仙台市縄文の森広場の第1駐車場
メインの第1駐車場です。料金は無料で、駐車可能台数は大型バス3台・普通車40台。駐車場の奥に、仙台市縄文の森広場に続く階段があります。
仙台市縄文の森広場の第2駐車場
第2駐車場は、施設の近くにあります。料金は無料で駐車可能台数は、障がい者用2台・普通車13台です。
縄文の森広場には、第1駐車場のこの階段から進んで行きます。車を置いて行ってみましょう。
仙台市縄文の森広場へレッツゴー!
こちらが縄文の森広場の入口です。今回訪問したのは10月下旬。落ち葉が秋を感じさせますね。
階段を上って施設に向かいます。
こちらが仙台市縄文の森広場の施設です。
壁に描かれているのは、仙台市縄文の森広場の公式キャラクターの「ハナちゃん」のモデルになった土偶。
仙台市縄文の森広場の全体案内図です。まずはじめに、野外の「縄文ムラゾーン」へ行ってみましょう。
縄文ムラゾーン
「縄文ムラゾーン」の発掘調査では、38軒の竪穴住居跡、木の実などを貯蔵した穴や動物を獲るための落とし穴が見つかったそうです。
住居は見晴らしの良い台地の縁に、東西2つのグループに分かれて集落がつくられ、その内側には広場があったと考えられています。
縄文ムラの周辺には、縄文時代の森を復元するためクリやコナラなどが植栽されていました。
復元住居
縄文ムラの東側には、同時期に建っていたことが判明していた竪穴住居3軒を復元。まるで、縄文時代にタイムスリップしたかのような気分になります。
こちらが3軒あるなかで1番大きな復元住居(10号住居跡)です。内部は公開されており、住居の中を見ることができます。
地面を円形に掘り、くぼめてつくられた住居。床には、石組みと土器を埋めた部分を組み合わせた複式炉(ふくしきろ)がつくられていました。
複式炉は、煮炊きや暖房および照明の用途の他、ドングリなどのアク抜きに使う灰をつくる役割があったと考えられています。
こちらは復元住居の周辺にある貯蔵穴です。フラスコ状土坑とも呼ばれ、ドングリやトチの実などの貯蔵に使用したのだとか。
こちらは落とし穴。動物を捕獲するために壁が急角度に掘り込まれていて、簡単に出られないようになっています。
捨て場は、ムラに住んでいた人々が壊れたり使えなくなった道具や食料の食べかすなどを捨てていた場所。ゴミとして捨てるだけではなく、自然に帰す「もの送り」の場でもあったと考えられています。
「縄文ムラゾーン」はここまで。次は反対側にある「広場ゾーン」に行ってみましょう。
広場ゾーン
「広場ゾーン」は縄文時代に広場だった場所です。西側半分は、当時育てられていたとされる作物を栽培する縄文畑や、体験活動を兼ねた発掘調査を行う場として利用されています。
これまでの研究で縄文ムラの近くには、現在の雑木林に近い落葉広葉樹林の豊かな森が広がっていたことがわかっているそうです。
さっそく「広場ゾーン」を散策してみました。
縄文畑
縄文畑には、シソ科のエゴマが栽培されていました。葉と実は食用になるそうです。
となりには、イネ科のヒエやアワを栽培。他には、キビやツルマメなども栽培されています。
こちらはマタタビ。果実は食用になるそうです。ツルはかご編みなどの材料に使っていたそうです。
こちらではアケビを栽培。ジャガイモのように見えるのがアケビで、中を割ってみると種子を覆う白いゼリー状の果肉が詰まっています。アケビの果実は、甘く秋の味覚の代表格です。
「広場ゾーン」の散策はここまで。続いて、ガイダンス施設へ向かいます。