ごろで、赤やピンクの花びらをつけた椿が咲き乱れるそう。
ぽつぽつと早咲きの椿が咲いていました(11月中旬)。
道の脇には野仏が点在しています。
椿のトンネルを抜けてしばらく歩くと、車道に出てきました。正面に墓地の入口があり、そこに夜泣き地蔵があります。
「夜泣き地蔵」です。”子どもの夜泣きがなおる”と伝えられており、各家でお地蔵様にお願いしていたそう。
夜泣き地蔵の隣には、6体のお地蔵様が並ぶ「六地蔵」があります。六地蔵とは、六道における苦しみを救う6つの地蔵菩薩のこと。
仏教の世界では、生前の善行・悪行によって地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天の六道に分かれるとされています。
宇内浜~野々島桟橋(渡船)へ
夜泣き地蔵と六地蔵をあとにし、渡船方面へ進みます。その道中にある「宇内浜(うねはま)」へは、ぜひ立ち寄ってみてください。
手作りブランコや流木を利用したベンチなどが設けられており、ちょっとした休憩にもピッタリ。
浜は干潮時に島と陸続きになります。
島歩き再開! 宇内浜から渡船に乗る桟橋を目指し、車道を歩きます。
浦戸小中学校を横目に坂を下れば、桟橋は目と鼻の先です! 野々島の滞在時間は90分ほどでした。