覗橋の下の方まで降りてきました。ハートの窪みもみえます。
峡谷の岩には苔が広がり、その上には色のない枯れ葉が覆っています。
これはこれで、風情のある景観です。
奇面巖(きめんいわ)
覗橋のすぐ近くにある、人の横顔にみえる奇面巖。
水面をのぞきこむような、人の横顔にみえますね。
奇面巖を観たあと、いざ遊歩道を進みます!
磊々峡は、旅館やホテルが軒を連ねる温泉街の中心にある峡谷ですが、クマの目撃情報があります。
人の気の少ない、早朝散策などは気を付けてください。
八間巖(はちけんいわ)
途中、白い湯煙が立ち上っていました。温泉のようです。
遊歩道の脇には、和風の白い外観が特徴の「秋保グランドホテル」が建っています。峡谷に面した客室は、磊々峡を見下ろせる絶景のビュースポットでしょうね。
あっという間に八間巖に到着!
八間巖よりも、その下にある巨大な岩に目を奪われ、見どころスポットを撮影し忘れる事態に……。
時雨滝(しぐれたき)
八間巖の隣にあるのが、時雨滝です。雨天時に現れる滝だそうですが、この日は曇りでした。
エメラルドグリーンのような水面は、川底の砂粒まで見通せるほど透明度が高いです。
遊歩道にある階段を下りていくと……
磊々峡の底に到着。岩の影になり写真に映っていませんが、左側に時雨滝と八間巖があります。
三筋滝(みすじたき)
遊歩道に戻り、先へ進みます。
所々ベンチや東屋が設置されており、休憩しながら散策を楽しめます。
三筋滝に到着です!
細く白い水流が、落ち葉に覆われた岩肌を伝い、静かに流れ落ちていきます。
下の方で3方向に流れていることから、三筋滝と名付けられたそうです。
猪飛巖(ししとびいわ)
次第に遊歩道の幅が狭くなっていきます。
階段が多いので、ヒールのある靴だと足が疲れてしまうかもしれません。
東屋がみえてきました。ここも磊々峡のビュースポットなので、ぜひ足を止めて見てください。
東屋の近くにある階段を下りていくと、展望スペースがあります。
こちらが展望スペースからの風景。今まで狭く細い谷でしたが、この場所だけ少し開けています。
東屋を通り過ぎると、猪飛巖はすぐそこです。
朱色の橋にみえる、飛び出したような岩が猪飛巖。
猪や鹿が渡ったとされることから、その名が付きました。
天斧巖(てんおのいわ)
いよいよ、最後の見どころ天斧巖へ。
橋の下のトンネルを潜り抜けると…
峡谷の岩壁、紅葉、名取川を、同時に広い視界でのぞめるビュースポットが待っています。
紅葉ピーク時は、こんな感じで色鮮やかな渓谷美がみられるようです。取材日は11月下旬の晩秋で、ほとんどの木が落葉していました。
後ろを振り返ると、猪飛巖の真上にかかる朱里の橋がみえます。
天斧巖はトンネルを抜けたすぐ先にありました。
階段を下りていき、展望スペースから下をのぞいてみると、真っ二つに割れた巨大な岩が姿を現します。
古くは神斧巖とも呼ばれていたそうです。まるで巨人が斧を振り下ろして割ったかのような、不思議な奇石です。
名もなき滝?
ガイドマップの案内によると、天斧巖が最後の見どころスポットでしたが、遊歩道は続きます。
もみじは少しピークを過ぎたくらいで、11月下旬でもまだまだ楽しめそうです。
ほどなくして、滝を発見。案内標識などはなく、名前はわかりませんでした。
名もなき滝を通り過ぎ、遊歩道の終点に到着。
来た道を戻るのも手ですし、国道286号沿いを歩いて戻るのもいいです。