悲劇の英雄、源義経の家臣が発見!?

源義経 イメージ画像

小原温泉のはじまりは、今から800年以上前の平安時代後期。

悲劇のヒーロでおなじみ、源義経の家臣・※常陸坊海尊(ひたちぼうかいそん)によって発見されたと伝えられています。

 

義経は承安4年(1174)の東下り(都から奥州平泉へ向かう)や、治承4年(1180)の鎌倉行き(治承・寿永の乱)の際に、現在の白石市辺りを通っており、小原温泉をはじめ義経家臣たちの伝承が残っています。

 

伝承によると、温泉を発見した海尊は村人に温泉利用を勧めるだけでなく、自らも毎朝白石から往復して入浴したそうです。

 

その後の文治5年(1189)、衣川の戦い(ころもがわのたたかい)で義経は自害します。

しかし海尊は生き延び、不老不死となって人々に源平合戦の物語を語り続けた……と伝えられています。※諸説あり。

小原温泉の宿・共同浴場

2軒ある宿では日帰り入浴も可能です。また市が運営する共同浴場もあるので、温泉だけでも浸かりたい、という方にもオススメ。

渓流に面する宿「ホテルいづみや」

シャワーはもちろん、部屋備え付けのお風呂、洗面所の蛇口からでるお湯もすべて小原温泉100%源泉!

ろ過・過熱・循環を一切してない天然そのもの。

 

白石川を望む露天風呂が自慢。耳をすませば渓流のせせらぎが聞こえてきます。

所在地:〒989-0233 宮城県白石市小原湯元9
営業時間:12:00~21:00
入浴料:500円
問い合わせ:0224-29-2221

自然に囲まれた露天風呂「旅館しんゆ」

文久3年(1863)開湯し、小原温泉郷の玄関口に位置する閑静な宿。

2種類の源泉をひとつに合泉したお風呂で、美肌効果や神経痛、胃腸炎、婦人病、疲労回復などに効能があります(加水なし)。

 

露天風呂は旅館から少し離れた場所にあり、自然に囲まれた環境で入浴を楽しめます。

所在地:〒989-0233 宮城県白石市小原字新湯5-3
営業時間:10:00~15:00
※事前に旅館へお問い合わせください。
入浴料:500円
問い合わせ:0224-29-2321

岩風呂 かつらの湯

小原温泉を流れる白石川沿いに建つ、市営の共同浴場です。

湯舟は男女別で、大人(高校生以上)200円で入浴できます。泉質は低張性弱アルカリ性の単純温泉。

 

岩壁の下に湯舟を掘った岩風呂で、洞窟風呂のような自然の趣があります。脱衣室は畳二畳もないくらいのスペースなので、荷物は最低限にしておきましょう。

 

※貴重品のコインロッカーあり。

所在地:〒989-0233 宮城県白石市小原字坂上66(小原温泉遊歩道)
営業時間:8:00~18:00(無休※臨時休業あり)
入浴料:200円
問い合わせ:0224-22-1321

小原温泉の観光スポット

まずは小原温泉郷から徒歩圏内で行ける、観光名所をご紹介します。

① 紅葉の隠れ名所「小原温泉遊歩道(碧玉渓谷)」

小原遊歩道

写真提供:白石市・蔵王町

碧玉渓 紅葉

出典:PIXYA

白石川がつくりだしたV字型の渓谷「小原渓谷」沿いを散策する遊歩道です。全長約1.8kmあり、所要時間はおよそ1時間。道中には白糸の滝や、入道岩、かもしかの湯(足湯)、岩風呂などの見どころが盛りだくさん。紅葉の名所でもあり、秋は紅葉狩りを楽しむ人々でにぎわいます。

 

碧玉という名前は、小原渓谷の美しさに魅入られた明治の文豪・徳富蘇峰(とくとみそほう)が名付けました。

 

【小原渓谷/碧玉渓の基本情報】

紅葉の見頃:
10月下旬~11月上旬
所在地:
宮城県白石市小原
アクセス:
小原温泉から徒歩約5分
駐車場:
なし

② ハイキングの休憩に「かもしかの湯」

小原温泉奥の遊歩道入り口から、およそ15分歩いた渓谷沿いにある足湯です。昔はひと一人がなんとか入れるくらいの湯船でしたが、現在は板の蓋がされて足湯となっています。利用料はもちろん無料。24時間利用できるそうですが、夜間や冬場はキケンなので避けたほうが無難です。

 

【かもしかの湯の基本情報】

アクセス:小原遊歩道入口から徒歩約15分

③ 日帰り温泉「岩風呂 かつらの湯」

小原かつらの湯_外観

 

写真提供:白石市・蔵王町

先ほども紹介した「岩風呂 かつらの湯」。小原温泉遊歩道にあります。

市営の温泉施設のため、大人200円というリーズナブルな価格も魅力的です。ちょい熱めの源泉かけ流しのお風呂なので、ササっと入ってサッパリしたい方にオススメ。

 

【岩風呂 かつらの湯の基本情報】

所在地:
白石市小原字坂上66
営業時間:
8:00~18:00
休館日:
無休(臨時休業あり)
料金:
高校生以上200円。小中学生100円
泉質:
単純温泉
アクセス:
小原温泉旅館かつらやの駐車場より徒歩1分

④ シバザクラの名所「スパッシュランドパーク」

スパッシュランドパーク

写真提供:白石市・蔵王町

スパッシュランドしろいし

一年と通じて、四季折々の花を楽しめるレクレーション型総合公園「スパッシュランドパーク」。

見どころは春にみられるシバザクラです。およそ12万5千株のシバザクラが、辺り一面をピンク色に染め上げ、観光客の目を楽しませてくれます。

 

ほかにも子供が遊べる遊具や全長約73mの吊り橋もあり、対岸にはプールや温泉、水着着用で入れる温泉ゾーンがあります。

 

【スパッシュランドパークの基本情報】

所在地:
白石市小原字西川久保18
営業時間:
24時間
休館日:
無休
料金:
無料
アクセス:
小原温泉旅館から、徒歩10分

詳細はこちら

小原温泉に近い観光地

小原温泉からほど近い観光地は、七ヶ宿か白石市になります。

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