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「萬蔵稲荷神社」森に佇む百を超える赤い鳥居は圧巻!

仙台市街から車で約80分、白石市にある「萬蔵稲荷神社」を取材。縁結びのパワースポットとして、全国から参拝者が訪れるという人気の神社です。長らく宮城に住んでいる筆者ですが、この神社は初参拝。幽玄の雰囲気が漂う、萬蔵稲荷神社の見どころを紹介します。

アイキャッチ出典:宮城県観光プロモーション推進室
記事中画像:撮影 筆者

まるで京都の伏見稲荷大社!?白石市の「萬蔵稲荷神社」を訪ねる

萬蔵稲荷神社

写真提供:宮城県観光プロモーション推進室

新緑に浮かぶ、鮮やかな朱色の鳥居。なんとも幽玄な景色だと思いませんか?

 

今回筆者が訪ねたのは、仙台市よりの南、白石市の小原馬頭山(おばらばとうざん)に位置する「萬蔵稲荷神社(まんぞういなりじんじゃ)」です。

萬蔵稲荷神社 拝殿

写真提供:白石市・蔵王町

創建は江戸時代後期にあたる、1785年(天明5)頃。主祭神は、全国各地にある“お稲荷さん”で知られる、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)です。

創建当初は、奥州山中七ヶ宿街道(旧羽州街道)の地名をとり賀良明貴稲荷(がらみきいなり)と称していました。

萬蔵稲荷神社 鳥居

写真提供:白石市・蔵王町

現在の社名は、熊谷家(現宮司家)15代目の羽黒派修験者・大阿闍梨金剛院祐観(だいあじゃりこんごういんゆうかん)の院号を、出羽三山から授与された熊谷萬蔵(くまがい まんぞう)の高徳を慕い、1869年(明治2)に萬蔵稲荷神社に改称され、現在にいたっています。

 

さて、境内はどのような様子なのでしょうか。さっそく鳥居をくぐり、参拝したいと思います!

萬蔵稲荷神社を参拝する

萬蔵稲荷神社の駐車場

萬蔵稲荷神社 参道入口

こちらが萬蔵稲荷神社の入口。ものすごい数の鳥居が並んでいます。さながら京都の伏見稲荷大社(稲荷神社の総本社)のよう。

 

右側が駐車場で、駐車可能台数は30~40台ほどです。

萬蔵稲荷神社の鳥居

萬蔵稲荷神社 森の参道

整然と並ぶ鳥居をくぐり、舗装された参道を歩いていきます。

萬蔵稲荷神社 参道の鳥居

果てしなく続いていそうな、朱塗りの鳥居。歩きながら数えていると、入口からほどなくしてすでに30基!

萬蔵稲荷神社 森と鳥居

入口から中間地点を過ぎたところですが、神社らしき建物が見当たりません。まだまだ続きます。

 

鳥居の中を歩いていると、山の中を流れる水の音や野鳥のさえずりが心地いい~!

萬蔵稲荷神社の鳥居をつくった人って?

萬蔵稲荷神社 朱色の鳥居

さて、この壮麗な鳥居ですが、一体どんな人がつくったのか気になりませんか?

 

調べてみると、100基以上ある鳥居のほとんどは、白石市の大工職人・松野氏によってつくられたものだそうです。

白石市が2003年9月に発行した広報誌「広報 しろいし」で”Hotな白石の人”として紹介されていました。詳細は「こちら」からご覧ください。
萬蔵稲荷神社 鳥居と拝殿

やっと建物が見えてきました。参道入口から最後まである鳥居を数えてみたら……なんと全部で113基!

外側と境内の鳥居を合わせると、もっとありますね。

萬蔵稲荷神社の参集殿

萬蔵稲荷神社 境内

鳥居を抜けると、左手の手水舎と正面に参集殿がみえてきました。どうやら終点のようです。

萬蔵稲荷神社の拝殿

 

萬蔵稲荷神社 拝殿に続く階段

手水舎の左手に石段がありました。拝殿に続いているようなので、上ってみます。

萬蔵稲荷神社  拝殿

拝殿に到着! お賽銭を入れて、二拝二拍一拝で参拝します。

ご利益は「縁結び」「商売繁盛」「五穀豊穣」「子授け」「安産」など。参拝者が希望する縁を結んでくれる、と伝えられています。

萬蔵稲荷神社の本殿

萬蔵稲荷神社 本殿

拝殿を左に進むと、さらに石段が続いていました。本殿は正面ではなく右手の白い建物です。

萬蔵稲荷神社 御神石

階段を上がり左側を見ると、さらに石段が続いています。上ってみると、そこには御神石が祀られていました。

 

次は下に降りて※境内社へ。

 

※境内社…神社の境内に、本社とは別に祀られている社(やしろ)のこと

出羽三山神社

萬蔵ゆかりの境内社・出羽三山神社 鳥居

萬蔵稲荷神社の参集殿の右奥を進むと、萬蔵ゆかりの境内社・出羽三山神社が鎮座しています。こちらも参拝しましょう。

萬蔵ゆかりの境内社・出羽三山神社

こちらが萬蔵稲荷神社の境内社・出羽三山神社。静寂な社の近くには板碑や、珍しい銀剣の石碑が置かれていました。

 

萬蔵稲荷神社の散策はここまで!

今回初めて参拝させていただきましたが、まだまだ知らない神社が宮城に沢山あるような気がします。

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最後に萬蔵稲荷神社の伝承をお伝えします。

萬蔵稲荷神社の伝承

萬蔵稲荷神社 参集殿神社の名前にある「萬蔵(まんぞう)」ですが、これはある人物名に由来しています。

その人物は、熊谷萬蔵。馬方(馬に人や荷物を運ばせる仕事をする人)という仕事をしており、羽州街道の難所の1つである小坂峠(こさかとうげ)を中心に、往来する人々の手助けをしていたそうです。

 

ある日、小坂峠で馬方仕事をしていた萬蔵は、峠の頂上で旅に疲れた老僧に一食を求められます。萬蔵は老僧を馬に乗せ、自宅で心から老僧をもてなしました。

不思議な老僧から、馬三頭をもらう

馬 三頭

出典:いらすとや(作成:編集部)

ところが翌朝、部屋を見ると老僧の姿がありません。どうやら早朝に姿を消してしまったようです。萬蔵は老僧と出会った峠に向かいます。

 

峠にさしかかると馬のいななきが聞こえたので、よく見ると昨夜の老僧が立っていました。すると老僧は「私は稲荷神社の化身である。昨夜は殊勝な心掛けであった。」と礼をのべられ、萬蔵は老僧から馬3頭を与えられます。

賀良明貴稲荷を建立

萬蔵稲荷神社 伝説 イメージ

出典:いらすとや(作成:編集部)
萬蔵はこの馬を元手に、賀良明貴稲荷を建立。宮守として、数々の苦行難行を重ね修験者(山伏)の修行をしました。
修験道の聖地「出羽三山」は、萬蔵の業績を認め「大阿闍梨金剛院祐観」の院号を授与。その後、萬蔵は神仏信奉と社会奉仕に努め、1847年(弘化4)81歳で生涯を終えています。

萬蔵は即身仏に

萬蔵稲荷神社 即身仏 イメージ

出典:いらすとや(作成:編集部)

萬蔵の遺言により、死後から3年3ヶ月後に萬蔵の墓が開かれます。現れたのは、萬蔵の即神仏(ミイラ)姿。

村人や信者たちは偉業をたたえ、萬蔵が守りつづけた賀良明貴稲荷様を、いつしか萬蔵の名前を含めて「萬蔵稲荷様」と呼び崇拝するようになりました。

 

ちなみに、萬蔵の即身仏は大正時代まで現存していましたが、持ち出し先で行方がわからなくなったそうです。

 

次は、ここからちょっと離れた白石駅チカの菓子店に行ってみましょう。

 

【萬蔵稲荷神社の基本情報】

住所:

宮城県白石市小原馬頭山6

アクセス:

【公共機関の場合】

JR東日本・東北本線「藤田」駅-タクシーで約15分

【クルマの場合】

東北道「国見」ICより約15分

駐車場:

無料/30~40台

シュークリームが絶品!白石の「やなぎや菓子店」に寄っていこう

やなぎや菓子店

「やなぎや菓子店」は、萬蔵稲荷神社から車で約30分。白石駅からは、徒歩で8分のところに店を構えています。白石に来たらぜひ食べていただいきたい!筆者オススメの「絶品シュークリーム」を紹介します。

シュークリームは全6種類

やなぎや菓子店 シュークリーム

やなぎや菓子店のシュークリームは「カスタード」「ずんだ」「抹茶」「黒ごま」「チーズ」「チョコ」の全部で6種類あります。

筆者は今回カスタードを2個と他各1個づつ購入。

 

どれも美味しいのですが、個人的なイチオシは「カスタードシュークリーム」ですね。シュー生地がやわらかく、ぎっしり詰まった濃厚カスタードが絶品です。ぜひ一度お試しあれ!

菓子パンも売ってます

やなぎや菓子店 パン

やなぎや菓子店では菓子パンも販売しています。上記写真は「あんパン」と「クリームパン」。

どちらも、ずっしりと重く食べごたえバツグンです。パンは製造休業日がありますので、公式ウェブサイトでご確認ください。

ネット販売も

シュークリームは、YAHOO!ショッピングでも購入可能です。

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シュークリーム6種類セット・カスタード・抹茶・チョコ・ずんだ・黒胡麻・チーズ お菓子 スイーツ
カスタード・抹茶・チョコ・黒ゴマ・ずんだ・クリームチーズのシュークリーム各1個、計6個セットです。

住所:

宮城県白石市長町9

アクセス:

【公共機関の場合】

JR東日本・東北本線「白石」駅-徒歩約8分

【クルマの場合】

東北道「白石」ICより約10分

駐車場:

なし

近隣の有料駐車場をご利用ください。

やなぎや菓子店|公式

神秘的な萬蔵稲荷神社へ

参道につらなる100基を超える朱塗りの鳥居。中をくぐると不思議な雰囲気に包まれます。そんな神秘的なパワースポット「萬蔵稲荷神社」に、あなたも足を運んでみませんか。

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サイトを見る

※掲載されている情報は最新のものとは限りません。現地にお越しの際には必ず施設の公式サイトもご確認ください。

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札幌出身で趣味はギター。前職の転勤で仙台に移り住み、気が付いたらもう30年になります。仙台は海の幸や山の幸も美味しく、とても暮らしやすい所です。そんな仙台の魅力を地元目線でお届けいたします。

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