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【松島の穴場スポット】王道ルートから外れた景勝地をめぐろう!

2021/04/13 更新

我が国を象徴する三大絶景の一つ、日本三大景「松島」。俳人の松尾芭蕉、天才科学者アインシュタインも訪れ、時代や国を問わず多くの人々を魅了しています。この記事では松島の王道……ではなく、観光ルートから外れているものの、魅力的な「穴場」をご紹介します。

アイキャッチ画像:編集部撮影
記事中画像出典:編集部撮影

王道は行尽くしたしなぁ…

日本三景 松島

松島観光といえば、遊覧船で島巡りを楽しみ、瑞巌寺(ずいがんじ)、五大堂(ごだいどう)、円通院(えんつういん)、福浦橋(ふくうらばし)などの、王道名所を訪ねるのが一般的。

とはいえ、旅行雑誌に掲載されている王道スポットは、1日あればすべて巡ることができます。

 

問題は2日目。

「石巻まで行ってみるか~」「仙台戻る?」

ちょっと待ってください。せっかく日本三景・松島へきたのに、1日で帰ってしまうのはモッタイナイ!

 

この記事でご紹介するのは、観光地から少し外れた知る人ぞ知る穴場スポット。

 

旅行雑誌には掲載されないような、観光客の少ないローカルな場所。

しかし松島の景色、雰囲気を楽しめる場所です。

① のんびり海さんぽ「菖蒲田海水浴場」

菖蒲田浜海水浴場菖蒲田浜海水浴場

松島の南、七ヶ浜町にある「菖蒲田浜海水浴場(しょうぶたかいすいよくじょう)」。

明治21年(1888)に開設された海水浴場は、東北では初。全国で3番目という古い歴史をもちます。

 

かつて海水浴場の隣には「大東館」という保養施設があり、作家の宮沢賢治や島崎藤村らが訪れた記録もあるそうです。

菖蒲田浜海水浴場 防波堤

沿岸には防波堤が築かれており、上は遊歩道になっています。

防波堤から階段降りると白い砂浜のビーチが広がり、広々とした太平洋をや仙台湾をのぞめる絶好のロケーション!

 

のんびり海辺散策もいいですね~。

 

■基本情報

所在地:

〒985-0803 宮城県宮城郡七ヶ浜町花渕浜長須賀

アクセス:

<公共交通>

仙台駅からJR仙石線で約22分、「多賀城駅」下車。町民バスぐるりんこに乗車し約30分、「菖蒲田海水浴場前」下車
「多賀城駅」よりミヤコーバスに乗車し30分、「菖蒲田」下車

<車>

仙台東部道路 仙台港北I.Cより約20分

駐車場:

無料/1,000台

② 松島四大観その1「多聞山」

多聞山 展望公園多聞山お堂

▲毘沙門堂

松島四大観(まつしましだいかん)をご存知でしょうか?

松島の眺望がとくに素晴らしい4ヵ所のことで、「多聞山(たもんざん)」はその内の1ヵ所なのです。

多聞山からのぞむ松島湾

▲四大観「偉観(美観)」の景色

駐車場から徒歩5分ほど歩くと、木造のお堂「毘沙門堂」がみえてきます。

その裏からみえる景色が松島四大観の一つで、“偉観(堂々とした素晴らしい光景)”と呼ばれています。

 

タイミングがよければ、灯台が立つ島の前を大型遊覧船が横切りますよ!

 

■基本情報

所在地:

〒985-0803 宮城県宮城郡七ヶ浜町花渕浜長須賀

アクセス:

<公共交通>

JR仙石線「本塩釜駅」より七ヶ浜町民バス「ぐるりんこ」に乗車、「清水入口」下車徒歩約15分

<車>

仙台東部道路 仙台港北I.Cより約20分

駐車場:

無料/1,000台

③ 日帰りで離島めぐり「浦戸諸島」

椿のトンネル

▲椿のトンネル

寒風沢島 稲作

▲田園地帯

松島湾と外界の境に浮かぶ「浦戸諸島(うらとしょとう)」。

数百の島で構成されていますが、船で渡れるのは「桂島(かつらじま)」「野々島(ののじま)」「寒風沢島(さぶさわじま)」「朴島(ほおじま)」の4島のみ。

 

日帰りで4島をめぐれるため、気軽に離島トリップを楽しめます。

化粧地蔵 寒風沢島

▲寒風沢島の化粧地蔵

歴史ある神社仏閣、化粧をしたお地蔵様、雨乞いの儀式で使われた石、椿のトンネル、仙台藩にまつわる史跡、展望台からみる松島湾の島々……。

 

小さな離島ですが、見どころはたくさんあります! 詳細はこちらの記事をご覧ください。

 

■基本情報

所在地(マリンゲート塩釜):

〒985-0016 宮城県塩竈市港町1‐4-1

アクセス:

【マリンゲート塩釜まで】

JR仙石線「本塩釜駅」から徒歩約10分

【浦戸諸島まで】

マリンゲート塩釜から市営汽船に乗船し、各島へ。一番近い桂島まで約23分。

桂島と野々島、野々島と寒風沢、寒風沢島と朴島間は、渡船(無料)で渡ることができます。

駐車場(マリンゲート塩釜):

1時間毎100円/第1~4駐車場あり

※マリンゲート塩釜内で買い物、もしくは食事すると2時間無料サービスあり

④ 表松島の景勝地「馬の背」

馬の背 利府町

▲長年の波の浸食により、このような形になった

馬の背からみる松島

▲馬の背の先端からのぞむ景色

「馬の背」があるのは、松島湾の一角をなす利府町。この辺りは”表松島”と呼ばれています。

 

大型の遊覧船が通らず、波も穏やか。飲食店や土産物が並ぶ賑やかな松島海岸沿いとは違い、静寂で穏やかな松島の姿をみることができます。

馬の背に茂る松林

先端まで歩いていけますが、手すりはおろか歩道用に整備されていません。

また来訪者の少ない穴場ですから、万が一海に落ちてしまった場合もすぐに助けがくるとは限りません。

 

雨の日、または小さな子どもはとくに危険ですから、馬の背を歩かず景色をみる、という過ごし方をご検討ください。

 

■基本情報

所在地:

〒981-0101 宮城県宮城郡利府町赤沼櫃ケ沢

アクセス:

<公共交通>

JR仙石線「陸前浜田駅」より徒歩約20分

<車>

三陸自動車道 松島海岸I.Cから車で10分

駐車場:

無料/数台

⑤ 松島四大観その2「扇谷」

扇谷 東屋扇谷 史跡

1ページ目でご紹介した多聞山と並び、松島四大観の1ヵ所である「扇谷(おうぎだに)」。

馬の背から車で4分ほどの場所にあるので、ぜひ一緒に訪ねてみてください。

 

小高い丘で、駐車場から階段を上がっていくこと2、3分ほどで山頂に着きます。

扇谷 松島

写真上は山頂からのぞんだ景色。松島湾が入り江が、扇のようにみえませんか?

この景色から「扇谷」という名が付けられたそうです。

別名は幽観。ひっそりとして奥深い眺めという意味。

 

一番オススメの時季は紅葉です。周辺の木々が落葉樹のため、紅葉狩りを楽しめます。

駐車場まで砂利の細道が続くため、運転には十分お気をつけください!

 

■基本情報

所在地:

〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島桜岡入

アクセス:

<公共交通>

JR仙石線「松島海岸駅」より徒歩約30分

<車>

JR仙石線「松島海岸駅」より車で約5分

三陸自動車道 松島海岸I.Cより車で20分

駐車場:

無料/数台

⑥ 霊場の面影を残す「雄島」

雄島 岩窟群

▲霊場だった頃の松島を色濃く残す島

雄島にかかる渡月橋

▲渡月橋

松島の最寄り駅、JR仙石線「松島海岸駅」より徒歩6分の場所にある「雄島(おしま)」。

中世の松島は”奥州の高野”と呼ばれ、霊場として知られていました。

 

島と陸をつなぐ朱色の橋「渡月橋」は縁切り橋と呼ばれ、雄島へ修行に入る僧が俗世と縁を断つために渡ったことから呼ばれています。

※悪い意味の縁切りではありません。

雄島 洞窟

島のいたるところに岩窟群がみられ、ちょっとした冒険気分を味わえるのも魅力の一つ。

なかには仏像や五輪塔などが安置されており、霊場の面影を色濃く残しています。日が高いうちに訪ねるのがオススメです。

 

■基本情報

所在地:

〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島浪打浜24

アクセス:

<公共交通>

JR仙石線「松島海岸駅」より徒歩約6分

<車>

三陸自動車道 松島海岸I.Cから車で15分

駐車場:

なし(周辺の有料駐車場をご利用ください)

⑦ 松島を一望する「西行戻しの松公園」

西行戻しの松公園と福浦橋西行戻しの松公園

穴場……に入れようか迷いました「西行戻しの松公園(さいぎょうもどしのまつこうえん)」。

高台に位置する公園で、松島湾を一望できる町内随一のビュースポットです。

夕日に照らされる松島湾

出典:PIXTA

園内には260本余りの桜の木があり、4月中旬~下旬にかけて桜と松島の共演がみられます。

またカフェがあり、店内からも松島の景色を楽しめますよ!

 

■基本情報

所在地:

〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島犬田2

アクセス:

<公共交通>

JR仙石線「松島海岸駅」より徒歩約20分

<車>

JR仙石線「松島海岸駅」より車で約5分

駐車場:

なし(周辺の有料駐車場をご利用ください)

⑧ 賑やかな町にひっそりと佇む「日吉山王神社」

日吉山王神社 松島

「延福寺(現在の瑞巌寺)」を創建する際に、慈覚大師が近江(おうみ/現在の滋賀県大津市坂本)の山王社「日吉大社」の分霊を祀られたのが、日吉山王神社(ひよしさんのうじんじゃ)のはじまり。

 

その後、3代将軍・徳川家光の治世にあたる寛永17年(1640)に、雲居禅師が現在の地に移したそうです。

 

神社の本殿は江戸時代中期に造営されたもので、宮城県指定有形文化財に指定されています。

 

■基本情報

所在地:

〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島

アクセス:

<公共交通>

JR仙石線「松島海岸駅」より徒歩約6分

<車>

三陸自動車道 松島海岸I.Cより車で約15分

駐車場:

なし(周辺の有料駐車場をご利用ください)

⑨ 松島四大観その3「大高森」

大高織山頂からの景色

出典:PIXTA(四大観「壮観」の景色)


“奥松島”と呼ばれる、東松島市の宮戸島(みやとしま)。その景色を一望できるのが、松島四大観の1つ「大高森(おおたかもり)」です。

 

山頂には展望デッキが設けられ、里浜漁港や奥松島の島々を一望できます。

別名、壮観。規模が大きく、素晴らしい眺めという意味です。

大高森 登山道

標高106mの小高い山で、登山口から山頂までは徒歩約15~20分ほど。

遊歩道や階段が整備されていますが、歩きやすいスニーカーがオススメです。

 

■基本情報

所在地:

〒981-0412 東松島市宮戸(大高森)

アクセス:

<公共交通>

JR仙石線「野蒜駅」よりタクシーで約15分

<車>

JR仙石線「野蒜駅」より車で約10分

駐車場:

無料/登山口前に数台、セルコホームあおみな、奥松島縄文村歴史資料館を利用。

⑩ 迫力のある奥松島を楽しむ「嵯峨渓遊覧船」

嵯峨渓

出典:PIXTA(見どころの1つ屏風岩)

奥松島遊覧船

奥松島を象徴する景色、それが「嵯峨渓(さがけい)」です。

岩手県の猊鼻渓(げいびけい)、大分県の耶馬渓(やばけい)並び、日本三大渓に数えられています。

 

嵯峨渓へは遊覧船に乗り、海上から観賞するのが一般的。先ほどご紹介した大高森登山口近くにある、セルコホームあおみな内に遊覧船の案内所があります。

嵯峨渓 大迫力

松島湾の遊覧船は、大型のため島へは近づけません。

しかし嵯峨渓遊覧船は小型船のため、島にぐっと近づけるのです!

 

また地元船長さんのトークも面白く、アットホームな船旅を楽しめます。

所要時間は約60分。料金は、中学生以上2,000円、小学生1,500円。

 

■基本情報

所在地:

〒981-0412 宮城県東松島市宮戸川原5‐1

運航時間:

[4月~9月] 8:45~16:00

[10月~3月]8:45~15:00

※定期運航ではありません。大人3名様以上で運航します。

アクセス(セルコホームあおみなまで):

<公共交通>

JR仙石線「野蒜駅」よりタクシーで約15分

<車>

JR仙石線「野蒜駅」より車で約10分

駐車場:

無料/約80台

嵯峨渓遊覧船の公式HPはこちら

王道から外れてみるのも、旅の醍醐味!

さとはま史跡公園

▲東松島市宮戸島にある「さとはま縄文の里 史跡公園」

いかがでしたか? 今回は旅行雑誌には紹介されにくい、ローカルな穴場スポットをご紹介しました。

 

観光地化されていない場所もあるため、どちらかというと大人向けのスポットかもしれません。

最後にご紹介した嵯峨渓遊覧船は、お子様連れでも楽しめるので、ぜひ検討してみてくださいね!

 

■松島町に泊まろう!

県外から松島を旅行するのであれば、1泊2日が理想です。客室から松島湾を望める温泉宿・ホテルも多く、夜には福浦橋がライトアップされたりします。

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馬の背 利府町
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編集部員 M
編集部員 M

GOGO MIYAGI!記事執筆担当。東北の魅力にハマり、自腹で宮城県に通う日々が続く。ペーパードライバーなので、旅は徒歩・バス・電車が中心。現地のリアルな観光レポートをお届けします!

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