小原温泉について
小原温泉(おばらおんせん)がある白石市へは、仙台から車でおよそ30分。
仙台藩藩祖・伊達政宗の右腕として名を馳せた、片倉小十郎の居城「白石城」があることで知られています。
小原温泉は白石市の市街地から、車で20分ほど離れた山間部に位置しています。
渓谷沿いにひっそり佇む小さな温泉地
小原温泉は、2軒の温泉宿と1軒の共同浴場から成り立つ、こぢんまりとした温泉地です。
白石川が流れるV字型の渓谷沿いにあり、周囲は南蔵王の山々に囲まれています。
都市部の喧騒から隔離された空間で、ゆっくり疲れを癒せるのが小原温泉の魅力。
静かにゆっくりと休みたい、という方にはうってつけの温泉地です。
“目には小原”といわれる名湯
昔から「目に小原」と言われるほど、奥羽の薬湯として評判でした。
戦前・戦時中の医者不足の時代には、目を患った湯治客が押し寄せたそうです。泉質の効能は、現在も変わっていないそう。
泉質は日本で一番多い「単純泉」。
クセがなく刺激も少ないため、体の弱い方でも入浴しやすい温泉です。
眼病以外では、胃腸病や打撲傷、婦人病、神経痛、疲労回復などに効能があるとされています。