【蔵王のお釜(御釜)】四季ごとの見どころをチェックしよう!

蔵王のお釜(御釜)は宮城県と山形県を代表する景勝地。エメラルドグリーンに輝く湖面は、光の入り方で色が変化することから、別名「五色沼」とも呼ばれています。そんなお釜を見られるのは、春~秋だけ!今回は四季ごとにみせるお釜の魅力をご紹介します。

アイキャッチ画像出典:PIXTA

蔵王のお釜(御釜)とは?

馬の背からみたお釜

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宮城県と山形県の県南部、2県の境目に連なる蔵王連峰(ざおうれんぽう)。その中央部に位置する蔵王五色岳には、ぽっかりと空いた穴があります。それが今回ご紹介する「お釜(御釜)」です。

 

その名の通り”釜”の形をした、周囲約1kmの火山湖。1182年の噴火で爆裂火口ができ、雪解け水や雨水などが溜まり、現在の姿になったと考えられています。

生物のいない、美しいエメラルドグリーンの湖

御釜 湖面

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写真だと湖面はエメラルドグリーンですが、天気や日差しによって湖水の色が変化することから「五色沼(ごしきぬま)」とも呼ばれています。

 

またお釜の湖水は※pH=3.5という”強酸性”のため、生物が生息できない湖。唯一、湖面の底にはケイ藻類が生えており、酸性に順応して生きているといわれています。

 

泳げるのか気になるところですが、現在は火山活動の影響で、湖岸へ下りることはできません。

 

※pH=3.5は、レモンと同じくらいの酸性度。口の中は、通常pH6.5~7。歯の表面を覆っているエナメル質が溶けるのは、pH5.5以下。

世界的にみても、貴重な火山湖!

お釜は、一定の水深を過ぎて深度を増すほど水温が高くなるという『特殊双温水層』。これは世界的にも例がないそうで、各方面から注目されているそうですよ!

四季ごとにみる「お釜」の見どころ!

春のお釜

春の蔵王お釜の画像

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冬季(11月以降)は、蔵王エコーライン、ハイラインが閉鎖されるため、お釜へは行けるのは春~秋のみ! 例年、GW(ゴールデンウイーク)手前の4月下旬~11月初旬頃。

 

5月頃に行くと、麓の車道は新緑に包まれていますが、お釜周辺の山々には残雪が点在しています。地上とは全くの別世界に、はっと息を呑むことでしょう。

蔵王エコーライン 春

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また春の蔵王エコーラインでは、道路脇に高く積もった「雪の壁」をみられます。GWには、最高約9mの高さにもなるそうです。期間はエコーラインが開通する4月下旬から、溶けてなくなるまで。だいたい、5月の中旬頃くらいまで楽しめるそう。

 

またエコーライン開通前に雪の壁を楽しめる、「雪の壁ツアー」も開催されます。この時期マイカーでは立ち入れないので、募集しているツアーもしくはシャトルバスを利用しましょう。
※「雪の壁 ウォーク 2020 」は、2020年4月11日(木)~15 日(火)の5日間。詳細はこちら

夏のお釜

蔵王エコーライン 夏

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春の雪解けとともに、高山植物もぽつぽつと花開きます。蔵王エコーライン、ハイラインも新緑に包まれ、爽快なドライブになること間違いなし!

熊野岳避難小屋 コマクサ

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お釜周辺では、7月~8月にかけて高山植物の女王・コマクサが見頃を迎えます。コマクサは他の植物が生育できないような、※砂礫(されき)地帯に花を咲かせる、力強い高山植物。火山石で覆われた荒涼とした山肌を、華やかに彩ります。

 

※砂礫……砂と石。
夏のお釜の画像

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夏のお釜は、下界の暑さとは無縁の世界。平地との気温差が10度くらいになるほど、涼しさを超えて肌寒く感じます。避暑地としてもオススメです。

秋のお釜

秋の蔵王お釜の画像

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秋といえば、紅葉。御釜をはじめとする蔵王連峰は、だいたい9月下旬~10月中旬に紅葉の見頃を迎えます。

 

カエデ、ブナ、ナラといった落葉樹が、赤や黄、橙色に染まり、まるで錦織のような美しい光景をつくりだしています。
紅葉の蔵王エコーラインの画像

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とくにお釜へと続く道路「蔵王エコーライン」は、紅葉のトンネルのようなドライブコースに様変わり! また地点によって標高に差があるので、進むごとに変化していく木々の色づきをみるのも醍醐味といえます。

 

ただし、蔵王は県内を代表する紅葉名所。この時期、道路の渋滞は避けられないようです。

お釜を訪れた方のクチコミ

蔵王お釜と霧

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蔵王「お釜」に訪れた方は、どのような感想を抱いたのでしょうか。ここでは実際のレビューの一部をご紹介します。

蔵王地蔵尊からお釜目指して歩きました。半日の時間しかなかったので往復しました。お釜の水は抹茶のような緑色で波もなく静かな湖面でした。

平日でしたが快晴だったせいか人が多くいました。蔵王へ来たならお釜の見学はお薦めです。
(出典:じゃらん

蔵王観光のメインと言ってもいい場所、四方八方の景観が楽しめます。

さすがに日本海は見えませんが太平洋と逆側には山形盆地、天気が良いといろんな景色が見ることができます。時折火山性微動の報道がありましたが今年も無事見ることができました。
(出典:じゃらん

天気によって湖面の色が変わる不思議な火口湖。いつか見たいと思い実際行くと想像以上の素晴らしさ。

湖の周囲に広葉樹はないもものそこから見渡す蔵王連峰は息を吞む美しさ!お天気に恵まれ良かった。
(出典:じゃらん

お釜へたどり着くまでは長い時間、山道を走りますが、見下ろす街並みはとても、きれいです。お釜までは思っていたよりも近くまで行けます。

とても不思議な水の色をしていて、いつまでも眺めていられます。
(出典:じゃらん

お釜へのアクセス方法

お釜へ訪れる際、アクセス方法や道順に迷われない様に、基本情報をご紹介します。ナビなどをご利用される場合は、「蔵王苅田駐車場」を目的地に設定をして向かうとよいでしょう!

 

公共交通機関(バス)を利用する場合は、運行本数などに注意が必要です。

車でのアクセス


山形蔵王I.Cから国道286号線を経由、県道167号線から蔵王エコーラインを進み、蔵王ハイラインへと走ります。大よそ1時間ほど到着します。

 

※2019年の蔵王エコーライン・ハイライン開通期間は、2019年4月26日~11月5日(日)17時まで。

【蔵王ハイラインの料金】

普通車:550円
二輪車:390円
マイクロバス・路線バス:1,340円
大型バス:2,190円
※最新の料金は宮城交通の公式HPをご確認ください。 

バスでのアクセス

【宮城方面】

①仙台駅前から宮城交通バス「村田町・蔵王町・遠刈田行」に乗車し約1時間5分「アクティブリゾーツ宮城蔵王」下車、宮城交通・蔵王ハイラインに乗車し約45分終点「蔵王刈田山頂」下車

 

※仙台駅前→アクティブリゾーツ宮城蔵王までの時刻表はこちら

※アクティブリゾーツ宮城蔵王→蔵王刈田山頂までの時刻表はこちら

 

②JR東北新幹線「白石蔵王駅」から宮城交通・蔵王ハイラインに乗車し約2時間35分、終点「刈田山頂(御釜)」下車※1日2便!時刻表はこちら(2019年の運行は11月4日まで)

 

【山形方面】

① 山形駅前からバス山交バス「山形~蔵王刈田山頂線」に乗車し約1時間30分、「蔵王刈田山頂」下車※1日1便!時刻表はこちら(2019年の運行は終了しています)

 

② 山形新幹線「かみのやま温泉駅」から、グリーンエコー号に乗車、「刈田駐車場」下車。蔵王刈田リフト(有料:往復750円)で約7分、徒歩4分でお釜へ。

 

※グリーンエコー号は時期によって、運行日や便数が変動します。詳しくは公式HPをご確認ください。

駐車場

【蔵王刈田岳山頂駐車場】

蔵王ハイラインの終点にある、駐車場。お釜がみえる展望台まで、徒歩約2~3分とアクセスも良好です。

大型車約20台、普通車約300台が駐車場できます。料金は無料。トイレ休憩や食事もとれる「蔵王レストハウス」も併設。

 

【大黒天駐車場】

宮城県側から、蔵王エコーラインを通る道中にある広めの駐車場。利用は無料。お釜の見える刈田峰神社へ続く登山道の入口がある。

 

場内にトイレはないので、宮城側から入る場合は、手前にある手前にある「こまくさ平駐車場」で済ませておきましょう。

 

【蔵王刈田リフト駐車場】

山形側にある駐車場。利用は無料で、トイレもある。「蔵王刈田リフト」があり、お釜の見える刈田岳山頂まで、約7分ほどで上がれる。

 

レストランでは名物が食べられる!

蔵王 かつ丼

撮影:編集部

蔵王レストハウスの2階はレストランになっており、名物の「釜カツ丼」をいただけます。もちろんカレーやラーメン、うどんといった通常のメニューもあり。

 

1階には無料休憩所、ここでしか買えない限定物もあるお土産処、トイレが完備されています(レストハウスの営業時間外のトイレ使用は不可)。

絶景スポット『蔵王 お釜』に行ってみよう!

蔵王のお釜の画像

出典:PIXTA

いかがでしたか? エメラルドグリーン色の火山湖、お釜。4月下旬~11月初旬の間でしかみられない、期間限定の絶景です。

またお釜へ向かう山岳道路も、季節の移ろいを感じる絶好のドライビングロード。ドライブがてら、ぜひお釜に立ち寄ってみてくださいね。

蔵王お釜の画像
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