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「松かま」多賀城工場を見学!笹かまぼこの製造現場をのぞいてみよう

2021/02/25 更新

仙台から車で約30分。多賀城市にある「松島蒲鉾本舗」さんの工場を、見学してきました。宮城県の名産であり、食卓の常連「笹かまぼこ」。一体どのような過程を経て、店頭に並ぶのでしょうか?この記事では、工場内の様子や工場直営売店ならではの体験、人気商品などをご紹介。

記事中画像出典:撮影 筆者

大人もワクワク!工場見学へレッツゴー!

蒲鉾店 正面入り口

今回は“松かま”の愛称でおなじみ、「松島蒲鉾本舗」さんの工場見学を体験してきました。

工場があるのは仙台から車で30分、古代東北を象徴する「多賀城跡」がある多賀城市です。

 

工場は予約不要、見学無料。直売店が併設されており、ここでしか手に入らないものや、お得なアウトレット製品、出来立てホヤホヤのかまぼこを購入できたりします。

松島蒲鉾本舗ってどんなお店?

松島蒲鉾店

工場見学の前に、松島蒲鉾本舗さんについてご紹介。

 

「日本三景の1つ松島の絶景をみに訪れる人々を、海の恵みから生まれたつくりたての美味しい蒲鉾でおもてなしできたら……。」 

 

創業者の一念から、松島の地での蒲鉾づくりと直売をはじめた「松島蒲鉾本舗」さん。

前身をふくめると80年余の歴史をもつ、老舗の蒲鉾専門店です。

創業以来、松島一筋、かまぼこ一筋

日本三景 松島

▲日本三景・松島

松島蒲鉾本舗として設立されたのは、昭和45年(1970)。昭和53年(1978)に松島本店を新築しています。

昭和57年(1982)に松島門前店がオープンし、昭和58年(1983)には松島五大堂店が営業を開始。

 

店舗内に小さな製造ラインをつくり、その場で焼きたての笹かまぼこを食べられました。

当時、お店で焼き立てを食べられるのは珍しく、観光客をはじめ人気だったそうです。

多賀城工場は、2016年からスタート

松島蒲鉾店 工場

ところが平成23年(2011)3月11日に、東日本大震災が発生。

震災と津波の影響で塩釜工場、松島総本店、門前店、五大堂店、本社事務所が被災し、休業せざるを得ない状況に追い込まれました。

 

しかし震災から3か月後、同年6月より塩釜工場の製造を再開。五大堂店も一部営業を再開します。

その後、各店も順次営業を再開し、現在に至ります。

 

今回見学してきた多賀城工場は、平成28年(2016)6月に稼働を開始しました。

また平成28年(2016)8月には、工場内に直営売店がオープン。

 

それではさっそく、工場内の様子をレポートいたします!

いざ、松島蒲鉾本舗の多賀城工場へ!

松島蒲鉾店 外観

多賀城工場前には、広い駐車場があります。

すぐ近くに仙台育英学園高等学校の多賀城キャンパスがあるので、目印にするとわかりやすいと思います。

工場直営売店をのぞいてみる

松島蒲鉾店 直売店

玄関から入ると、工場内の直売店があります。

 

正面には、社長のコメントや商品を紹介している大型モニターや、種類豊富な真空パックの笹かまが並んでいました。

松島蒲鉾店 手焼きコーナー

左奥には厨房のような、手焼き体験ルームがあります。ここでは、新商品の開発も行われるそうです。

松島蒲鉾店 商品

「むう」や「どらぼこ」などの人気商品が並んでいます。

松島蒲鉾店 キッチン

職人手作りのお惣菜を、揚げたてでいただける「出来たてアツアツ 松かまKitchen」。

松島蒲鉾本舗のお惣菜は、多賀城工場直営店のみの限定販売(通販もあります)です。また笹かまぼこ手焼き体験の注文ができます。

いよいよ工場内を見学!

松島蒲鉾店 工場見学入口

▲松かまトリオ

工場見学は、松かまトリオがみえる正面入口の左奥から入ります。

松島蒲鉾店 見学通路

近所の小学校から団体で見学に来ることも多いそうで、壁には可愛らしいキャラクターたちの姿がチラホラ。

松島蒲鉾店 作業工程パネル

笹かまぼこの生産工程を説明するパネルが並んでいます。

松島蒲鉾店 工場見学 パネル

今回は工場の伊藤さんから、笹かまぼこの製造工程を直接教えていただきました。

 

かまぼこの原料である、魚のすり身。

じつは工場でなく、船内で魚をさばき、冷凍されたすり身を使っているそうです。

 

写真上は、冷凍すり身をカッティングしている場面。重さは10kgほどあるとか。

松島蒲鉾店 工場見学 パネル

副原料の卵白、塩、みりんなどを入れて練り合わせていきます。そうすることで、適度なコシとしなやかな食感が出るそうです。

 

その後、すり身の生地を寝かせてから、笹の形や竹の形に成型していきます。

松島蒲鉾店 工場見学 説明

笹かまぼこの形に整ってきました。

松島蒲鉾店 工場 

成型されたすり身の生地を、焼き上げていきます。写真左側のパネルが、焼き上がった状態の笹かまぼこ。

キツネ色にこんがり焼けた笹かまぼこ、美味しそうですね!

松島蒲鉾店 工場 イラスト

焼き上がった笹かまぼこは、美味しさをギュッと閉じ込めるためなんと一気に急速冷却されます。

松島蒲鉾店 工場ライン

冷却した笹かまぼこは包装室へ。写真上は個別包装の様子です。一つひとつていねいに包装していきます。

松島蒲鉾店 梱包質

こちらが最終工程の梱包室。

詰め合わせ用の箱に箱詰めをしてから、大型冷蔵庫で保管され出荷を待ちます。

 

ちなみに先ほどから写っているお魚は、見学にきた小学生が描いた作品なのだそうです。

 

それぞれどんなことができるお魚なのか、書いてもらっているそうで、「コロナをやっつけるさかな」「みんなが仲良くなるさかな」など、子どもたちが願う未来を垣間みました。

 

説明をしていだたいた伊藤さん、お忙しいところありがとうございました。

笹かまぼこの手焼きを体験!

松島蒲鉾店 工場長

工場見学のほかに、笹かまぼこの手焼き体験ができます。1本250円。

今回は工場長の狩野さんから、おいしく焼く三ヵ条を教えていただきました。

 

・その一、気合! 「焼きに」に魂をこめよ。

・その二、火力! 微妙な火加減が大事。

・その三、辛抱! 待つ…ひたすら待つべし。

 

それでは三ヵ条を胸に、さっそく手焼き体験スタート!

手焼き体験

串に刺さった白い笹かまぼこを手に持ち、火のついたコンロで炙っていきます。

美味しく焼いていくぞー! 気持ちは大事です。

松島蒲鉾店 手焼き体験

三カ条を守り、辛抱強く焼き目がつくのを待ち……完成しました!

 

ふっくらホクホクで、魚を焼いたような独特のいい香りがします。やっぱり焼きたては最高に美味しいです。

多賀城工場直営店でしか手に入らない商品

松島蒲鉾店 工場直営店 店内

続いていは、店内をご紹介します。

こちらは、賀城工場直営売店でのみ販売している冷凍のお総菜です。

松島蒲鉾店 お惣菜

ご近所では、お弁当や夕食のおかずに人気なんだとか。今後は「おうちごはん」の開発にも力を入れていく予定だそうです。

松島蒲鉾店 マグロカツ

マグロかつは、店内にある「アツアツ 松かまKitchen」で揚げたてを販売しています。

マグロほぐし身を味付けし、笹かまぼこの生地と玉ねぎのみじん切りを混ぜ合わせてつくっているそうです。

 

衣がサックサクで、ジューシーな味わい! 食べ応えがあります。やはり揚げたては美味しいですね。

お得なアウトレット商品がある!

松島蒲鉾店 工場長さん

工場で出来上がった商品は人の手で最終チェックされます。

この中で規格外の商品があった場合は、出荷されずに工場内直営売店のみ特別価格で販売されるそうです。

 

多賀城工場のみで販売される、お得で特別なアウトレット商品。かなり魅力的ですね!

 

教えていただいた工場長の狩野さん、お忙しいところありがとうございました。

多賀城工場の主力商品をご紹介

多賀城工場では、さまざまなかまぼこ商品を製造しています。なかでも主力商品をご紹介しましょう。

スイーツかまぼこ どらぼこ

松島蒲鉾店 どらぼこ

どらやきなの? かまぼこなの?

名前の由来は「どらやき」と「かまぼこ」で「どらぼこ」だそうです。

 

スイーツかまぼこ「どらぼこ」は、魚のすり身と卵たっぷりの生地にホイップチーズクリームを挟んだ新食感のかまぼこです。

付属のメープルシロップをかけてパンケーキのようなふわっとした食感と、上品な甘さが魅力。

 

「本当にかまぼこなの?」と思うような食感です。

 

2012年に「どらぼこ」は、水産庁より第1回※ファストフィッシュ商品に選定されています。

宮城県水産加工品評会で農林水産大臣賞を受賞しています。

 ※ファストフィッシュとは…水産庁が定めた、手軽・気軽においしく水産物を食べられる商品のこと。

どらぼこチョコレート

松島蒲鉾店 どらぼこ

こちらは、冬季限定「どらぼこチョコレート」。

お魚のすり身でつくったふわっふわの生地に、甘さ控えめの「チョコレートクリーム」が詰まっています。

 

賞味期限は製造日より7日間(要冷蔵)。

むう

むう 松島蒲鉾店

今年で発売25周年を迎える「むう」。

ふわふわのお豆腐かまぼこで、大豆まるごとの旨みとふわっとした優しい食感が口の中で広がる、松かまの人気商品です。

松かまさんを訪れたら、必ず食べていただきたい逸品。

 

他のかまぼこよりも、低温で生地を長い時間寝かせることで、独特で「ふわぁ~っ」としたやわらかい食感を生み出しています。

 

油で揚げていますが脂っぽさはなく、ぱくぱく食べられます。

また全国蒲鉾品評会では、水産庁長官賞を受賞しています。

「竹かま」

竹かま

ちくわのような形をした「竹かま」は、鱈とハモのすり身をブレンドし青竹に巻き付けた、本格派のかまぼこ。

 

食べる前に少し焼くと、ふんわりとした食感と青竹の香りを楽しめます。

全国蒲鉾品評会で水産庁長官賞を受賞しています。

笹かまぼこ・竹かま・むう詰め合わせ

松島蒲鉾店 竹かま むう

笹かまぼこは、肉厚なかまぼこで食べごたえバツグン。なめらかでプルッとした食感が特長です。

そのまま食べても美味しいのですが、フライパンかオーブントースターで軽く焼いてからいただくのをオススメします。

 

お好みでわさび醤油などをつけても美味しい。この3つの主力商品の詰め合わせも人気商品だそうです。

松島笹かまぼこは、全国蒲鉾品評会で水産庁長官賞を受賞しています。

多賀城工場で”食”の感動を味わおう!

今回はじめて訪問した松島蒲鉾本舗の多賀城工場。

複雑な工程で笹かまぼこがつくられていることに、驚きと感動を覚えました。

 

最終工程は機械ではなく、一つひとつ人の手で厳しくチェックするというところに職人気質も感じます。

 

「感動の心は自然に伝わる、そして人を感動させる。」

松島蒲鉾本舗さんの社訓、3つある行動指針の1つです。

 

「おいしい」は、頭で考えながら出る言葉ではありません。心の底からそう思ったとき、自然に「おいしい」と口に出してしまうものです。

 

その感動を与えてくれる松かまさんのかまぼこを、これからも美味しくいただこうと思います。

今回取材させていただいたのは「松島蒲鉾本舗 多賀城工場直営売店」

所在地:

〒985-0874 宮城県多賀城市八幡字一本柳3-5
さんみらい多賀城・復興団地内

営業時間:

9:30~17:00

定休日:

1月1日

工場見学予約:

不要

工場見学料:

無料

工場見学所要時間:

約15分

駐車場:

無料/あり

松島蒲鉾本舗の公式HPはこちら

蒲鉾店 正面入り口
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stingray
stingray

札幌出身で趣味はギター。前職の転勤で仙台に移り住み、気が付いたらもう30年になります。仙台は海の幸や山の幸も美味しく、とても暮らしやすい所です。そんな仙台の魅力や地元ならではの情報をお届けいたします。

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