山元町は、どんな町?
宮城県の東南端で太平洋沿岸に位置する山元町(やまもとちょう)。
古くから、貝の王様と言われるホッキ漁が盛んで、最盛期には宮城県一の水揚げを誇っていました。
ホッキ貝を醤油ベースのタレで煮込み、ご飯の上に乗せたほっきめしは、山元町を代表する郷土料理です。
他にもいちご、リンゴ、シャインマスカットをはじめ、山元町の優れた地元産品や文化などをブランド化してPR活動に力を入れています。
そんな山元町は、平成23年(2011)3月11日に発生した東日本大震災の大津波により、沿岸の6つの地区が水没。
JR常磐線の町内区間が不通となるなど、甚大な被害を受けた地域でもあります。
現在は全線運転を再開しており、山下駅、坂本駅の新駅舎も開業しました。しかし今もなお、山元町内の各地で復興工事が続いています。
今回筆者は、山元町にある4か所の名所を巡り、山元町の今を見てきました。
① 磯崎山公園 | 伊達政宗がはじめて海を見た場所
まず最初は、山元町の南東端に位置する磯崎山公園(いそざきやまこうえん)。磯地区の太平洋海岸沿いの丘陵にあり、標高は13mほど。
頂上の近くに設置されている東屋からは、北側には牡鹿半島、南側では福島県相馬市の鵜ノ尾岬(うのおみさき)まで望めるそうです。
磯崎山公園の駐車場
公園の駐車場は仮設駐車場になっていました(2021年11月現在)。20台くらいは駐められると思われます。
磯崎山公園の入口
駐車場の左手に公園の入口があります。この階段を上り、公園内に入って行きましょう。