①【東】360度のパノラマ絶景!「大高森(壮観)」

松島四大観

出典:PIXTA(大高森山頂からの景色)

松島四大観のなかで、唯一360度パノラマの景色を楽しめる「大高森(壮観)」。標高106mの低山で、展望台はその山頂にあります。

 

登山口まではJR仙石線「野蒜駅」から、車もしくはタクシーでの移動が便利(徒歩だと最寄り駅から約1時間)。

 

展望台正面(西から南にかけて)に松島湾と島々の景色が広がり、北に目線を向けると野蒜海岸とその先に石巻市、東を向けば嵯峨渓、遠方に霊島・金華山がみられます。

 

”壮観=規模が大きく素晴らしい眺め”という意味にピッタリな眺めです。

山頂までは、軽い登山!

撮影:編集部(大高森の登山道)

大高森は山頂までの道のりが、松島四大観の中でも最もハード。

山頂まで登山道を15~20分ほど歩かなければなりません。

 

とはいえ登山道は舗装されており、登山初心者でも全然余裕です。

ただ長い階段が続くため、ムリのない範囲で山頂を目指しましょう。

 

山中にトイレや自販機はありません。登山前に、登山口近くにある「セルコホームあおみな」に立ち寄っておきましょう。

嵯峨見台へ山道

撮影:編集部

山頂手前には「嵯峨見台(さがみだい)」への分岐点があり、日本三大渓の一つ「嵯峨渓(さがけい)」を望める展望台へと続いています。

大高森から嵯峨見台までは、約2.5km(約30~40分)の道のり。

 

しかし嵯峨見台からの帰り道は、来た道を引き返すか、嵯峨見台から道なりに進み「潜ケ浦(かつぎがうら)」に出て、一般道を歩いて大高森の登山口まで戻る必要があります(約40~50分)。

潜ケ浦ルートから少し外れると、薄暗いトンネルに遭遇したり……気になる方はこちらをチェック!

夕陽も絶景!

大高森 夕日

出典:PIXTA(夕陽に染まる奥松島)

大高森でぜひみていただきたいのが、夕陽です。

赤く燃えている太陽が、松島湾の島々を赤く染めながら沈んでいく様子は、言葉では表現しきれない絶景。

 

ただし登山道に街灯などの明かりは一切ないため、登山用ライトは必須です。

 

大高森(壮観)の基本情報

所在地:

〒981-0412 東松島市宮戸(大高森)

営業時間:

24時間

定休日:

なし

アクセス:

【車】JR仙石線「野蒜駅」から車で約10分

【電車・バス・徒歩】野蒜駅から徒歩約1時間、タクシーで約15分

駐車場:

あり/無料(10台程度)

「大高森」近隣の宿をさがす

②【西】訪れる人の少ない穴場「多聞山(偉観)」

多聞山 偉観

出典:PIXTA(多聞山からみる景色)

「多聞山(偉観)」があるのは、松島湾の南西に突き出した半島のような地形をしている七ヶ浜町(しちがはままち)。

標高56mの低山で、高低差もなく道も舗装されており、散歩感覚で歩ける場所です。

多聞山 展望公園

撮影:編集部

多聞山専用の駐車場から歩いてすぐの場所に、東屋の建つ「多聞山展望広場公園」があります。

そこからの眺める松島も素晴らしいのですが、「偉観」とよばれる景色ではありません。

毘沙門堂の裏手からみる景色が「偉観」

多聞山お堂

撮影:編集部

「松島四大観の景色は毘沙門堂へ」という標識に従って歩いていくと、木造のお堂「※毘沙門堂(びしゃもんどう)」が現れます。

毘沙門堂までは、駐車場から徒歩約8~10分の道のり

多聞山からのぞむ松島湾

撮影:編集部

「偉観」は、毘沙門堂の裏側から望める景色のこと。眼下には鹽竈神社の年老いた御神馬や伊達藩の馬を放したとされる「馬放島(まはなじま)」や白い灯台が目印の「地蔵島(じぞうじま)」、目をよく凝らすと「仁王島」(におうじま)」を望めます。偉観=「堂々とした素晴らしい光景」といった眺めです。

 

※毘沙門堂(びしゃもんどう)の本尊は、四天王(仏陀(如来)がいる須弥山を守る四人の守護神)の一人、のひとり毘沙門天像。33年に一度開帳され、次回は2029に12回目の開帳が行われる予定。
例年12月13日には「毘沙門堂のお歳とり」が行われる。二つに重ねた餅を毘沙門天様に奉納し、別の人が奉納したお餅を持ち帰り、それを親戚一同で分けて食べると翌年一年は無病息災になる、といわれいる。

 

多聞山の基本情報

所在地:

〒985-0801 宮城郡七ヶ浜町代ヶ崎浜八ヶ森

営業時間:

24時間

定休日:

なし

アクセス:

【車】三陸自動車道 利府塩釜I.Cをおり、県道58号線経由で七ヶ浜町峯方面へ約16分

【電車・バス・徒歩】JR「本塩釜駅」より町民バス「ぐるりんこ」(菖蒲田経由君ヶ岡公園行き)に乗車、「仙台火力前」下車徒歩約10分。

駐車場:

あり/無料/20台程度

「多聞山」近隣の宿をさがす

③【南】伊達家ゆかりのスポット「富山(麗観)」

富山の景色

出典:PIXTA(富山からの景色)

「富山(麗観)」は松島町と東松島市の境目近くにある、標高116.8mの山です。

山頂からは、松島湾の全景をほぼ正面から一望できます。

 

江戸時代の俳人・松尾芭蕉の旅に同行した弟子の曾良(そら)も、『曾良旅日記』にて富山の眺望について紹介しています。

 

四大観のなかで最も標高の高い山ですが、山頂手前の「富山参道入口」まで車でアクセスできるほか、山頂までは舗装された参道が続いています。参道入口の手前にある駐車場まで、道幅がかなり狭いため運転はご注意ください。

富山 仁王門

出典:PIXTA(仁王門と富山観音堂)

杉林に囲まれた参道(階段)を上ること6分ほどで、富山の山頂に到着。

屋根付きの展望デッキがあるほか、茅葺屋根の「仁王門」や伊達政宗の長女・五郎八姫が改修したお堂※「富山観音堂」、鐘楼が建っています。

 

キラキラと輝く大海原に浮かぶ島々と、雲が漂う広大な大空との対比が見事で、麗観=「美しく麗しい眺め」という名にふさわしい風景。富山は江戸時代より『奥州名所図絵』などに「松島の景悉く(ことごとく)富山にあり」と記されるくらい、古から有名な景勝地だったと伝えられています。

 

※富山観音堂は坂上田村麻呂が大同年間(806~810)に、慈覚大師作の観音菩薩像(松島町にある「瑞巌寺」の前身、「延福寺」を開いた高僧)を安置したことからはじまる。お堂は、承応3年(1654)に伊達政宗の長女・五郎八姫(いろはひめ)によって改修された。涌谷町の「箟岳(ののだけ)観音」、石巻市の「牧山(まきやま)観音」と併せて、奥州三観音の一つ。

隠れた眺望スポット「大仰寺」もオススメ!

大仰寺 松島

出典:PIXTA(大仰寺の庭園と松島)

大仰寺(だいぎょうじ)は、参道入口から少し下った先にあります。松島の「円通院」と同じく、瑞巌寺第100世洞水和尚により開山された臨済宗妙心寺派のお寺です。

 

敷地内には松島湾を借景とした枯山水の庭園、殻ぶき屋根の本堂「紫雲閣(しうんかく)」があり、明治天皇や大正天皇も東北巡礼の際に富山を登られ、大仰寺にて休息されたと伝えられています。

 

境内から望む松島湾の眺めも「麗観」です。大人のデートにもオススメ。大仰寺は入園料100円がかかります。

 

富山の基本情報

所在地:

〒981-0211 宮城郡松島町手樽三浦

営業時間:

24時間

定休日:

なし

アクセス:

【車】三陸自動車道 松島北I.Cから奥松島パークライン経由で約11分

【電車・バス・徒歩】JR仙石線「陸前富山駅」から徒歩約45分

駐車場:
あり/無料/数台

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