富谷市って、どんなところ?
宮城県の中部に位置する富谷市(とみやし)は、2016年(平成28)に黒川郡富谷町から富谷市となり、宮城県内では14番目の市となっています。
富谷市は合併のない単独の市制移行で、総人口は約52,000人。仙台市のベッドタウンとして、現在も人口が増え続けています。
今回筆者が訪れたのは、富谷市の富谷新町です。そこは江戸時代に、奥州街道の宿場町として栄えた歴史があります。
奥州街道2番目の宿場「富谷宿」
奥州街道とは、江戸時代に整備された五街道の一つ(正式には奥州道中という)。
街道には、宿駅(旅人が休む場所)と問屋場(幕府公用の交通や流通事務を管理する場所)の機能をもった「宿場町」が設立されました。
奥州街道最初の宿は、現在の東京都足立区・荒川区にあった千住で、千住より71宿目の宿場町が「富谷宿(とみやじゅく)」でした。
現在、富谷新町の「しんまち通り」には趣のある旧家が立ち並び、宿場町だった当時の面影を偲ぶことができます。