⑧ 賑やかな町にひっそりと佇む「日吉山王神社」
「延福寺(現在の瑞巌寺)」を創建する際に、慈覚大師が近江(おうみ/現在の滋賀県大津市坂本)の山王社「日吉大社」の分霊を祀られたのが、日吉山王神社(ひよしさんのうじんじゃ)のはじまり。
その後、3代将軍・徳川家光の治世にあたる寛永17年(1640)に、雲居禅師が現在の地に移したそうです。
神社の本殿は江戸時代中期に造営されたもので、宮城県指定有形文化財に指定されています。
■基本情報
所在地:
〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島
アクセス:
<公共交通>
JR仙石線「松島海岸駅」より徒歩約6分
<車>
三陸自動車道 松島海岸I.Cより車で約15分
駐車場:
なし(周辺の有料駐車場をご利用ください)
⑨ 松島四大観その3「大高森」
“奥松島”と呼ばれる、東松島市の宮戸島(みやとしま)。その景色を一望できるのが、松島四大観の1つ「大高森(おおたかもり)」です。
山頂には展望デッキが設けられ、里浜漁港や奥松島の島々を一望できます。
別名、壮観。規模が大きく、素晴らしい眺めという意味です。
標高106mの小高い山で、登山口から山頂までは徒歩約15~20分ほど。
遊歩道や階段が整備されていますが、歩きやすいスニーカーがオススメです。
■基本情報
所在地:
〒981-0412 東松島市宮戸(大高森)
アクセス:
<公共交通>
JR仙石線「野蒜駅」よりタクシーで約15分
<車>
JR仙石線「野蒜駅」より車で約10分
駐車場:
無料/登山口前に数台、セルコホームあおみな、奥松島縄文村歴史資料館を利用。
⑩ 迫力のある奥松島を楽しむ「嵯峨渓遊覧船」
奥松島を象徴する景色、それが「嵯峨渓(さがけい)」です。
岩手県の猊鼻渓(げいびけい)、大分県の耶馬渓(やばけい)並び、日本三大渓に数えられています。
嵯峨渓へは遊覧船に乗り、海上から観賞するのが一般的。先ほどご紹介した大高森登山口近くにある、セルコホームあおみな内に遊覧船の案内所があります。
松島湾の遊覧船は、大型のため島へは近づけません。
しかし嵯峨渓遊覧船は小型船のため、島にぐっと近づけるのです!
また地元船長さんのトークも面白く、アットホームな船旅を楽しめます。
所要時間は約60分。料金は、中学生以上2,000円、小学生1,500円。
■基本情報
所在地:
〒981-0412 宮城県東松島市宮戸川原5‐1
運航時間:
[4月~9月] 8:45~16:00
[10月~3月]8:45~15:00
※定期運航ではありません。大人3名様以上で運航します。
アクセス(セルコホームあおみなまで):
<公共交通>
JR仙石線「野蒜駅」よりタクシーで約15分
<車>
JR仙石線「野蒜駅」より車で約10分
駐車場:
無料/約80台
王道から外れてみるのも、旅の醍醐味!
いかがでしたか? 今回は旅行雑誌には紹介されにくい、ローカルな穴場スポットをご紹介しました。
観光地化されていない場所もあるため、どちらかというと大人向けのスポットかもしれません。
最後にご紹介した嵯峨渓遊覧船は、お子様連れでも楽しめるので、ぜひ検討してみてくださいね!
■松島町に泊まろう!
県外から松島を旅行するのであれば、1泊2日が理想です。客室から松島湾を望める温泉宿・ホテルも多く、夜には福浦橋がライトアップされたりします。