③ 日帰りで離島めぐり「浦戸諸島」
松島湾と外界の境に浮かぶ「浦戸諸島(うらとしょとう)」。
数百の島で構成されていますが、船で渡れるのは「桂島(かつらじま)」「野々島(ののじま)」「寒風沢島(さぶさわじま)」「朴島(ほおじま)」の4島のみ。
日帰りで4島をめぐれるため、気軽に離島トリップを楽しめます。
歴史ある神社仏閣、化粧をしたお地蔵様、雨乞いの儀式で使われた石、椿のトンネル、仙台藩にまつわる史跡、展望台からみる松島湾の島々……。
小さな離島ですが、見どころはたくさんあります! 詳細はこちらの記事をご覧ください。
■基本情報
所在地(マリンゲート塩釜):
〒985-0016 宮城県塩竈市港町1‐4-1
アクセス:
【マリンゲート塩釜まで】
JR仙石線「本塩釜駅」から徒歩約10分
【浦戸諸島まで】
マリンゲート塩釜から市営汽船に乗船し、各島へ。一番近い桂島まで約23分。
桂島と野々島、野々島と寒風沢、寒風沢島と朴島間は、渡船(無料)で渡ることができます。
駐車場(マリンゲート塩釜):
1時間毎100円/第1~4駐車場あり
※マリンゲート塩釜内で買い物、もしくは食事すると2時間無料サービスあり
④ 表松島の景勝地「馬の背」
「馬の背」があるのは、松島湾の一角をなす利府町。この辺りは”表松島”と呼ばれています。
大型の遊覧船が通らず、波も穏やか。飲食店や土産物が並ぶ賑やかな松島海岸沿いとは違い、静寂で穏やかな松島の姿をみることができます。
先端まで歩いていけますが、手すりはおろか歩道用に整備されていません。
また来訪者の少ない穴場ですから、万が一海に落ちてしまった場合もすぐに助けがくるとは限りません。
雨の日、または小さな子どもはとくに危険ですから、馬の背を歩かず景色をみる、という過ごし方をご検討ください。
■基本情報
所在地:
〒981-0101 宮城県宮城郡利府町赤沼櫃ケ沢
アクセス:
<公共交通>
JR仙石線「陸前浜田駅」より徒歩約20分
<車>
三陸自動車道 松島海岸I.Cから車で10分
駐車場:
無料/数台
⑤ 松島四大観その2「扇谷」
1ページ目でご紹介した多聞山と並び、松島四大観の1ヵ所である「扇谷(おうぎだに)」。
馬の背から車で4分ほどの場所にあるので、ぜひ一緒に訪ねてみてください。
小高い丘で、駐車場から階段を上がっていくこと2、3分ほどで山頂に着きます。
写真上は山頂からのぞんだ景色。松島湾が入り江が、扇のようにみえませんか?
この景色から「扇谷」という名が付けられたそうです。
別名は幽観。ひっそりとして奥深い眺めという意味。
一番オススメの時季は紅葉です。周辺の木々が落葉樹のため、紅葉狩りを楽しめます。
駐車場まで砂利の細道が続くため、運転には十分お気をつけください!
■基本情報
所在地:
〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島桜岡入
アクセス:
<公共交通>
JR仙石線「松島海岸駅」より徒歩約30分
<車>
JR仙石線「松島海岸駅」より車で約5分
三陸自動車道 松島海岸I.Cより車で20分
駐車場:
無料/数台
⑥ 霊場の面影を残す「雄島」
松島の最寄り駅、JR仙石線「松島海岸駅」より徒歩6分の場所にある「雄島(おしま)」。
中世の松島は”奥州の高野”と呼ばれ、霊場として知られていました。
島と陸をつなぐ朱色の橋「渡月橋」は縁切り橋と呼ばれ、雄島へ修行に入る僧が俗世と縁を断つために渡ったことから呼ばれています。
※悪い意味の縁切りではありません。
島のいたるところに岩窟群がみられ、ちょっとした冒険気分を味わえるのも魅力の一つ。
なかには仏像や五輪塔などが安置されており、霊場の面影を色濃く残しています。日が高いうちに訪ねるのがオススメです。
■基本情報
所在地:
〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島浪打浜24
アクセス:
<公共交通>
JR仙石線「松島海岸駅」より徒歩約6分
<車>
三陸自動車道 松島海岸I.Cから車で15分
駐車場:
なし(周辺の有料駐車場をご利用ください)
⑦ 松島を一望する「西行戻しの松公園」
穴場……に入れようか迷いました「西行戻しの松公園(さいぎょうもどしのまつこうえん)」。
高台に位置する公園で、松島湾を一望できる町内随一のビュースポットです。
園内には260本余りの桜の木があり、4月中旬~下旬にかけて桜と松島の共演がみられます。
またカフェがあり、店内からも松島の景色を楽しめますよ!
■基本情報
所在地:
〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島犬田2
アクセス:
<公共交通>
JR仙石線「松島海岸駅」より徒歩約20分
<車>
JR仙石線「松島海岸駅」より車で約5分
駐車場:
なし(周辺の有料駐車場をご利用ください)