瞑想の松の下で瞑想
瞑想の松に到着です。「高山樗牛 瞑想の松」が正式名称なのだそう。昔は「天神山の一本松」とも呼ばれていました。
眺めも良いので瞑想するにはもってこいの場所ですね。
瞑想の松はクロマツで、仙台市の保存樹木に指定されています。昭和50年時に樹齢約620年なので、現在は樹齢660年以上になりますね。樹高18.6m、樹周は3.4mあるそうです。
筆者もここで少しばかり瞑想してみました。短い時間ですが、少しリフレッシュできたような気がします。
クリアな気分になったところで、松の周辺を見てみましょう。まずは、となりにある土井晩翠の歌碑から。
土井晩翠の歌碑
瞑想の松の横にひっそり佇む土井晩翠の歌碑。1941年(昭和16)に設置されたそうです。
「いくたひか こゝに真晝の 夢みたる 高山樗牛 冥想の松」
当時は、現在の「瞑想」ではなく「冥想」の漢字を使っていたようですね。書は樗牛の学友・笹川臨風(ささかわ りんぷう)の筆によるもの。
次は、展望台に行ってみましょう。
瞑想の松展望台へ
竣工銘板を見ると、展望台は1974年(昭和49)に設置されたようですね。
展望台の入口がこちら。あまり高さはありませんが、非常に頑丈そうな構造になっています。
階段を上って行きましょう。しっかりとした手すりが取り付けられていました。急な階段ではないので、安心して上ってください。
こちらが展望台のてっぺんです。それほど広いスペースではありませんが、上り口からすでに良い景色が広がっています。
展望台からじっくり眺めてみましょう。
瞑想の松展望台からの眺望
瞑想の松展望台からの眺望は、南方面が1番開けています。
南方面
中央にそびえる仙台市中心部のビル群。左手の遠くには、仙台市のシンボルでもある3本の電波塔も見えます。