その土地を知るには、郷土料理がいちばん!
郷土料理やご当地グルメを味わうのも、旅の醍醐味の一つ。
郷土料理やご当地グルメは、その土地に生きる人々の暮らしや環境、風習など、さまざまな影響を受けています。
その土地を知るなら、まず料理から!
ということで今回は、【県南】【仙台・松島】【三陸】【県北】の4エリアに分けて、宮城の郷土料理・ご当地グルメをご紹介します。
県南(仙南)エリア
仙台より南、福島県との境目までのエリアです。
蔵王連峰やエメラルドグリーンの火口湖で有名な「御釜」、伊達家の名臣・片倉家の居城「白石城」、参勤交代で大名や旅人が使用した街道「七ヶ宿」など風情ある歴史地区もみられます。
① 鮭の親子丼「はらこ飯」(亘理郡亘理町)
仙南の海岸部、阿武隈川(あぶくまがわ)の河口に位置する亘理町(わたりちょう)のソウルフード「はらこ飯」。
ホクホクご飯の上に、鮭の切り身とイクラを乗せた丼ぶりです。
ご飯は普通の白米や、鮭の煮汁で炊いたご飯を使う場合もあります。
② 片倉小十郎が感動した「白石温麺」(白石市)
伊達政宗の右腕として名高い、片倉小十郎(景綱)の居城であった「白石城」で有名な白石市。
ご当地名物である「温麺(うーめん)」は、片倉小十郎が名付けたといわれています。
素麺と違い油を使用していないため、ヘルシーで胃に優しく世代を問わず受け入れられる料理です。
県内のお土産屋に、必ずといってもいいほど常備されています。