松島総本店には工芸品もある
店内の一番奥にあるのが工芸品コーナー。ここには工芸品の他に、金華さばのふりかけや、かきめしの素なども販売されていました。
右側にみえる可愛らしいお地蔵さんは、国産の石でつくられた石神彫刻工房さんの「石んこ地蔵」です。
陶、漆、木、硝、画、紙、石などを用いた、さまざまな作品がところ狭しと並んでいます。職人の温もりを感じるものばかりでした。
今では、あまりみかけなくなったマッチ箱。可愛いデザインが素敵です。店内奥もぜひのぞいてくださいね!
今回の訪問で、いろいろ教えていただいたマネージャーの佐藤さんはじめスタッフの皆様、この度はお忙しいところ本当にありがとうございました。
笹かまぼこのルーツは?
宮城県の名物「笹かまぼこ」が誕生したのは、明治時代のころだと考えられています。
そのころ名取市の閖上地区から世界三大漁場の1つ三陸の金華山沖で、ヒラメの大漁が続いていました。
しかし当時は、輸送力も保存設備も限られており、消費と保存が追い付きません。あまりにも獲れすぎて、ヒラメが余ってしまったのです。
そこで、とある笹かまぼこ屋さんがひらめきます。
それは余ったヒラメの身を切って練り、熱が通りやすくなるよう手で平たくし串に刺して焼く、という方法でした。
そうして食べてみたところ、これは美味しいと大評判を呼びます。
生魚よりも保存がきくため、広く食べられるようになりました。
これが「笹かまぼこ」の始まりといわれています。
伊達家の家紋にあやあり、笹かまぼこと命名
当初、笹かまぼこは形が似ていることから「手のひらかまぼこ」「べろかまぼこ」「木の葉かまぼこ」など、さまざまな名前で呼ばれていました。
その後、形が笹の葉に似ていることと、伊達家の家紋である「竹に雀」の笹にあやかり「笹かまぼこ」と命名。
少しずつ旧仙台藩の地域に、笹かまぼこという名前が広まっていき、統一されていきました。
県内にはかまぼこの製造・販売を主力とする水産物の加工会社が多く、宮城県はかまぼこの消費量・生産量ともに日本一です!
お土産にはぜひ、名物かまぼこをお選びください。
松島に来たら松島蒲鉾本舗へ
創業から変わらず、松島に本店を構える「松島蒲鉾本舗」さん。
お店では手焼き体験ができたり、食べ歩きに最適なむうの揚げたてが食べられるなど、松島の食を堪能できる場所です。
ぜひ松島へきたら、松島蒲鉾本舗さんへお立ち寄りください!
松島蒲鉾本舗(松島総本店)の基本情報
所在地:
〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島字町内120
電話番号:
022-354-4016
営業時間:
[12月~4月] 9:00~16:00
[5月~11月] 9:00~17:00
※2021年2月16日(火)~3月27日(土)まで、工事のため臨時休業
アクセス:
<電車>
JR仙石線「松島海岸駅」から徒歩約9分
<車>
三陸自動車道「松島海岸I.C」から約7分
駐車場:
なし(周辺の有料駐車場をご利用ください)