いざ、松島蒲鉾本舗の多賀城工場へ!
多賀城工場前には、広い駐車場があります。
すぐ近くに仙台育英学園高等学校の多賀城キャンパスがあるので、目印にするとわかりやすいと思います。
工場直営売店をのぞいてみる
玄関から入ると、工場内の直売店があります。
正面には、社長のコメントや商品を紹介している大型モニターや、種類豊富な真空パックの笹かまが並んでいました。
左奥には厨房のような、手焼き体験ルームがあります。ここでは、新商品の開発も行われるそうです。
「むう」や「どらぼこ」などの人気商品が並んでいます。
職人手作りのお惣菜を、揚げたてでいただける「出来たてアツアツ 松かまKitchen」。
松島蒲鉾本舗のお惣菜は、多賀城工場直営店のみの限定販売(通販もあります)です。また笹かまぼこ手焼き体験の注文ができます。
いよいよ工場内を見学!
工場見学は、松かまトリオがみえる正面入口の左奥から入ります。
近所の小学校から団体で見学に来ることも多いそうで、壁には可愛らしいキャラクターたちの姿がチラホラ。
笹かまぼこの生産工程を説明するパネルが並んでいます。
今回は工場の伊藤さんから、笹かまぼこの製造工程を直接教えていただきました。
かまぼこの原料である、魚のすり身。
じつは工場でなく、船内で魚をさばき、冷凍されたすり身を使っているそうです。
写真上は、冷凍すり身をカッティングしている場面。重さは10kgほどあるとか。
副原料の卵白、塩、みりんなどを入れて練り合わせていきます。そうすることで、適度なコシとしなやかな食感が出るそうです。
その後、すり身の生地を寝かせてから、笹の形や竹の形に成型していきます。
笹かまぼこの形に整ってきました。
成型されたすり身の生地を、焼き上げていきます。写真左側のパネルが、焼き上がった状態の笹かまぼこ。
キツネ色にこんがり焼けた笹かまぼこ、美味しそうですね!
焼き上がった笹かまぼこは、美味しさをギュッと閉じ込めるためなんと一気に急速冷却されます。
冷却した笹かまぼこは包装室へ。写真上は個別包装の様子です。一つひとつていねいに包装していきます。
こちらが最終工程の梱包室。
詰め合わせ用の箱に箱詰めをしてから、大型冷蔵庫で保管され出荷を待ちます。
ちなみに先ほどから写っているお魚は、見学にきた小学生が描いた作品なのだそうです。
それぞれどんなことができるお魚なのか、書いてもらっているそうで、「コロナをやっつけるさかな」「みんなが仲良くなるさかな」など、子どもたちが願う未来を垣間みました。
説明をしていだたいた伊藤さん、お忙しいところありがとうございました。
笹かまぼこの手焼きを体験!
工場見学のほかに、笹かまぼこの手焼き体験ができます。1本250円。
今回は工場長の狩野さんから、おいしく焼く三ヵ条を教えていただきました。
・その一、気合! 「焼きに」に魂をこめよ。
・その二、火力! 微妙な火加減が大事。
・その三、辛抱! 待つ…ひたすら待つべし。
それでは三ヵ条を胸に、さっそく手焼き体験スタート!
串に刺さった白い笹かまぼこを手に持ち、火のついたコンロで炙っていきます。
美味しく焼いていくぞー! 気持ちは大事です。
三カ条を守り、辛抱強く焼き目がつくのを待ち……完成しました!
ふっくらホクホクで、魚を焼いたような独特のいい香りがします。やっぱり焼きたては最高に美味しいです。