③ やまもと夢いちごの郷 | 地場産品がそろう直売所
蓑首城跡から「やまもと夢いちごの郷」までは車で約5分。JR東北本線「坂本駅」のすぐ目の前にあります。
山元町の新たな農水産物直売所として、平成31年(2019)の2月にオープンしました。
施設名にもあるように、山元町は東北一のいちごの産地!
主な品種は宮城県オリジナル品種「もういっこ」のほか、「とちおとめ」「紅ほっぺ」などで、甘さと酸味のバランスが良く、いちご狩りの時期は県外からもたくさんの人が訪れます。
現在宮城と東京で展開され、大人気のカフェ「いちびこ」で使用されているいちごも山元町で作られたもの。
やまもと夢いちごの郷では、町内のいちごハウスから直送されたいちごのほか、りんご、シャインマスカット、ホッキ貝など地元の名産品を豊富に取り揃えています。
山元町の魅力がギュッと詰まった直売所ですよ。
TSUNAMI ハーレー展示館
直売所の一角にあるTSUNAMIハーレー展示館には、震災時に被災したアメリカ製オートバイ「ハーレーダビットソン」の実物の車両や、震災で津波に流され、その後約6,500km離れたカナダ西部の海岸に漂着したハーレーの写真も展示されています。
カナダへ漂着した実際の車両はアメリカの「ハーレーダビッドソンミュージアム」という博物館に所有者から寄付され、震災を語り継ぐ象徴として展示されているそう。
震災の脅威を改めて感じられる展示です。
やまもと夢いちごの郷のフードコート
直売所の右手にあるフードコート。数あるお店の中から今回のランチはラーメンにしてみました。
らーめん せん家
平成10年(1998)創業で宮城県内に4店舗を展開している「らーめん せん家(せんか)」。煮玉子入り中華そばを食券機で購入。どこか懐かしくホッとする優しさを感じる味でした。
さて、身も心も温まったところで最後に八重垣神社に行ってみましょう。
【やまもと夢いちごの郷の基本情報】
住所:
〒989-2111 宮城県亘理郡山元町坂元荒井183–1
アクセス:
【電車の場合】
JR常磐線「坂本駅」から徒歩約1分
【車の場合】
常磐自動車道「新地I.C」より約15分
駐車場:
無料/約140台(大型可)
公式HP:
④ 八重垣神社 | 震災後に再建された神社
やまもと夢いちごの郷から「八重垣神社(やえがきじんじゃ)」までは、海沿いを車で北に走らせ約7分です。
八重垣神社の駐車場
八重垣神社の駐車場は鳥居の前にあります。駐車可能台数は3台~4台。
八重垣神社の新社殿
八重垣神社の創建は、応永18年(1411)と伝えられています。釣鐘は明和元年(1764)に奉納されたとされていますが、大同2年(807)と刻まれており平安時代からの歴史を感じさせる神社でした。
しかし、平成23年(2011)東日本大震災の津波で被災。社殿はすべて流されてしまいました。
その後、6年半の歳月を経て平成29年(2017)の9月に新社殿が完成。山元町長はじめ、関係者や地域の方々など約150人が記念式典に参列しました。
八重垣神社の御朱印
御朱印は書き置きではなく宮司さんの直筆でした。力強い筆に感動です。ありがとうございます。また訪れたいと思いました。
八重垣神社を最後に今回の山元町の観光スポット巡りは以上です。
【八重垣神社の基本情報】
住所:
〒989-2202 宮城県亘理郡山元町高瀬笠野128
アクセス:
【電車の場合】
JR常磐線「山下駅」から徒歩約30分
【車の場合】
常磐自動車道「山元I.C」より約10分
駐車場:
無料/数台
ゆたかな町をつくる山元町へ!
山元町の町民憲章の一つに「みんなの力でゆたかな町をつくります」とあります。今回の取材では、震災の傷跡が残りながらも立ち上がっていった町の様子が伺えて、これを強く感じました。そんなゆたかな町をつくる山元町にあなたも訪れてみませんか。