② マンガの世界へようこそ「石ノ森萬画館」
白い宇宙船のような外観が目を引く「石ノ森萬画館(いしのもりまんがかん)」。
『仮面ライダー』『サイボーグ009』で知られる、マンガ家・石ノ森章太郎の作品世界に浸れるミュージアムです。
3階建ての施設には作品世界を再現した展示や、石ノ森萬画館でしかみられないスペシャルムービの上映、アニメ製作の体験など、多彩なコンテンツを楽しめます!
所在地:
宮城県石巻市中瀬2-7
営業時間:
9:00~18:00
定休日:
毎月第3火曜日
観覧料:
大人630円、中高生420円、小学生210円
アクセス:
JR「石巻駅」から徒歩約15分
駐車場:
指定駐車場あり(詳しくはこちら)
問い合わせ:
0225-96-5055
③ 日本最古の木造教会「旧石巻ハリストス正教会教会堂(聖使徒イオアン会堂)」
石ノ森漫画館の向かいにある「旧石巻ハリストス正教会教会堂」。明治13年(1880)に同市の千石町付近に建てられました。
しかし1978年の宮城沖地震で損壊したのを機に、現在の中州に移転。
2011年の震災では流失こそしなかったものの教会堂は損壊、2018年に復元されました。現存する木造教会としては、国内最古のものです。
所在地:
石巻市中瀬3-18
営業時間:
9:00~12:00、13:00~17:00まで
※11月から3月までは16:00閉館
定休日:
火曜日(火曜日が祝日に当たるときは翌日)
年末年始(12月29日から1月3日)
観覧料:
無料
アクセス:
JR「石巻駅」から徒歩約15分
駐車場:
なし
問い合わせ:
0225-95-1111(石巻市教育委員会 生涯学習課)
④ いしのまき元気いちば
石ノ森萬画館から徒歩5分、旧北上川沿いに建つ「いしのまき元気いちば」。食事と買い物を楽しめるマーケットとして、お土産を買いに多くの観光客が立ち寄ります。
買い物を楽しんだあとは、ぜひ2階へ。
旧北上川堤防の上に出られ、川越しに石ノ森萬画館をのぞめます。
堤防にはベンチも配置されているので、休憩所としてもオススメ。夜はライトアップされた石ノ森萬画館がみられます。
所在地:
石巻市中央二丁目11-11
営業時間:
(1F)9:00~19:00
(2F)11:00~20:00 ※ラストオーダーPM7:30
定休日:
なし(年末年始・お盆・連休等は別途確認)
アクセス:
JR「石巻駅」から徒歩約10分
駐車場:
あり/向かいの「市営かわまち立体駐車場」を利用。2時間まで無料。
問い合わせ:
0225-98-5539(株式会社 元気いしのまき)
いしのまき元気いちばの公式HPはこちら
⑤ 美しいタイルの外壁に注目「旧観慶丸商店」
マンガロードの道中、十字の交差点に佇む「旧観慶丸(きゅうかんけいまる)商店」。
漁業の盛んな港町のイメージに結びつかない西洋風の外観が、街中でもひと際目立ちます。
もともとは昭和5年(1930)に開業した、石巻で最初の百貨店。
現在は複合施設(1階は貸しスペース、2階は石巻の歴史や文化を紹介する展示施設)として、市民や観光客に開放されています。
所在地:
石巻市中央3-6-9
営業時間:
9:00~17:00
定休日:
火曜日(火曜日が祝日に当たるときは翌日)
年末年始(12月29日から1月3日)
観覧料:
無料
※1階文化交流スペースは、催事によって入場料を徴収する場合もあり。
アクセス:
JR「石巻駅」から徒歩約10分
駐車場:
なし
問い合わせ:
0225-94-0191(石巻市役所 石巻市指定文化財旧観慶丸商店)
⑥ 震災を語り次ぐ「日和山公園」
旧北上川の右岸に位置する「日和山(ひよりやま)公園」。
丘陵一帯が公園として整備されており、山頂は石巻市街を一望できるビュースポット。
江戸時代の俳人・松尾芭蕉も『おくの細道』の道中で日和山に立ち寄っており、園内には句碑が建っています。
海岸線からもっとも近い高台で、2011年の震災時には市民の避難場所となりました。
園内には震災前の風景写真が展示されており、津波被害の深刻さを物語っています。
山頂までは麓から徒歩5~10分ほどで、急な坂や長い階段が続きます。
ちょっと一休みしたいなぁと思ったら、公園前にある喫茶店「工房 かざみどり」へ。
シュークリームが美味しいと評判で、雑誌やテレビでも取り上げられる有名店です。シュークリームについても、記事後半で紹介します。
⑦ 看板猫シャム夫くんがいる「鹿島御児神社」
朱色の拝殿が目を引く「鹿島御児(かしまみこ)神社」。日和山公園内にあります。
ご祭神は、武神の親子神「武甕槌命(たかみかづちのみこと)」と「鹿島天足別命(かしま あまたりわけのみこと)」。
勝利の神としての商売繁栄や悪疫除けの神、安産の神、鬼門の神など、ご利益は多岐にわたります。
鹿島御児神社の御朱印もあり。神社の看板猫シャム夫くんのスタンプが入った、可愛らしい御朱印です。
⑧ ブルーインパルスのお守りがある「羽黒山鳥屋神社」
「羽黒山鳥屋(はぐろやまとや)神社」は石巻駅から南に500mほど、羽黒山の頂上にある神社です(駅から徒歩約10分)。
「鳥屋(とや)神社」と「羽黒(はぐろ)神社」の二社から成り立っています。
鳥屋神社は、第16代仁徳(にんとく)天皇より55年(367)に創建されました。
羽黒神社は文治2年(1186)に、※藤原秀衡が羽州(現在の山形県と秋田県)の羽黒山よりご分霊を移し、祀ったことがはじまりとされています。
ご祭神は※猿田彦(さるたひこ)大神。
ブルーインパルスがデザインされたお守りや御朱印帳もあり、それを目当てに参拝にくるファンも多いとか。
※藤原秀衡(ふじわら の ひでひら)……奥州藤原氏第3代当主。奥州藤原氏とは、文治5年(1180)に源頼朝に滅ぼされるまで、平泉を中心に出羽(現在の山形県と秋田県)を含む東北一帯に勢力を張っていた。
⑨ 猫好きのユートピア「田代島」
東北随一の猫島である「田代島(たしろじま)」。石巻市からフェリーで約40分、日帰りで観光できます。
島民よりも猫の数が多く、上陸すれば1匹2匹……あっという間に10匹以上なんてことも。人慣れした猫も多く、自ら身体をすり寄せてきたり……猫好きにとってはユートピアといえる島でしょう。
島内には「マンガアイランド」や「島のえき(田代島にゃんこ共和国)」、「猫神社」など、見どころはたくさん!
ただしランチの場所が限られているため、お弁当を持参するのも手。
宮城県石巻市田代浜
アクセス:
石巻市から網地島ライン(フェリー)で約40分※フェリー乗り場は「石巻中央」と「石巻門脇」の2ヶ所。駅から一番近いのは石巻中央(徒歩約15分)。
フェリー料金:
大泊・仁斗田港まで大人1,250円(小学生は半額)
問い合わせ:
0225-93-6125(網地島ライン)
田代島の詳細ページはこちら