萬蔵稲荷神社の鳥居
整然と並ぶ鳥居をくぐり、舗装された参道を歩いていきます。
果てしなく続いていそうな、朱塗りの鳥居。歩きながら数えていると、入口からほどなくしてすでに30基!
入口から中間地点を過ぎたところですが、神社らしき建物が見当たりません。まだまだ続きます。
鳥居の中を歩いていると、山の中を流れる水の音や野鳥のさえずりが心地いい~!
萬蔵稲荷神社の鳥居をつくった人って?
さて、この壮麗な鳥居ですが、一体どんな人がつくったのか気になりませんか?
調べてみると、100基以上ある鳥居のほとんどは、白石市の大工職人・松野氏によってつくられたものだそうです。
白石市が2003年9月に発行した広報誌「広報 しろいし」で”Hotな白石の人”として紹介されていました。詳細は「こちら」からご覧ください。
やっと建物が見えてきました。参道入口から最後まである鳥居を数えてみたら……なんと全部で113基!
外側と境内の鳥居を合わせると、もっとありますね。
萬蔵稲荷神社の参集殿
鳥居を抜けると、左手の手水舎と正面に参集殿がみえてきました。どうやら終点のようです。
萬蔵稲荷神社の拝殿
手水舎の左手に石段がありました。拝殿に続いているようなので、上ってみます。
拝殿に到着! お賽銭を入れて、二拝二拍一拝で参拝します。
ご利益は「縁結び」「商売繁盛」「五穀豊穣」「子授け」「安産」など。参拝者が希望する縁を結んでくれる、と伝えられています。
萬蔵稲荷神社の本殿
拝殿を左に進むと、さらに石段が続いていました。本殿は正面ではなく右手の白い建物です。
階段を上がり左側を見ると、さらに石段が続いています。上ってみると、そこには御神石が祀られていました。
次は下に降りて※境内社へ。
※境内社…神社の境内に、本社とは別に祀られている社(やしろ)のこと
出羽三山神社
萬蔵稲荷神社の参集殿の右奥を進むと、萬蔵ゆかりの境内社・出羽三山神社が鎮座しています。こちらも参拝しましょう。
こちらが萬蔵稲荷神社の境内社・出羽三山神社。静寂な社の近くには板碑や、珍しい銀剣の石碑が置かれていました。
萬蔵稲荷神社の散策はここまで!
今回初めて参拝させていただきましたが、まだまだ知らない神社が宮城に沢山あるような気がします。
最後に萬蔵稲荷神社の伝承をお伝えします。