伊達政宗も癒された「秋保温泉」
山形県との県境手前、名取川の峡谷沿いに広がる秋保温泉(あきうおんせん)。
その歴史は古く、伝説によると第29代欽明天皇の時代(531~570年)にさかのぼります。
皮膚病を患っていた欽明天皇が、秋保の湯で全快されたことで“名取の御湯”の称号を賜り、犬養・信濃の温泉とともに、日本三御湯(みゆ)のひとつに数えられるようになったとか。
伊達政宗公も湯治に訪れ、藩政時代には伊達家の入浴場が置かれた歴史もあります。
この記事では、政宗公ゆかりの秋保温泉を、バスと徒歩で満喫する日帰りモデルコースを紹介します。
・秋保温泉にはじめて行く
・車を利用せずに観光したい
・温泉は絶対に入りたい
・王道の観光スポットはぜんぶ巡りたい
お出かけの際は、観光に役立つガイドブックもお忘れなく!
公共交通機関のアクセス
JR仙台駅西口側
仙台駅から秋保温泉へ向かうバスは、「宮城交通」と「タケヤ交通(西部ライナー)」の2種類。運行本数はタケヤ交通の方が多く、大体1時間に1本ペースで出ています。
【宮城交通】
宮城交通の時刻表はこちら
※仙台まるごとパスが利用できます。
【タケヤ交通】
JR愛宕駅
秋保・里センター(秋保温泉)へは、「野尻町北」、「上ノ原」、「二口」行きのいずれかに乗車。
仙台市営バスの時刻表はこちら
【10:00】「秋保・里センター」に到着
秋保温泉の観光拠点となる、秋保・里センター。
施設は入館無料。秋保温泉郷観光案内所、日本一のナポリタンが自慢のレストラン「カフェハチ(cafe hachi)」が入っています。
観光案内所には、秋保温泉郷観光ロードマップが置いてあるので、一部もらっておくと便利。
トイレ、自販機、休憩スペースがあるため、一息ついてから観光スタートです!
【10:20】「覗橋ハート♡」をみよう
まずは秋保・里センターから徒歩3分の場所にある、覗橋(のぞきばし)へ。
名取川にかかる橋で、恋人の聖地に認定されています。
なぜ恋人の聖地なのか?
それは橋から下を覗き見ると、岩場にハートの形をした窪みが見えるからです。
この窪みは自然にできたもので、カップルで一緒に覗橋♡ハートを見ると幸せになれるかも?とささやかれています。
住所:
宮城県仙台市太白区秋保町湯元枇杷原(覗橋)
アクセス:
秋保・里センターから徒歩3分
Googleマップのルートとは違う、秋保・里センターの裏手にある「磊々峡 もみじのこみち」を通るルートもあり。
紅葉シーズンはとくにオススメです。