② パンにだってなる!「サンマ」(女川町)

女川町 サンマ

出典:PIXTA

石巻より北、太平洋沿岸に位置する女川町(おながわちょう)。水産業が盛んな町で、なかでもサンマは全国屈指の水揚げ量を誇ります。女川のサンマは9月~10月が旬。

女川 サンマパン

撮影:編集部(さんまパン)

サンマの刺身はもちろん、サンマのすり身を入れた「女川汁」やサンマと玉ねぎをパン生地に練りこんで焼き上げた「さんまパン」や「さんまかりんとう」なども人気。

③ 豊かな海のお宝「金華寿司」「金華丼」(石巻市)

金華寿司

撮影:編集部

黒潮と親潮がぶつかり合う金華山沖は”世界三大漁場”の一つで、なかでも石巻は全国有数の水揚げ量を誇ります。

宮城米を使用したすし飯と、金華山沖で獲れた新鮮な魚介類を使った「金華寿司」や「金華丼」は外せないグルメ。

 

脂のたっぷりのったブランド魚「金華サバ」は、石巻自慢の食材。

金華山沖で漁獲されたサバの中でも、石巻漁港で水揚げされた大型のサバのみ与えられる称号です。

④ 今や希少品「鯨肉寿司」(石巻市 牡鹿半島鮎川)

クジラ肉の鮨

出典:PIXTA

石巻市の「牡鹿(おしか)半島」先端部を占める鮎川(あゆかわ)地区は、100年以上の捕鯨の歴史をもつ鯨の町です

名物は鯨肉をつかった握り寿司。鯨の赤身は柔らかく、噛むたびに味がしみ出てきます。

 

「さえずり」と呼ばれる鯨の舌もオススメ。濃厚でプルプルした独特の食感で、日本酒との相性はバツグンです。

⑤ 言わずと知れた高級食材「フカヒレ」(気仙沼市)

気仙沼 フカヒレ

写真提供:宮城県観光課

サメの水揚げ量を日本一を誇る気仙沼市(けせんぬまし)の名物じゃ、やはりサメのヒレである「フカヒレ」。

フカヒレが高級魚といわれる所以は、優れた加工技術を有するため。気仙沼では江戸時代末期から、フカヒレやサメの加工が行われています。

 

フカヒレ料理といえば代表はフカヒレスープ、他にもフカヒレステーキ、フカヒレ姿煮、フカヒレ小籠包、フカヒレ角煮まんなど、料理はさまざま。

とくに人気なのは、フカヒレの姿煮を乗せた「フカヒレ丼」。お土産用にフカヒレ丼の具もあります。

ふかひれラーメン (2食入) 中華高橋

内容:ふかひれラーメン(醤油味)(2食入)
内容量 :2人前/1箱、[生中華麺] 120g×2袋、[麺の友(ふかひれ餡)] 120g×2袋、[中華スープ] 30g×2袋
事業者:株式会社 中華高橋水産

フカヒレ角煮まん 4袋セット【宮城県水産加工品品評会 受賞品】

内容:340g(85g×4)
賞味期限:製造日より180日
製造者:株式会社石渡商店

⑥ 先人の知恵が生み出したグルメ「あざら」(気仙沼市)

「あざら」は”メヌケのあら”と白菜の古漬けに酒粕(さけかす)を入れて、じっくりトロ火で煮込んだ気仙沼の郷土料理。春に白菜の処理に困った家庭で作ったのがはじまり、といわれています。現在は一般家庭ではあまり作られず、居酒屋や小料理店でいただけます。

⑦ 美容と健康にいい珍味「ホヤ」(気仙沼市)

気仙沼 ホヤ

写真提供:宮城県観光課

「ホヤ」の生産量は宮城県が全国1位で、全国に出回っている約80%が宮城県産です。低カロリーなうえビタミンやミネラルも豊富に含んでおり、美容と健康にもいい栄養食材。海のパイナップルとも呼ばれています。

ホヤのから揚げ

撮影:編集部(ホヤのから揚げ)

ホヤ料理で有名なのはホヤ酢ですが、刺身にしてわさび醤油もオススメ。

珍しい「ホヤピザ」や「ホヤカレー」、「ホヤのからあげ」なども、ぜひご賞味あれ!

ほやっこ300g

内容:
生食用むき身ほや 300g
原材料名:
ほや(南三陸戸倉産)
賞味期限:
冷凍保存1カ月。解凍後は冷蔵保存で2日以内にお召し上がりください。
販売者:
たみこの海パック(〒986-0781 宮城県本吉郡南三陸町戸倉字長清水9-3)

⑧ 春夏秋冬の旬を使う「キラキラ丼」(南三陸町)

南三陸町キラキラ丼

写真提供:宮城県観光課

「キラキラ丼」とは南三陸沖で漁獲された海鮮をふんだんに乗せた、見た目も豪華な丼ぶり。

春(3月~4月30日)は「春づけ丼」、夏(5月~8月31日)は「キラキラうに丼」、秋(9月~10月31日)は「キラキラ秋旨丼」、冬(11月~2月28日)は「キラキラいくら丼」と、春夏秋冬に応じた旬の食材を使っています。

【ふるさと納税】南三陸キラキラいくら丼 セット2名様分 お食事券

内容南三陸ホテル観洋内「レストラン シーサイド」での『南三陸キラキラいくら丼セット』ペアお食事券。

有効期限:
発行から1年(券面に記載)

県北(仙北)エリア

仙台や松島よりも北、岩手県との境目になる県北エリア。県を代表する紅葉名所「鳴子峡(なるこきょう)」や「栗駒山(くりこまやま)」など、山の恵みを感じられる自然豊かな場所です。また日本有数の温泉地「鳴子温泉郷」では、国内にある11種類の泉質のうち9種類を楽しめます。

① 農民の知恵が生み出した「はっと汁」(登米市)

つゆはっと

写真提供:宮城県観光課

「はっと」は米の代用食として、小麦を粉にして練って茹でて作った汁物です。殿様が米作りに影響が出ることを憂慮し、「はっと」を禁止(ご法度)にしたのが名前の由来ともいわれています。登米でも地域によって出汁や具材はさまざまで、それぞれが受け継がれた家庭の味となっています。

【冬ギフト・送料無料】伊達なにほん鍋セット

内容量:鳴子ちゃんこ鍋190g、登米はっと汁150g 、仙台芋煮:180g
保存方法:要冷凍(-18℃以下)
製造者:マルヒ食品株式会社

② 親子丼ならぬ「油麩丼」(登米市)

油麩丼

写真提供:宮城県観光課

「油麩丼(あぶらふどん)」は今から30年前、登米市にある老舗旅館「海老紋」の女将が考案しました。

親子丼の肉の代わりに、登米市の伝統食材「油麩(小麦たんぱく質成分のグルテン)」を使っています。

 

とろとろ卵でとじた油麩から、にじみ出る旨味はやみつき必須!

山形屋商店 仙台 あぶら麩(仙台麩)大2本入

③ わさび丸々1本いただく「やくらいわさび丼」(加美町)

やくらいワサビ丼

写真提供:宮城県観光課

本わさびが丸々1本ついてくる「やくらいわさび丼」。わさびは自身ですり下ろし、ご飯にかけていただきます。

 

ミネラル豊富な湧き水を利用して栽培されたわさびは鼻にツーンとくることはなく、辛さよりも風味の強さが特徴。加美町内にある「やくらい 薬師の湯の食事処キッチン木かげ」でいただます。

④ ワイルドな郷土料理「ごろんべ鍋」(栗原市)

「ごろんべ鍋」は栗原地方に伝わる、どじょうを使った鍋料理です。昔ごろべえという人が好んで作ったことから、この名前が付けられたといわれています。お酒でどじょうを酔わせてから、根菜と酒粕で煮込むというワイルドな鍋です。

いざ、東西南北を巡る食の旅へ!

笹かま

出典:PIXTA

今回は宮城の郷土料理を24品ご紹介しました。海と山の幸が豊富な宮城県には、美味しい郷土料理がたくさん!

宮城といえば笹かまぼこも有名で、仙台や松島町、石巻市など沿岸部を中心に各地域に根付いた老舗店が点在しています。

 

まだまだ紹介しきれていない美食も眠っているはず。宮城の食を巡る旅に、出掛けてみませんか?

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